記録ID: 5988716
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
ヨーロッパ
アイガー ミッテルレギ稜
2023年09月03日(日) 〜
2023年09月04日(月)
リンクロ
その他1人
コースタイム
今回の旅の目的であるアイガーに登ってきました。
憧れは北壁だけど、まだ全然力が及ばないので一般ルートのミッテルレギから。
9/4 5:30 ミッテルレギ小屋〜13:00 アイガー山頂 ~ 18:30 メンヒスヨッホ小屋
初日はアイスメーア駅からミッテルレギ小屋までの氷河歩行とちょっとしたクライミング。
南側は暑すぎて雪がぐずぐず。クレバスもあいてるし…
クライミングパートはボルトもあって快適。登山靴でも十分登れるから、体感的には4級くらい。
迷子トレースに入って適当なルンゼを詰めてたけど、後続が正規ルートを登っていくのが見えたのでクライミングダウンして〜とかしてたら通常の倍の時間がかかってしまった。
小屋には10人くらいの先客。ほぼガイドPみたい。
綺麗な小屋と立派な食事に驚いた。夕焼けがめっちゃくちゃ綺麗だった。
翌朝は暗い時間から取り付き開始。
ショートロープを出しながらぐいぐい進んでいく。
慣れないのでどれくらい伸ばしていいかよくわからない。
途中で雪が出てきたので他のパーティーに習ってアイゼン装着。小さいスタンスが多いからアイゼンの方が岩も登りやすいかもしれない。
全体でロープが欲しいと思う箇所は2箇所くらいあったけど、あとは時間の無駄なので使わない方がいい気がするなぁ。と思っていたら、パートナーが北壁に消えてくれて死ぬかと思った。ちょうどピカピカのボルトにランニングを取っていたので幸運だったとしか言えない。後続がたまたま追いついたところで私たちを助けてくれた。本当に助かった。
その後は正直ロープを結びたくない気持ちが強かったけど、そうも言ってられないので安全マージン高めに登攀再開。仲間も信用できないけど、そんなにランニングが取りやすい岩でもないので自分が取った支点もあまり信用したくない、からボルトがあると超安心。先行のガイドPが遅いのもあったけど、アイガーの山頂についたのが13時すぎ。小屋から7時間以上かかってた。たかだか標高差600mあげるだけに時間かかりすぎだー。
ここからは縦走。結構アップダウンがあって長い。
まずは懸垂を6〜8回くらいしてアイガー山頂からコルまで。懸垂支点がとってもわかりづらい。
そこからギザギザした尾根を縦走。ルートが表側だったり裏側だったり、難しい箇所があったり、とにかくルーファイ核心だった。パートナーが高度障害でスピードが出ないので、ルート工作、懸垂セット、ロープ回収の全てを行ったので、道迷いまくるガイドさん役状態。いや、それはガイドと呼ばないな。
登攀具は基本私が背負っているというのに、なぜ荷物の重さが同じなのかは最後まで疑問だった。
メンヒスヨッホ小屋の食事が18時半だというので、それまでには着きたい。
という一心で頑張ったらなんとか後半は一般的なコースタイムで降りてこられて、ちょうど18時半に小屋に到着。いやぁ、ご飯食べられてよかった。
憧れは北壁だけど、まだ全然力が及ばないので一般ルートのミッテルレギから。
9/4 5:30 ミッテルレギ小屋〜13:00 アイガー山頂 ~ 18:30 メンヒスヨッホ小屋
初日はアイスメーア駅からミッテルレギ小屋までの氷河歩行とちょっとしたクライミング。
南側は暑すぎて雪がぐずぐず。クレバスもあいてるし…
クライミングパートはボルトもあって快適。登山靴でも十分登れるから、体感的には4級くらい。
迷子トレースに入って適当なルンゼを詰めてたけど、後続が正規ルートを登っていくのが見えたのでクライミングダウンして〜とかしてたら通常の倍の時間がかかってしまった。
小屋には10人くらいの先客。ほぼガイドPみたい。
綺麗な小屋と立派な食事に驚いた。夕焼けがめっちゃくちゃ綺麗だった。
翌朝は暗い時間から取り付き開始。
ショートロープを出しながらぐいぐい進んでいく。
慣れないのでどれくらい伸ばしていいかよくわからない。
途中で雪が出てきたので他のパーティーに習ってアイゼン装着。小さいスタンスが多いからアイゼンの方が岩も登りやすいかもしれない。
全体でロープが欲しいと思う箇所は2箇所くらいあったけど、あとは時間の無駄なので使わない方がいい気がするなぁ。と思っていたら、パートナーが北壁に消えてくれて死ぬかと思った。ちょうどピカピカのボルトにランニングを取っていたので幸運だったとしか言えない。後続がたまたま追いついたところで私たちを助けてくれた。本当に助かった。
その後は正直ロープを結びたくない気持ちが強かったけど、そうも言ってられないので安全マージン高めに登攀再開。仲間も信用できないけど、そんなにランニングが取りやすい岩でもないので自分が取った支点もあまり信用したくない、からボルトがあると超安心。先行のガイドPが遅いのもあったけど、アイガーの山頂についたのが13時すぎ。小屋から7時間以上かかってた。たかだか標高差600mあげるだけに時間かかりすぎだー。
ここからは縦走。結構アップダウンがあって長い。
まずは懸垂を6〜8回くらいしてアイガー山頂からコルまで。懸垂支点がとってもわかりづらい。
そこからギザギザした尾根を縦走。ルートが表側だったり裏側だったり、難しい箇所があったり、とにかくルーファイ核心だった。パートナーが高度障害でスピードが出ないので、ルート工作、懸垂セット、ロープ回収の全てを行ったので、道迷いまくるガイドさん役状態。いや、それはガイドと呼ばないな。
登攀具は基本私が背負っているというのに、なぜ荷物の重さが同じなのかは最後まで疑問だった。
メンヒスヨッホ小屋の食事が18時半だというので、それまでには着きたい。
という一心で頑張ったらなんとか後半は一般的なコースタイムで降りてこられて、ちょうど18時半に小屋に到着。いやぁ、ご飯食べられてよかった。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ピッケル
平爪アイゼン
|
---|---|
共同装備 |
ダブル60m×1
カム#0.2~0.75×1
ハーケン2枚
|
感想
山での事故って結局9割以上がヒューマンエラーなわけで、行きたい場所があると「誰といくか」よりも「どこにいくか」を優先しがちだけど、「誰といくか」の方が大事なんだなぁ。を感じる山行だった。正確には「誰と行けるか」なのかもしれないけど。
まぁ無事に帰ってこれたからいいけど、ある意味自分だけをコントロールすればいいソロはそれはそれで安全な手段なのかもしれない。
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