片栗と蝦夷延胡索の絨毯だ(✿•᎑•✿) 突哨山はフラワーロード 旭川遠征2日目

2025年04月24日(木) [日帰り]

• GPS: 04:57
• 距離: 9.6km
• 登り: 217m
• 下り: 233m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:35
• 休憩: 0:04
• 合計: 5:39

距離 9.6km 登り 217m 下り 233m

9:55 スタート地点
11:10 11:14 突哨山
14:17 突哨山
15:34 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

扇の沢口から村上山へ向かう登山道はぬかるみ多し。

その他周辺情報

旭川駅前近くの みなぴりかの湯、ホテルWBFグランデ旭川併設の天然温泉。ジェットバスや炭酸泉があります。タオルなしだと1200円。利用者は駐車料金3時間分無料になります。飛行機に乗る前にさっぱりしたい。

写真

4/24 10:06

本日は突哨山で花三昧。
突哨山はアイヌ語のトゥッソ、突き出た壁が語源でそれに漢字をあてたそうです。ゴルフ場計画が持ち上がりましたが、市民運動の成果で旭川市と比布町の所有になったとか。よかった。

4/24 10:13

舗装道路から登山道に入ると10分程でこの景色。思わず「ワーッ、すごい！」と声をあげてしまいました。

4/24 10:14

カタクリとエゾエンゴサクの競演。ここは、カタクリにエゾエンゴサクが混ざる。

4/24 10:20

素晴らしいコラボ。

4/24 10:22

登山道脇の林床にぎっしり。

4/24 10:27

ナニワズの黄色を添えて。

4/24 10:29

エンレイソウ。

4/24 10:31

陽があたり、暖かくなってしっかり反り返ります。

4/24 10:32

フクジュソウの黄色も添えて。まだ開き切っていいない。

4/24 10:33

ナニワズ。ジンジョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉低木。雌雄異株。雪国の多雪地帯に適応した樹木。

4/24 10:36

陽に透かして。

4/24 10:37

相棒は撮影に夢中。

4/24 10:38

4/24 10:41

フクジュソウ、このパラボラアンテナの形で熱を集めて温めます。右の花には虫が入ってますが、あったかいし、花粉まみれで幸せだと思います。

4/24 10:43

フクジュソウとエゾエンゴサク。
蝦夷延胡索、ケシ科キケマン属の多年草。南千島、北海道、サハリンに分布。本州の日本海側に咲くのはオトメエンゴサク、かつては同種とされていたが今は別種になった。

4/11 12:17

2年前に新潟、坂戸山で撮影したオトメエンゴサク。赤紫色でした。

4/24 10:44

4/24 10:45

4/24 10:50

大きく美しいカタクリ。

4/24 10:50

花穂の長ーいエゾエンゴサク。

4/24 10:52

シロバナエゾエンゴサク。距に穴が空いている。セイヨウマルハナバチが花粉のある正面から蜜にアプローチせず、距に穴を開けて蜜だけ盗み取るらしい。

4/24 10:55

顎が緑のエンレイソウ。

4/24 10:56

顎がうす茶のエンレイソウ。

4/24 10:57

咲き始め。

4/24 10:57

ここのカタクリは葉が大きくて立派なものが多いです。

4/24 11:03

4/24 11:03

エゾエンゴサクが主体に変わりました。エゾエンゴサクにカタクリが混ざります。

4/24 11:05

4/24 11:06

水色のエゾエンゴサク。

4/24 11:08

4/24 11:09

花の中心の蜜標が赤いカタクリ。

4/24 11:12

頂上到着。

4/24 11:15

青系のエゾエンゴサク。

4/24 11:18

紫系のエゾエンゴサク。

4/24 11:16

花被片1枚開く。カタクリは気温13℃以上になると開花します。

4/24 11:17

花被片2枚開く。

相棒が鏡を使って下から撮ったカタクリ。蜜標(ガイドマーク)がよくわかる。ここに蜜があるよと教えています。

これも。空が青い。
カタクリは気温が上がると反り返ります。チューリップと同じで花被片の内側の細胞が大きくなり、反り返るのです。気温が下がると外側の細胞が大きくなり、花被片は閉じます。これを繰り返すので花は日を追う事に大きくなる。

4/24 11:20

仲良しな二人。

4/24 11:29

4/24 11:31

ナニワズとカタクリ。

4/24 11:32

ナニワズの木。

4/24 11:35

ヒメイチゲ、小さなイチゲです。
イチゲの仲間はキンポウゲ科イチリンソウ属。

4/24 11:37

ヒメイチゲ、葉にギザギザがありません。

4/24 11:38

葉が巻いているヒメイチゲ。

4/24 11:38

ヒメイチゲ

4/24 11:41

4/24 12:06

緑がかったフクジュソウ。

4/24 12:08

このあたりはフクジュソウが多い。

4/24 12:10

白と紫のエゾエンゴサク、少しブルーが入ってます。

ヒメイチゲより花が大きめのイチゲが1本、この時はキクザキイチゲだと思いました。

後で村上山の手前で突哨山の案内人の方と話をして、これはここの固有種のピップイチゲだとわかりました。

4/24 12:14

顎が紫褐色のエンレイソウ。

4/24 12:17

これは葉がギザギザで広めです。エゾイチゲ、別名ヒロハヒメイチゲかな？ 分布は北海道と山形県の月山、サハリン。北海道では一番多いイチゲ。

4/24 12:18

イチゲを見守るカタクリ。

4/24 12:21

エゾマツの松ぼっくり。かつてはここはエゾマツなどの原生林でした。ヒトが炭焼きなどで伐採して雑木林にかわり、カタクリなどが咲くようになったのでしょう。

4/24 12:21

ナニワズたくさん。

4/24 12:23

群生。

4/24 12:24

エゾエンゴサクの群生。

4/24 12:25

4/24 12:26

4/24 12:29

ものすごいエゾエンゴサクの大群生。林の奥まで広がってます。

4/24 12:35

林の奥まで青く染まります。

4/24 12:39

いっしょにフキノトウ。

4/24 12:40

4/24 12:41

4/24 12:41

カタクリも少し。

4/24 12:43

見晴らしの良い所を通って村上山に向かいます。

4/24 12:48

ピピの路に今、咲く花。
案内人の方と話をしました。

4/24 12:48

ピップイチゲの事を教えてもらいました。

4/24 12:56

村上山の展望台から。残念ながら山の方は曇っています。

4/24 12:56

4/24 12:57

4/24 13:03

ここでランチにしました。写真を撮る前にうっかり食べてしまいましたが、王様のパンで買った玉子サンド。美味しい。

朝、王様のパンのお店に寄って買いました。

4/24 13:20

突哨山登山口へ戻ります。帰りもエゾエンゴサクの大群落を撮影。

4/24 14:09

4/24 14:10

4/24 14:20

彼方に青い絨毯がある。

4/24 14:22

このあたりだったかな、風が吹いて甘い香りがふわっと香りました。エゾエンゴサクの蜜の匂いだとか。距の中にたっぷり蜜を蓄えているそうです。

4/24 14:22

4/24 14:26

4/24 14:30

これは花が大きく葉の切れ込みも大きいのでキクザキイチゲ。

4/24 14:31

4/24 14:37

色の濃いカタクリ。

4/24 14:40

4/24 14:41

帰りもカタクリたくさん。

4/24 14:41

下山します。

花びら(萼片)が小さめなのですが、ピップイチゲだと思います。ここにしかない花との事なので位置情報は消しました。

アップ。

ピップイチゲ

ピップイチゲ

ピップイチゲ、顎細め。

これはさっき写真で見たピップイチゲと同じ姿です。

群生しています。

裏側にピンクの線。

これはうっすらとピンク。イチゲの仲間は裏紅一華といって裏がピンクのものが多いです。

蕾もピンク。

群生。

群生。

まだ蕾。

4/24 14:59

男山自然公園に移動。突哨山は自然の姿ですが、こちらは手入れされています。

4/24 15:00

キバナノアマナ。

4/24 15:00

シロバナカタクリ。

4/24 15:02

4/24 15:06

4/24 15:08

4/24 15:08

4/24 15:09

手入れされているので整っていてキレイです。通路も歩きやすいので山に登らない方でも安心。

4/24 15:09

4/24 15:11

4/24 15:15

4/24 15:16

ごく薄いピンクのエゾエンゴサク。

4/24 15:17

わずかに水色のエゾエンゴサク。

4/24 15:18

薄いピンクの濃淡のカタクリ。

4/24 15:18

縦じまカタクリ。

4/24 15:20

筋の入ったカタクリ。

4/24 15:23

4/24 15:26

濃淡色々。

4/24 15:27

うすいピンク。

4/24 15:29

濃淡色々。

4/24 15:32

小さな流れにエゾリュウキンカ。

撮影機器：

DC-TZ90 Panasonic

DC-TZ95 Panasonic

感想

simunee

突哨山に咲くカタクリとエゾエンゴサクの写真を数年前に見て絶対ここには来ようと思っていました。2月にツアーでスノーシューに来て突哨山のそばをバスで通り、旭川市内から近いことがわかったので3月に飛行機、ホテル、レンタカーのパックを申し込みました。横浜から旭川へ1泊2日の花旅です。観光シーズン前なので費用は大変安かったです。旅行の日が天気がいいか、花が見頃かは賭けになりますが、今回も賭けに勝ちました。天気よくお花も満開で天国のお花畑を歩いているような感動の登山道でした。固有種のお花はないだろうと思っていましたが、あることがわかりました。ハナガサイチゲを見れなかったのでまた探しに来たいです。ここはとっても素敵な花園、何回でも来たいなあ。
http://morinet-h.org/tossyozan/