桑木沢でWaterWalking(篠沢大滝、黒戸噴水滝)
- GPS
- 05:32
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,854m
- 下り
- 2,868m
コースタイム
篠沢大滝キャンプ場-桑木沢探勝路入口(3km/200m/75分)
桑木沢探勝路入口-篠沢大滝(1.5km/150m/45分)
篠沢大滝-桑木沢探勝路入口(1.5km/150m/40分)
桑木沢探勝路入口-黒戸噴水滝(2km/300m/75分)
黒戸噴水滝-篠沢大滝キャンプ場(5.0km/500m/135分)
※コースタイム算出は以下の値を使用。
(水平移動66m/分、垂直上昇6.6m/分、垂直下降8.2m/分)
実測:
(篠沢大滝キャンプ場奥の林道分岐に駐車)
08:46駐車場所-09:10桑木沢探勝路入口-10:01篠沢大滝/休10:26-11:10桑木沢探勝路入口-12:38黒戸噴水滝/休12:52-14:08桑木沢探勝路入口-14:31駐車場所
全行程16.5km/5時間45分
(GPS値。滝前などで大きく狂っているため、実際には12kmほどのはず)
天候 | 晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
薬師堂橋東詰交差点を左折、日野春トンネルを経由して国道20号と交差する牧原交差点を直進。県道612を直進しT字路にて左折、篠沢大滝キャンプ場へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・篠沢大滝への道はよく整備されていますが、篠沢の渡渉後、巻き道の土砂崩れ跡で右に向かうルートが少しわかりづらいです。(よく探すと看板があります) ・黒戸噴水滝へ向かう桑木沢探勝路は、階段や鎖などの使える道ですが沢の渡渉を繰り返すので沢靴をおすすめします。 |
写真
感想
以前より計画していた篠沢大滝、黒戸噴水滝。その沢は黒戸尾根、甲斐駒ケ岳に伸びています。緩やかで整備されているそうですが、果たして?
いつものごとく、眠い目をこすりつつ柏を出発、中央道へ向かいます。
と、八王子で渋滞発生とか。なんと、帰省渋滞ですか。藤野のコンビニPAも駐車場がいっぱいで寄れず、釈迦堂PAまで走ります。ほうほう、縄文時代の遺跡があるんですか。。実に興味深いですが、すでに遅れ進行なので先を急ぎます。
うーん、南アルプスの主嶺は雲の中ですね。滝は場所によって晴れたり曇ったりが激しいのですが、今回はどうでしょう。
北精進ヶ滝へ向かったのとまったく同じルートを進み、精進ヶ滝へ向かう道を折れずに進むとほとんどそのまま篠沢大滝キャンプ場へついていました。今回は遅れ気味なので、なるべく林道奥まで車でGOです。林道脇のスペースに駐車させてもらい、林道を歩き始めます。
本日も例によってfinetrack装備、黒戸噴水滝への道で渡渉が多そうなので足元は沢靴です。虫が多いので防虫スプレーも忘れずに。水は前回のこともあるので、多めに1.5lほどもちます。
広くてしっかりした林道で黒戸山の南東へ伸びる尾根をぐんぐんと登り、あっという間に沢がはるか下になります。風がないので汗が出てきますが、緩やかな登りなのであまり苦にはなりません。鼻歌まじりに進んでゆくと、右手のがけ崩れ防止のノリ面に梯子がかかっていて『篠沢大滝』との看板が出ていました。ここから樹林帯の中を2つの堰堤を巻きつつ登ります。
有志の方によるらしい梯子などでなかなか整備されており、多少細い道がありますが上りやすい道です。堰堤の間の人口湖を眺め、その上に広がる篠沢の川原へ下ります。明るく細かな花崗岩の砂利の上を涼しい沢風が流れています。ジャバジャバと足首ほどの深さの沢を渡り、大岩にくくりつけられている梯子を登ります。
対岸の巻き道をしばらく登ると、土砂崩れ跡らしい倒木が何本もあります。そのまま登ると土砂崩れの跡に到達してしまうので、倒木を左から回り込んで土砂崩れ跡の上をトラバースすることにしました。と、倒木を回りこんだ尾根からもう一つ先の尾根ごしに滝が見えます!
滝が見えると速度が目に見えて上昇するmiyasan3が先行してトラバースします。
橋のように細く伸びた尾根の上に立つと、特徴的な白い岸壁を落ちる滝が見えてきました。尾根の上や、少し下った左岸側でパチパチタイムに入ります。
と、大きな鳥の鳴き声が聞こえてきました。岸壁に反響してどこからの声なのかときょろきょろ見回していると、なんと滝の落ち口に人が立って大きく手を振っています!
どうやら、鳥の鳴き声と思ったのはあの方の呼び声だったようです。こちらも大きく手を振り返します。尾根を高巻きされたのでしょうか。スゴイ!
しばらく写真を撮り、引き上げることにしました。手を振って挨拶し、尾根を越えると本来通るべきだったルートがわかってきました。来るときは少し登りすぎてしまったようです。
篠沢を渡りこし、林道へ降りる道を少し見失いましたが、強引にノリ面を下り林道に出ます。元来た道を戻り、桑木沢探勝路を進みます。明るい樹林帯を抜け、広場の奥にある橋を渡ると沢筋のルートになりました。メインルートは沢両岸に設定されていますが、ここはWaterWalkingの気分でなるべく水を楽しむルートを取ります。とにかく、ルートに迷ったら水周りを進むと、小さな滝を越えたり、沢を渡りこしたり、すだれ状の滝の真下を通過したりと、変化があって飽きません。
滝も、看板のあるものだけでも桑の木滝、黄門の滝、くの字滝とそれぞれなかなかの滝があり、それら大き目の滝は全て巻き道が整備されています。目的も忘れ、WaterWalkingを楽しんでいるうちに傾斜が急になり、滑り台のような斜面の奥に滝が見えてきました。黒戸噴水滝です!
最後の左岸斜面は倒木と鎖を使って慎重に登り、滝前のスペースにたどり着きます。滝の上部を見ると、枝の影になっていますがはっきりと宙を迸る水流の姿が確認できます。パチパチタイムに入りましたが、写真では噴水部分がわかりません。。それでも、黒い岸壁を滑り落ちる滝はそれだけでも美しく立派です。
どこかに上へ回り込める部分が無いかを探してみましたが、どこも50m近い岸壁で、それなりの装備があっても難しそうです。100m近く戻った左岸沢筋からやはり100m近く高巻きするルートなどを妄想しましたが、本日の装備ではムリムリ。
20分ほど休憩も兼ねて撮影し、沢を下ります。
登りで感じた楽しさは下りでも健在で、自然足も速まります。沢筋を離れる直前の堰堤前の水で顔を洗い、林道歩きに備えます。林道はやはり風も少なく緩やかで、沢を歩いた後だとすこし退屈ですが、のんびりと下ることができました。
帰りはやはり渋滞でした。(小渋滞にぱらぱらと出くわす)
miyasan3運転おつかれさまです!
・あまり高低差の無いコースだったためか、疲れをほとんど感じませんでした。
・沢歩きはやはり楽しい!滝を直登るとなると一人でできることには制約がでてきますが、巻き道を使うルートは比較的気軽に辿れます。
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