天使の道を歩いて大余島へ
- GPS
- 01:10
- 距離
- 1.9km
- 登り
- 10m
- 下り
- 5m
コースタイム
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
小豆島の観光名所の中でも人気度は随一とも云えるのがエンジェル・ロードとして知られる中余島との間に干潮時にのみ現れる砂州だろう。これはトンボロ現象として知られ、他にも日本に数カ所が知られるが、その中でもこの小豆島のエンジェル・ロードが最も知名度が高いだろう。
干潮における砂州はさらに南の大余島まで繋がっているのだが、以前、数年前にこのエンジェル・ロードを訪れた時にはこの中余島の周辺の海岸は到底歩けるものではないように思われたのだったが、果たして潮が大きく退いたタイミングでは大余島まで渉ることが出来るのだろうかと気になっていた。この文章を読んでおられる方はその答えを説明するまでもないだろう。
この日は2時から8時が干潮の時間だ。最も潮が引いているのが早朝の4時から6時の時間帯ということになる。前日に泊まったホテルを早朝に起き出して、浜に向かう。海岸を歩き始めた時にはまだ薄暗かったが、エンジェル・ロードにたどり着いた時には既にすっかり明るくなっていた。中余島までの間にはちらほらと歩いている人を見かける。
中余島にたどり着くと、その西側は崖になっているが、大きな流木を越えると、その先の海岸には岩場とわずかな砂地が露出している。どうやら先に進むことが出来そうだ。とりあえず、行けるところまで行ってみることにしよう。
中余島は二つの島が連結したような地形であるが、次の島も西側を巻いて進み、すぐにも大余島との間の砂洲に到達することが出来る。
大余島には西側に小さなボートが一艘、係留されていた。島の中はYMCAの私有地であり、立入禁止とある。中には広いキャンプ場が広がっているようだ。敷地の中には入らずに島の北東岸に続いえいる防波堤の上を歩いて、東に向かう。
防波堤の端まで辿りつき、岩礁の海岸に降りると、まもなく東の空にかかる雲の上から朝陽が顔を出す。同時に海の上には朝陽の反射による眩いばかりの光の筋が現れる。振り返ると中余島の岩壁が朝陽を浴びて明るい黄金色に輝き始めるのだった。
再び中余島に向かうと急速に潮が満ちて来ているこの気が付く。先ほどまでは難なく歩くことが出来た中余島の西側の砂浜は海中に没しようとしていた。あと数分遅かったら足を濡らさずには通過することが難しかっただろう。
再び中余島の北側に戻ると多くの人が歩いているが、潮が満ちつつあるせいで、先ほど歩いた時に比べて明らかに砂州の幅が狭くなっていた。ホテルに戻り、温泉の朝風呂に浸かる。風呂から上がり、海野眺めるとエンジェル・ロードはほとんど海の中に消えゆくところであった。
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