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Yamareco

記録ID: 6160980
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ハイキング
甲信越

伊那山地 鬼ヶ城山 (急登尾根は紅葉真っ盛り)

2023年11月08日(水) [日帰り]
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GPS
04:15
距離
5.4km
登り
707m
下り
691m

コースタイム

日帰り
山行
3:58
休憩
0:18
合計
4:16
11:39
25
スタート地点
13:53
14:10
81
15:55
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス ・伊那谷から251号線で矢筈トンネルに向かう途中に、「鬼ヶ城神社奥の院入口」の案内標識をあるところを左に入る。この道は車1台分ほどの幅で狭く、道両側の草木も伸び放題で、道に落石もあるので、車に傷などつけたくない人は、入口から徒歩をお勧めする。入口から2Kmほど入ると、動物侵入防止用のゲートがある。その手前に車を停めて歩いたが、そこには車1台がやっと停められるスペースしかないので、登山口まで車で行って、その付近に車を停める方がいいかもしれない。そこには、もう少し広いスペースがあった気がする。
コース状況/
危険箇所等
・山頂までまっすぐで急な尾根を登って行く。特に山頂直下の150mほどが急登の極み。チェーン、ロープなどはなく、積もった落ち葉で足元も不安定。岩や根っこをつかんで4本足で登ったところもあった。
・登山道もはっきりしていない、特に落ち葉が積もったこの時期はなおさら。登れそうなところを探して適当に登ろう。コースを示す標識はなく、赤テープはあるものの、全体的に少ない。下山時は、隣の尾根に迷い込みそうなところがあり、注意が必要。ヤマレコマップが役に立った。
狭い林道に入って動物侵入防止ゲートまで来た。ここに車を停め、登山準備をして、11:39 ゲートを通過。
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狭い林道に入って動物侵入防止ゲートまで来た。ここに車を停め、登山準備をして、11:39 ゲートを通過。
ゲート先の橋の下をのぞけば、きれいな紅葉。ちょうどいい時期に来た。
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ゲート先の橋の下をのぞけば、きれいな紅葉。ちょうどいい時期に来た。
カラマツの黄葉も今は見頃。
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カラマツの黄葉も今は見頃。
12:05 「鬼ヶ城山登山口」の新しい標識のあるところで、右の登山道に入る。
12:05 「鬼ヶ城山登山口」の新しい標識のあるところで、右の登山道に入る。
尾根に入るとすぐに祠があり、登山の安全をお参りする。
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尾根に入るとすぐに祠があり、登山の安全をお参りする。
ガイドブックに書かれていた通り、まっすぐで急な尾根だ。歩きやすそうなので一安心。
ガイドブックに書かれていた通り、まっすぐで急な尾根だ。歩きやすそうなので一安心。
そしてきれいな紅葉。
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そしてきれいな紅葉。
カエデも真っ赤。
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カエデも真っ赤。
色付きに誘われて登って行く。
色付きに誘われて登って行く。
なかなかきれいな山じゃない。
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なかなかきれいな山じゃない。
丁石「十四丁」。尾根上には、このような丁石(1丁(109m)毎に置かれた石)がある。戸隠古道を思い出す。
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丁石「十四丁」。尾根上には、このような丁石(1丁(109m)毎に置かれた石)がある。戸隠古道を思い出す。
根元が谷底に落ちそうになっている木。
根元が谷底に落ちそうになっている木。
登山道は落ち葉でいっぱい。
登山道は落ち葉でいっぱい。
丁石「二十二丁」。来る前は、丁石を数えながら登ろうと考えていたが、息が切れてそんな余裕はなくなった。息を整えるために足を止めれば、
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丁石「二十二丁」。来る前は、丁石を数えながら登ろうと考えていたが、息が切れてそんな余裕はなくなった。息を整えるために足を止めれば、
きれいな紅葉が和ましてくれる。
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きれいな紅葉が和ましてくれる。
丁石「二十六丁」。
丁石「二十六丁」。
なかなか。
黄色になったカラマツの葉も鮮やか。
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黄色になったカラマツの葉も鮮やか。
登山道はさらに急になってゆく。
登山道はさらに急になってゆく。
12:51 丁石「三十三丁」の前にある二つ目の祠。
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12:51 丁石「三十三丁」の前にある二つ目の祠。
なかなかきれい。
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なかなかきれい。
急な登山道と、見守る紅葉。
急な登山道と、見守る紅葉。
天気、時間帯が良かったのか、色づいた葉が輝いていて、何度も足を停める。
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天気、時間帯が良かったのか、色づいた葉が輝いていて、何度も足を停める。
右側が、ちょっと開けたところに出た。あの形は恵那山だろうか?
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右側が、ちょっと開けたところに出た。あの形は恵那山だろうか?
頭の上には、きれいな黄葉が続く。
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頭の上には、きれいな黄葉が続く。
山頂はもうじきかな?
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山頂はもうじきかな?
足場が不明瞭なこの斜面をトラバースして進んでいると、
足場が不明瞭なこの斜面をトラバースして進んでいると、
13:39 右の岩の影に、りっぱな石像が隠れていた。
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13:39 右の岩の影に、りっぱな石像が隠れていた。
それからすぐに瓦屋根が見えてきた。
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それからすぐに瓦屋根が見えてきた。
多田神社だそうだ。天文9年(1540年)に多田七郎次氏が建立し、春と秋には末裔によって祭祀が行われているという。
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多田神社だそうだ。天文9年(1540年)に多田七郎次氏が建立し、春と秋には末裔によって祭祀が行われているという。
13:53 鬼ヶ城山山頂にとうちゃこ。展望はない。小休止し靴ひも縛りなおして、14:10 下山開始。
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13:53 鬼ヶ城山山頂にとうちゃこ。展望はない。小休止し靴ひも縛りなおして、14:10 下山開始。
25分ほど緊張しながら急斜面を下って、やっと普通に歩けるところまで降りてきて、一安心。ここまで写真なし。
25分ほど緊張しながら急斜面を下って、やっと普通に歩けるところまで降りてきて、一安心。ここまで写真なし。
後は、転ばないように注意して、のんびり下りましょう。
後は、転ばないように注意して、のんびり下りましょう。
中間の祠を通って、
中間の祠を通って、
なかなかいい感じ。
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なかなかいい感じ。
紅葉など撮りながら、
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紅葉など撮りながら、
気持ちよく下って行く。
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気持ちよく下って行く。
尾根の両側も、かなりの急斜面。
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尾根の両側も、かなりの急斜面。
なかなかきれいで、鬼の住処とは、とても思えません。
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なかなかきれいで、鬼の住処とは、とても思えません。
足元の落ち葉もなかなかきれいです。
足元の落ち葉もなかなかきれいです。
だいぶ歩きやすくなってきました。
だいぶ歩きやすくなってきました。
この山のモミジに陽が透けて、なかなか。
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この山のモミジに陽が透けて、なかなか。
しばらく撮影会。こういう構図では望遠レンズが必須です。
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しばらく撮影会。こういう構図では望遠レンズが必須です。
モミジの電灯のよう。
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モミジの電灯のよう。
登山口の祠まで無事に戻ってこれた。お賽銭を置いてお礼した。15:31 鬼ヶ城山登山口を通過。
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登山口の祠まで無事に戻ってこれた。お賽銭を置いてお礼した。15:31 鬼ヶ城山登山口を通過。
陽もだいぶ落ちてきた。
陽もだいぶ落ちてきた。
夕日に輝く風景って好物です。
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夕日に輝く風景って好物です。
夕日に輝くカラマツ。
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夕日に輝くカラマツ。
林道沿いの川底の紅葉。
林道沿いの川底の紅葉。
かわいいので撮ってみたが、これは何の実だろうか? 
かわいいので撮ってみたが、これは何の実だろうか? 
幹まで白く輝く感じが、とてもきれいでした。
幹まで白く輝く感じが、とてもきれいでした。
15:55 ゲートにとうちゃこ。陽が落ちるまでに戻ってこれた。ありがとうございました。
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15:55 ゲートにとうちゃこ。陽が落ちるまでに戻ってこれた。ありがとうございました。

感想

・1500mほどの山で、山頂までの登山道も長いわけではないが、なかなか登山が難しい山の部類ではないだろうか。急登の割にはロープなどの補助類の設置はない。里の人もあまり登らないのだろう、踏み跡も少ない感じがする。山頂に近くなると斜面はさらに急になり、根っこや岩をつかんで4本足でやっと登ったところもあって、下山時は無事に下りられるのか心配なほどだった。行く前には、登山道にある41個の丁石を確認しながら登ろうなどと考えていたが、そんな余裕はなかった。ただ、紅葉がちょうどいい時期で、美しい風景が登るきつさを紛らわしてくれた。無事に下りてこれて、とにかく良かった。
・山頂には、瓦屋根の神社があった。多田神社というそうだ。もう崩れかかっていたが、多量の瓦や材木でできている。この瓦と材木、そして41個の重い丁石、誰がどんな想いで、この急斜面を担ぎ上げたのか、とても知りたくなった。そして、この山の名前。鬼の城とは、どんな謂れでついたのだろうか。危険なため、鬼が住む山として恐れさせ、里の者は近づかないようにした山だったのではないだろうか。

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