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記録ID: 6144249
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ハイキング
伊豆・愛鷹

【青ヶ島】陸路で大千代港へ

2023年11月04日(土) [日帰り]
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tamoshima その他1人
GPS
02:17
距離
2.5km
登り
305m
下り
232m

コースタイム

日帰り
山行
1:52
休憩
0:25
合計
2:17
距離 2.5km 登り 320m 下り 233m
8:51
53
スタート地点
9:44
10:09
59
11:08
ゴール地点
ログは途中から
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
海岸への歩道の入口に1台駐車可
コース状況/
危険箇所等
廃歩道。藪漕ぎや腐り落ちた階段の通過、道のないザレ場の通過、磯歩きを含む。

※なお、大千代港へ行きたいだけなら渡船を推奨
その他周辺情報 【他の記録】
山さ行がねが(2016):https://yamaiga.com/road/oochiyo/main7.html
 7年半前の当時は今回の径路が釣師にも使われていたが、現在では藪が酷く、仮設階段も落ち、廃道となっている。
海岸へと続く、腐り落ちた海岸
2023年11月04日 09:06撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
2
11/4 9:06
海岸へと続く、腐り落ちた海岸
海岸へと続く仮設階段の下部:かなり壊れている
2023年11月04日 09:27撮影 by  iPhone 8, Apple
11/4 9:27
海岸へと続く仮設階段の下部:かなり壊れている
海岸へと続く仮設階段の下部:下部は消失しており、ザレた岩場のクライムダウンを強いられる
2023年11月04日 09:27撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
11/4 9:27
海岸へと続く仮設階段の下部:下部は消失しており、ザレた岩場のクライムダウンを強いられる
磯歩きを終えて振り返る
2023年11月04日 09:45撮影 by  iPhone 8, Apple
11/4 9:45
磯歩きを終えて振り返る
ボロボロになった大千代港の施設の廃材
2023年11月04日 09:45撮影 by  iPhone 8, Apple
11/4 9:45
ボロボロになった大千代港の施設の廃材
かなり錆びたが原形を保っている大千代港の施設
2023年11月04日 09:47撮影 by  iPhone 8, Apple
11/4 9:47
かなり錆びたが原形を保っている大千代港の施設
大千代港の突堤:渡し船で来た釣り師がいる
2023年11月04日 09:51撮影 by  iPhone 8, Apple
11/4 9:51
大千代港の突堤:渡し船で来た釣り師がいる
すっかり崩壊したアプローチ道路
2023年11月04日 09:51撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
11/4 9:51
すっかり崩壊したアプローチ道路
昨日敗退した斜面:これは確かに、どこも下れなそうである
2023年11月04日 10:00撮影 by  iPhone 8, Apple
1
11/4 10:00
昨日敗退した斜面:これは確かに、どこも下れなそうである
岩を登って帰途につくtamoshima
2023年11月04日 10:04撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
11/4 10:04
岩を登って帰途につくtamoshima

感想

【計画の経緯】
 昨日、旧来の歩道からのアプローチを試みて敗退した大千代港だが、やはり青ヶ島に来たからには行ってみたい。山さ行がねがの平沼氏が辿り着いた経路で、改めて挑戦してみることにする。

【記録】
 まずは海岸へと続く歩道に入るが、結構な藪である。7年前当時は釣師が海岸まで降りるのに使われていたというが、きっともう使われていないのだろう。藪に惑わされながらも道型はまだはっきりしているので辿っていくと、これ以上は行けないという所で単管等で作られた階段が出てくる。しかし、7年前とは違い、踏み板は腐り落ちていて、潮風の厳しい環境で過ごした年月の重みが感じられる。とはいえこれを降りるしか進む術はないので、踏板の脇の金属板を使って降りていくが、なかなか恐ろしい。階段を降りきると今度は酷い藪となり、道型もはっきりしない。藪漕ぎしながら勘で適当に進んでいくと、見通しの良いところで次の階段が見え、そこへ向かってまた藪漕ぎ。何とか次の階段に辿り着くも、すっかり藪に埋もれている。藪漕ぎしながら階段を下っていくと、急に植生が無くなり、今度はザレ斜面。波にさらわれたのか、途中で階段もなくなり、最後は悪めのザレ斜面のクライムダウンで漸く海岸へ。今や、この島で、三宝港以外に海岸に辿り着ける唯一の場所だろう。それも、風前の灯である。
 海岸へ出てしまえば、あとは大千代港へ向かうだけ。波も穏やかなので大した困難はなく(一度だけぬめった岩で滑ったが)、巨岩のゴロタを進むと、遂に大千代港が眼前に。平沼氏は腐った鉄骨を使って登らざるを得なかったと書いていたが、今回はラッキーなことに安定したコンクリートのみを使って港の施設内に登れた。なかなかに荒涼とした廃景で、迫力があり、平沼氏が絶賛したのも頷ける。
 突堤の先端まで行く道は落ちているので、回り込んでいくと、先端には渡し船で来た釣師がいた。挨拶すると、我々が陸路でここへ辿り着いたことに大層驚かれた。我々と同様陸路で来ようと思い、昨年は刈り払いもしたそうだが、断念したとのこと。確かに、現状ではもはや釣り具を持ってここまで来るのは非現実的だろう。
 時間もあまりないので駆け足で大千代港を見て回り、帰路につく。帰りは登り坂なので大変だが、淡々と元来た道を戻り、達成感と共に車に戻った。

【感想】
 今回は何とか大千代港へ辿り着くことができたが、7年前と比べるとかなり道の状態は悪くなっていた。そろそろ、限界だろう。このまま放置されるならば、陸路で行けなくなる日は近いと思う。そんなぎりぎりのタイミングで今回は訪れることができ、良かったと思っている。

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