江股ノ頭
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
尾根から残雪 |
写真
感想
香肌イレブンに飽き足らず、少し難し目と言われる(野)江股ノ頭へ。
この山は、香肌イレブンに比べると登山者が少なく、踏み跡も薄い為、マイナールート初心者の私には、ルート探しに苦労させられた山行だった。残雪のせいで途中から踏み跡がわからず、テープと地図コンパス、足の感覚だけの山行となり、良い経験となった。
近くに「迷岳」があるが、名前を交換した方が良いと思った方は、私だけではないはず。
6:15登山口
いきなり遭難者情報の看板。他の方の記録通り、この山を舐めてはいかんと気を引き締める。
渡渉以降、登山道に入るも、いきなり踏み跡が薄く明確な登山道が分からない。ってか、踏み跡らしきところいくつもあるし。テープを確認しながら登る。
6:30最初の分岐を右へ行き登るとワイヤーロープが。しかしこのルートは間違いと気付き、戻って左へ。(黄色、赤、黄色の三段テープが分岐の目印)
7:00最初の難所。岩壁を左へ巻く。相変わらずルートがわかりにくい。木の根と岩をつたいながらやり過ごす。
その後はつづら折りで登りが続き、登り切ってからは南へ水平に歩く植林帯を通過。道の踏み跡も明確になり、ルートもわかり易くなる。しかし段々と残雪で道が消え始める。沢を2つ越えると、ジグザグで登りが続く。
7:45檻を通過。多くの方がポイントとしている場所であり、自身のルートが間違って無いことに安心。檻の後ろに炭焼き窯の石組みがあり、昔はここまで杣人達が歩いてきていた事を思うと、感慨深かった。その後、尾根までジグザグ登りへ。
8:00尾根へ。残雪の影響で、踏み跡は全く見えず。テープを頼りに進む。ルートを外れると地面が柔らかくなるので、足の感覚と地図コンパスを頼りに登る。
8:33ナンノ木平。道が間違って無いことに安堵。
8:45 1180mの巨木のピーク。この後、南のp1226へ進むべきを西へ進んでしまい、大崩落の縁まで行って間違いに気付く(8:53に写真)。やっぱりこの山は迷う。残雪で踏み跡見えへんし。
9:15 p1226へ復帰
9:24 p1226の西の小ピークにて「イセAOKI」さんの「江股ノ頭 南峰1250」札を発見。看板の内容はともかく、この方の札は、伊勢から台高山脈までの紀伊山地でよく見かけるので、安心感を感じた。
9:55 江股ノ頭へ登頂。昼食。体感で気温は-1〜2℃、風速は3〜4m。持ってきたおにぎりの実に冷たい事。
しかし、ここから見る雪の高見山、台高山脈、大峰山脈は絶景だった。人が少なく、あまり簡単なルートでは無いからこそ味わえる秘境感があった。山頂に立つ故人の石碑が、この山より先のルートの困難さと、帰りの自分も無理せず気を引き締めて帰らねばならないと気を新たにさせた。
10:20 復路へ出発
10:40 p1226
帰りは残雪の自分の踏み跡もあってさすがに道は分かるが、少しでも踏み跡を外れると、やっぱりわかりにくい。
11:00 ナンノ木平へ。尾根の下りは、残雪のせいもあって少し滑りやすく、ストックをついて下る。特に尾根を外れて植林帯に入ると、檻までの下りがやや急に感じた。
11:40 檻
12:30 行きの難所の岩壁巻きのルートへ。木の根などを掴みながら行かねばならず、トレーニング用に20kgのザックを背負って来たことを少し後悔する。しかし、ここを越えれば、登山口はもうすぐと気を取り直す。
13:10 登山口
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