燧裏林道・尾瀬ヶ原・尾瀬沼〜子供達とちょっと遅い「夏の想い出」〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 636m
- 下り
- 425m
コースタイム
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 8:55
天候 | 両日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
感想
9月の平日であれば少しは静寂な山歩きが楽しめよう。夏休み中の大学生長女Aと、9月に入っても正式な学校の授業が始まらない中学生三女Cと四女D(CとDは双子)を連れて行く。当初燧のつもりだったが、事前の情報にて燧の山道はぬかるみがひどいとのこと。これでは子供達にはちときついと判断(言い換えると、山を嫌いになってもらっては困ると判断)し、直前になって燧裏林道に変更。前半は静寂な森林と湿原をたどり、後半は尾瀬ヶ原と尾瀬沼を両方楽しめるコース。少し歩行距離は長くなるが、まあ大丈夫だろう。山旅同行にAはポジディブだが、下の2人は「学校へ行くよりはまし」という感じ。
1日目、特別渋滞もなく時間も充分にとれたので、日光東照宮に寄り道した。あいにくの小雨模様で気温も低い。長袖を羽織る。Aはあちこちと写真を撮り充分に楽しんでいる様子。下の双子は仕方なくついてきている感じ。途中でCがおなか痛いと言い出す。参拝を切り上げて、近くの食堂で湯葉料理をいただく。1人前1,800円と少し高め。しかしこれで元気回復。日光からひたすら山道を檜枝岐へ。途中のドライブインで親切なおばちゃんからキノコ汁をごちそうになる。本日泊まる民宿は清潔で快適だ。宿の夫婦も親切だ。1人荷物を置いて檜枝岐温泉の公衆浴場(燧の湯)でゆっくり過ごす。夕食は土地のものをふんだんに使った豪華絢爛な料理(これで1泊2食付きで7,000円なのだから驚く)。食べ過ぎて動けなくなった。みんな大満足。檜枝岐温泉は村全体で盛り上げている。御池駐車場の無料券など宿泊者には様々な特典がつく。また来よう。
2日目は御池に向け、車で5時半に出発。朝食は弁当にしてもらった。御池駐車場で支度を整え6時過ぎに登山開始。30分弱で上田代湿原。お弁当を食べる。燧裏林道は良い道であった。ほとんど樹林帯だが時々湿原となり飽きさせない。途中鹿が現れ、子供達を喜ばせてくれた。充分に森林浴を満喫した。
温泉小屋で小休止。心地よい風に吹かれながらビールを飲んだ。小屋番に尾瀬の屎尿処理について教えてもらった(屎尿は好気処理した後、乾燥させ重量を減らした後、檜枝岐村へ運び最終処理をするそうである)。下の双子は、「アイスクリーム」の看板を見て騒ぎ出したが無視した。
温泉小屋から見晴しまでは尾瀬ヶ原の一端。木道を「ポクポク」と歩く。暑くもなく寒くもなく、光と風が実に心地よい。時々ベンチに座り、お菓子を食べたり記念撮影をしたり、のんびりと尾瀬ヶ原を楽しんだ。
見晴では、何軒もある山小屋のうち原小屋の前のベンチをお借りし、お湯を沸かし昼食タイムとした。場所代のつもりで原小屋から梅酒を購入。ほろ酔い気分、良い気分。
段小屋坂は、風通りが悪く実に蒸し暑い。アルコールの影響か、感じる蒸し暑さは倍増しバテバテとなった。こんなだめ親父に対し子供達は黙々とがんばり、途中1回の小休止のみで沼尻に到着。尾瀬沼を吹き抜ける風が心地よく、ほてった身体を癒やしてくれた。すでに長い距離を歩いてきているので、子供達も疲労気味。湖岸の木道をさらに1時間弱がんばり、尾瀬沼ヒュッテに到着。
受付人から「燧岳からですか」と尋ねられたので、「御池から燧裏林道を通って来た」と答えると、「よく頑張られましたね」とねぎらわれる。さらに受付人から、「お父さんと(思春期の)娘さん達の部屋は別々にとってありますが、娘さん達と相部屋にしますか?」といたずらっぽく訊かれたので、「とんでもない」と答えた。今日1日、まずまずの天気で助かった。
荷物を置いて、小屋前の広いウッドデッキの一角でお茶を沸かし、AとCで午後のティータイムとした。Dはよほど疲れたのか部屋に布団を敷いて寝てしまった。食事後、1人で霧の中の尾瀬沼を見に行く。途中、長蔵小屋の灯りと煙突から出る夕餉の煙が印象に残った。
3日目、朝6時に朝食。今日は雨の予報が出ているが、なんとか午前中はもちそうだ。7時出発。尾瀬沼湖畔に立ち寄り記念撮影。気持ちの良い大江湿原をポクポク歩き、樹林帯の登り坂を少しがんばって沼山峠。樹間から尾瀬沼が見える。お湯を沸かし、ティータイムとした。お茶を飲みながら山旅の名残を惜しんだ。
沼山峠バス停で9時のシャトルバスに乗り御池駐車場に戻った。下の双子にはご褒美としてアイスクリームをごちそうした。途中、佐野ラーメンを食べて千葉の自宅へ戻った。
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