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Yamareco

記録ID: 7825085
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大雪山

沼ノ原〜六ッ沼山

2025年02月20日(木) 〜 2025年02月21日(金)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
40.9km
登り
894m
下り
894m

コースタイム

1日目
山行
8:53
休憩
0:00
合計
8:53
5:55
330
高原温泉線ゲート
13:50
58
沼ノ原
14:48
長沼
2日目
山行
10:27
休憩
0:59
合計
11:26
5:20
133
長沼
7:33
7:42
101
六ッ沼山
9:23
10:13
109
長沼
16:46
高原温泉線ゲート
天候 2/20 晴れ→曇り
2/21 晴れ→曇り
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス 高原温泉線のゲート前に駐車
数台分くらい除雪されていた
コース状況/
危険箇所等
全行程スキーで足首くらいの雪(部分的に脛くらいの所もあり)
高原温泉線のゲートから出発。−15℃
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高原温泉線のゲートから出発。−15℃
石狩川の向こうに高根ヶ原が見えてきて期待が高まる。
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石狩川の向こうに高根ヶ原が見えてきて期待が高まる。
直近にまとまった降雪は無く、林道の雪は足首程度。
泊まり装備でも負担が少ないのは助かった。
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直近にまとまった降雪は無く、林道の雪は足首程度。
泊まり装備でも負担が少ないのは助かった。
層雲峡本流林道をひたすら進む。
層雲峡本流林道をひたすら進む。
歩き出して4時間でブーツのワイヤーが切れてしまった。
足首が締められないけど歩行には支障ないので山行継続。
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歩き出して4時間でブーツのワイヤーが切れてしまった。
足首が締められないけど歩行には支障ないので山行継続。
5時間半でクチャンベツ沼ノ原登山口に到着。
シートがかけられた看板が顔を出している。背丈以上の積雪があるようだ。
5時間半でクチャンベツ沼ノ原登山口に到着。
シートがかけられた看板が顔を出している。背丈以上の積雪があるようだ。
登山口からそのまま進むとクチャンベツ川のSBが繋がっていなくて行き詰まる。
ここは左手の急斜面から夏道に上がり、高巻いていくことにした。
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登山口からそのまま進むとクチャンベツ川のSBが繋がっていなくて行き詰まる。
ここは左手の急斜面から夏道に上がり、高巻いていくことにした。
地形図でニシキ沢の「シ」の字辺りで下りると沢はしっかり埋まっていたので渡渉する。
地形図でニシキ沢の「シ」の字辺りで下りると沢はしっかり埋まっていたので渡渉する。
・1341の尾根に取り付き、沼ノ原の北端あたりを目指して登って行く。
標高差は250m程度でそれほど大きくない。
・1341の尾根に取り付き、沼ノ原の北端あたりを目指して登って行く。
標高差は250m程度でそれほど大きくない。
冬の沼ノ原は一面の雪原。
夏と違って歩いても歩いても景色にあまり変化が無いのだけど、これはこれで良いかもしれない。
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冬の沼ノ原は一面の雪原。
夏と違って歩いても歩いても景色にあまり変化が無いのだけど、これはこれで良いかもしれない。
湿原地帯は吹き溜まっていて部分的にラッセルが深い。
振り返ると石狩連峰が並んでいた。
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湿原地帯は吹き溜まっていて部分的にラッセルが深い。
振り返ると石狩連峰が並んでいた。
冬の石狩岳も面白そう。
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冬の石狩岳も面白そう。
沼ノ原から・1398コルに下る。
五色の水場のあたりだが、夏に歩いた時とは全く印象が違う。
沼ノ原から・1398コルに下る。
五色の水場のあたりだが、夏に歩いた時とは全く印象が違う。
・1398から下って長沼へ。トムラウシが顔を出していて良い雰囲気。
ここをテン場にして翌日の六ッ沼山アタックに備えることにした。
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・1398から下って長沼へ。トムラウシが顔を出していて良い雰囲気。
ここをテン場にして翌日の六ッ沼山アタックに備えることにした。
夕飯は安定の鍋で
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夕飯は安定の鍋で
18時就寝。
2日目。
長沼から1350mあたりを保って南西にトラバース。小さい沢形をいくつか越えて行く。
2日目。
長沼から1350mあたりを保って南西にトラバース。小さい沢形をいくつか越えて行く。
六ッ沼山の北尾根に乗る。中央に見えるのは・1347ピークで、山頂はもっと奥にある。
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六ッ沼山の北尾根に乗る。中央に見えるのは・1347ピークで、山頂はもっと奥にある。
沼ノ原山のくぼみからご来光を迎える。
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沼ノ原山のくぼみからご来光を迎える。
朝陽の暖かみがありがたい。
稜線上のポコは西側からトラバースして巻いていく。
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朝陽の暖かみがありがたい。
稜線上のポコは西側からトラバースして巻いていく。
木々の間からトムラウシ山が見えるが、雲に覆われてすっきりとは見えなかった。
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木々の間からトムラウシ山が見えるが、雲に覆われてすっきりとは見えなかった。
木々の間をかわしながらトラバース。
木々の間をかわしながらトラバース。
・1347を越えたところで稜線の直上に上がる。稜線上は雪庇の凸凹が大きい。
・1347を越えたところで稜線の直上に上がる。稜線上は雪庇の凸凹が大きい。
六ッ沼山のピークがようやく見えてきた。
ちょこんと突き出たポコのような山だった。
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六ッ沼山のピークがようやく見えてきた。
ちょこんと突き出たポコのような山だった。
直下からは左手の急斜面をジグを切って登る。雪は柔らかく、最後までスキーが使えた。
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直下からは左手の急斜面をジグを切って登る。雪は柔らかく、最後までスキーが使えた。
六ッ沼山(1314m)到着!
雪庇上のピークからは東側の眺望が良く、沼ノ原〜東大雪の山々を見渡せた。
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六ッ沼山(1314m)到着!
雪庇上のピークからは東側の眺望が良く、沼ノ原〜東大雪の山々を見渡せた。
右に沼ノ原山と、ニペの耳から石狩岳に繋がる山々。
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右に沼ノ原山と、ニペの耳から石狩岳に繋がる山々。
南側には遠く日高山脈を望めた。
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南側には遠く日高山脈を望めた。
長沼のテン場に戻ってきた。撤収して再び重い荷物を背負って帰路につく。
長沼のテン場に戻ってきた。撤収して再び重い荷物を背負って帰路につく。
・1398コルからはそのまま沢形に沿って下り、往路のニシキ沢の渡渉点に当てた。
・1398コルからはそのまま沢形に沿って下り、往路のニシキ沢の渡渉点に当てた。
クチャンベツ沼ノ原登山口に戻ってきた。
トレースが残っているとはいえ、7時間歩いた後の林道13kmは長すぎて修行のよう・・・。
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クチャンベツ沼ノ原登山口に戻ってきた。
トレースが残っているとはいえ、7時間歩いた後の林道13kmは長すぎて修行のよう・・・。
脚が限界を迎えつつあったが、気合で歩き続けて明るいうちに帰還。
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脚が限界を迎えつつあったが、気合で歩き続けて明るいうちに帰還。

感想

トムラウシ山と沼ノ原山の間あたりにひっそりと佇む六ッ沼山。標高はそれほど高くないが奥深い位置にあり、東大雪の中でも登りづらい山だと思う。

この山の記録は無雪期にKo玉さん達が藪漕ぎで登られたものと、積雪期にoginoさん始め数名の方が登られたものがあり、いずれも南側からのアプローチである。せっかく登るなら記録の無いルートからの方が面白そうなので、クチャンベツ〜沼ノ原経由で北側からに決定。往復40km以上の距離があり、雪の条件が良くても日帰りは厳しそうなので1泊で行ってみることにした。

今回のルートは林道歩きが片道13kmあり、その先も大きなアップダウンは少なく、平面移動がとにかく長かった。そのぶん沢を渡渉する所は1ヶ所だけで、これも沼ノ原までのルート取り次第で回避できるので難しい所は少ない。六ッ沼山自体は目立たない小さな山だったけど、長い行程をこなしてピークに辿り着いた時の達成感は大きかった。

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