高野山 裏高野
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 306m
- 下り
- 289m
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高野山駅から南海りんかんバスで高野山内へ |
装備
個人装備 |
アウターシェルJK
アウターシェルパンツ
タオル
洗面用具
ザック
水筒1000ml
ヘッドランプ
時計
コンパス
ガイドブック
筆記用具
健康保険証
身分証
サイフ
携帯電話
カメラ
ファーストエイドキット 絆創膏、消毒薬、メンタム、滅菌ガーゼ、包帯、テーピングテープ、爪切り、毛抜き、抗ヒスタミン剤、ビタミンC剤、エビオス錠
ソーイングセット
ピンチパック 靴紐、ヒートシート、ステンレスミラー、ホイッスル、ライター、防水マッチ、ロウソク3、ナイフ、ハイドレーションバイトバルブ、ダクトテープ、着火材
勤行セット 念珠、経本、折五条、ロウソク、線香、塗香
持鈴
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行動食
非常食
トレッキングポール
塩
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感想
マンガ孔雀王の主人公「孔雀」が修行し、住まいとしている裏高野。その裏高野は実在します。高野山から峠を越えた山の中、山内の観光客の喧騒はなく、静寂が辺りを包みます。聞こえるのは鳥の鳴き声だけ。まさに修行にはうってつけの場所です。その寺の名は円通律寺、またの名を真別処(しんべっしょ)。正式には円通寺律院といいます。律院の名が示すとおり戒律を重んじる修行の道場、事相講伝所です。
真言宗には教相と事相の2つの教えがあり、教相とは教えを学問的に理屈的に読み解くこと、事相とは実践であり修行のことです。高野山では修行の場として、専修学院(宝寿院)・尼僧学院・高野山大学大菩提院、そして真別処とあります。最近は大学生が減り、大菩提院での加行(けぎょう=修行)はなくなり、みんな真別処に送られるそうです。
私が加行をしたのも真別処。伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を受けたのも真別処。真言宗の僧侶は得度・授戒・四度加行・伝法灌頂の4つの修行を修めて初めて一人前の僧侶である阿闍梨(あじゃり)になれます。その内、四度加行は100日間あり、私は大学の春休みを2回使い、50日と50日に分けて四度加行を修めました。
真別処は他の修行道場と違い飯炊きも自分たちでしなければいけません。しかしその分、他の修行道場よりたくさんの量のメシを食えるという理由だけで真別処加行を選択しました。なにより他の道場と違い差し入れができるというのがメリットです。大衆供養(たいしゅくよう)の名目でおやつを差し入れることができます。20人も修行僧が入れば1人2回の大衆供養をすれば、50日の修行中でほぼ毎日おやつを食べることができます。
真別処は普段は女人禁制の修行道場で、外部の人間は一切入ることができません。しかし年に一度だけ、旧暦の花祭り(お釈迦様の誕生日)のみ一般の参拝が認められます。2015年の旧暦花祭りは5月25日ということで弥勒峠を越えて真別処に久しぶりに着ました。ちなみに参拝料は無料で甘茶や茶菓子もいただきました。10時から参拝可能ということで10時までは本山(ほんざん=金剛峯寺)で友人と昔話をして、10時20分に真別処に到着。12時から法会が始まるのでそれまで境内を散策したり、甘茶をいただいたりしました。法会では珍しく般若心経の訓読を聞けたり、また諸真言も数多く唱えていました。
真別所の参拝後は奥の院にお参りし、大師身代御守を買い求め古いものと交換し、転軸山に登った後、伽藍に参拝し再建された中門を見て帰途につきました。
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