清水頭の南尾根から雨乞岳へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 888m
- 下り
- 887m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スカイラインは野洲川ダム下でゲートがありますが、積雪の状況によっては入ることも出来ます。白倉川の林道は入り口の深山橋でゲートとなり入ることはできません。 |
写真
装備
個人装備 |
ワカン
|
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感想
先週はほとんどずっと鈴鹿の山は雪雲の中だったような気がする。
金曜日も天気予報とは裏腹に亀山でも午前中はみぞれ交じり。
時々雲の切れ間から顔を見せてくれる鈴鹿の山は今シーズン一番の真っ白。
息子の学校への朝の送りを土曜日はしないでもよくなったのもあってまた雨乞岳に行ってきた。
前回は南尾根からでその時に綿向山へ続く清水頭の真っ白な稜線にひきつけられて、
今回はその稜線にある清水頭の南尾根から雨乞岳を目指すことにした。
前回と同じく深山橋まで車で入っていつもは林道歩きはちょっとで尾根に取り付くが、
今回は白倉谷の林道を1時間強歩いて清水頭の南尾根に取り付かないといけない。
こんなこと言ったら怒られるけどこれが少々億劫なのだ。
ということで今回は折り畳み自転車を積んでこの林道を15分でクリアし取り付き点へアプローチ。
尾根に取り付けばここは短距離で清水頭へダイレクトで上がることができる。
だけどこの日は前回よりも雪がグンと増えて加えて気温が高くもの凄く重たい。
早々にワカンを付けて我慢の登りが続いた。
それでも幸いなことにヤブもなく900m付近で樹林帯を抜けることができた。
ここからは清水頭を抜けて雨乞岳まで遮るものが何もない素晴らしい展望を独り占め。
谷ひとつ分西に寄っているこの尾根は綿向山がデカい。
頂上の大きなケルンも良く見えてカメラで望遠すると人も見える。
こっちと違ってやっぱりにぎやかだ。
景色を堪能しながらテンションも上がるはずなのにどうしてか体が重たい。
ワカンをつけていても膝まで潜るし時々腰や胸まで落ちてしまうし・・・
先週仕事が忙しくてくたばってたのもあったと思うし・・・
10歩進んでは立ち止まる。目の前に見える清水頭が遠い。
もう雨乞岳は無理かと白旗を振りながら清水頭になんとかたどり着いた。
でもこの景色を見るとだめですね。
今日頂上踏んだら今シーズンの雪山に悔いは残さないだろうとラッセル再開。
向かい風が意外に強くてもう足もふらふら、
目の前にまた大きな雪庇が出てきて気を付けないと思いつつ・・・
ボコーンっと鈍い音がした。
瞬間真っ白になったかと思ったら大きな雪塊に馬乗りになっていた。
雪庇を踏み抜いてしまった。
見上げたらかぶさるように張り出してた雪庇の真下にいて急いでその場を抜けだした。
トレースを振り返れば庇の上を踏み抜いているのはわかるけど、
その場を歩いている時はここなら大丈夫だろうと・・・甘い見通しは禁物。
これで一気に正気に戻った。
疲れもどっかに行ってしまってここから一気に頂上に上がった。
今日もやっぱり誰もいなかった。
風が強くてこの前みたいに長くはいられない。
だけど空気が澄んで遠く比良の山々から白山、御嶽、中央アルプスまで、
真っ白な鈴鹿の海原を手前に久しぶりに見る大展望。
上がってきたトレースを忠実に踏み返しながら樹林帯に入る手前で登ってこられる方と会った。
雪の雨乞は誰もいないから好きなんですよって同じように思う人いるんだとしばし談笑。
ひとりだと自分の写真がないでしょうとお互いに雨乞いをバックに写真を撮りあう。
樹林帯に戻ってホッとしたのか一気に疲れが戻ってきてしまった。
林道ではちょっとした上り坂でも自転車を下りて歩く始末。
車に戻っても道路に座り込んでどのくらいの時間ボーっとしていたことか。。。
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