鳥海山


- GPS
- 12:18
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,805m
- 下り
- 1,935m
コースタイム
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:49
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:37
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2025年3月8日㊏9日㊐2days
鳥海山中島台ルートテン泊BCログ
2019年から通っている
大好きな冬季限定鳥海山中島台ルート。
ここ数年の恒例行事である
1泊2日の冬季テン泊BCツアー。
3月8日㊏の午後から回復傾向、
9日㊐は終日快晴との予報から
今年もソロで決行した。
3月8日㊏8:00
秋田市の自宅を出発。
9:30
中島台獅子ヶ鼻湿原駐車場まで除雪済み。
361からのスタートを覚悟していたので
これは嬉しい誤算!
予定より1時間以上短縮できたので、
ゆっくり落ち着いて準備。
この余裕が冬季登山では結構重要。
コンビニで購入した行動食や昼食、
コーラやお酒をザックに詰める。
最近導入した手持ちの重量計によると
ザックを含めた総重量は17.5kg。
最近控えているお酒と
真水は完全に現地調達としたので
これまでのソロテン泊よりはかなり軽い。
10:00
駐車場脇の大きな雪壁を越えてスタート!
いつものよう赤川にかかる橋に向かうが
ここでさっそく問題発生!!
背丈ほどに雪がこんもり積もったまま。
先行者のトレースは川沿いに右折…
え!駐車場手前の橋まで引き返すの…めんどくさ
などと思いながらトレースを辿ると
赤川にかかる極細スノーブリッジにトレースを発見。
先行した方はここを通ったのかー、、
下手すると2mくらいは落ちるな、こわっ!!
どうしようかなーとかなり迷ったが
勇気を出して慎重にクリア。
あまりおすすめしません、マジで!
帰りはスノーシュー組が
橋を通れるようにしてくれるさ、と
この時はそう思っていた…
気を取り直し再出発。
13:00
今日はたっぷりの雪でアップダウンが少なく、
さらに今冬の坂練が効いているのか
かなり楽に昨年の野営地に到着する。
さっそくテントベースの整地に取りかかる。
これまでの経験でベースの平坦度は
睡眠の質に大きく影響するので
時間をかけて特別丁寧に整地した。
テント設営を済ませ、
遅いランチを取った後は
偵察と遊びをかねてハイクアップ。
少し上で雪洞泊をされている方と遭遇。
一度は経験したい雪洞泊。憧れます。
テントに戻って16:00。
夜の帳がおりつつある鳥海山を肴に
ビール360ml缶のみのささやかな宴会。
風もなく少し暖かいくらい。
だいぶ陽も落ちたのでテントに入り
大事な大事な真水作り。
バーナーの燃焼音をBGMにしつつ、
スタンレーのスキットルで持参した
ウイスキーのお湯割りを楽しむ。
スキットルは友人からの
誕生日プレゼントでヘビーユース。
良いモノを貰いました。感謝。
真水も十分確保出来た
19:00あたりに就寝して
この日の行程は終了するはずだった…
2025年3月10日㊐
20:00あたりから風が強くなり
バタバタとテントがはためく音で
浅い睡眠から目覚める。
様子を見ようと吹き流しから顔を出すと
薄く積もったパウダーが地吹雪となり
出した顔が一瞬で雪まみれになった。
テントが吹き飛ぶほどではないが、
時折強く吹く風に睡眠を邪魔されながら
行動開始予定の3:00に起床した。
外はまだ風が強く、月明かりも無いので
すっかり冷えたナルゲンゆたんぽを温め、
再び眠りにつく。
目覚めると4:30。
快適すぎて寝過ぎてしまった。
風も弱まったので準備開始。
スキーブーツが凍ってしまい
履くのにかなりの時間を要した。
やはり面倒くさがらず
ガスバーナーで乾かすべきだった。
これだけ寒さに慣れると、
少し暖かいだけで乾くような感覚になるが
シュラフ内以外はテント内であっても
氷点下なのだ。
かなり時間をロスしたので
今回の反省点のひとつ。
少し空が明るくなってきた
6:00に出発。
そこからはいつもの感じで
山頂まで淡々と歩を進める。
しばらくすると稲倉岳に
モルゲンロートが差し込み
鳥海の門がみるみる朝日に染まっていく。
一切の音がない荘厳な時間が流れる。
「チ」のシュミットや、ドゥラカのように
神を信じる気になるのはこんな風景か。
今回は山頂までしっかり雪がついており
スキーアイゼンの出番も無くほぼ直登。
10:30に山頂に到達。
所要時間4時間30分
バターロールパンと
暖かいマサラチャイでカロリー補給。
山頂からの景色をゆっくり楽しんだ後は
ウォークモードからアルペンモードへの
スキーとブーツのモードチェンジ。
今回はここも丁寧な準備を心がける。
エッジの氷もしっかり取り、
ビンディングの緩みもチェック。
高級ワックスもしっかり塗って
滑走を開始する。
基本的に新雪で快適。
パック雪の箇所もあったが一時的。
ずっと気持ちの良いライディング。
滑り始めたらあっという間で
1時間もかからず野営地に到着。
下山してきた方々と
ちょっとした会話を楽しみながら
野営地の撤収作業。
13:20
重いザックに振り回されながらも
新雪が残るブナの木々の間を
メローに楽しみつつ駐車場へ。
さて問題の赤川橋。
多少は踏み跡があったが、まだ少し怖い感じ。
スノーブリッジの方がマシに見えたので
そちらをチョイス。帰りも大丈夫だった。
いくつか反省点、改善点はあるが
ほぼほぼ完璧なツアーだったなと
アマアマな自己採点。
山頂に向かうだけではない
まだまだ行ってみたいルートもあるし
中島台は奥深し。
というわけで今回も楽しい2日間でした。
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