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ハイキング
近畿
大阪弥生博物館の中国文明展などのスケッチ
2025年04月26日(土) [日帰り]

天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
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写真
撮影機器:
感想
初めて古代中国文物をスケッチしてみた。以前東博などで中国の陶磁器、明器や俑などをなんとなく見学した時と違い、スケッチしてみて文様の意味や器の種類の意味などを考えることができた。ヤンシャオ文化の陶彩は縄文時代前期のころ、農耕社会が始まり、縄文土器とは一味違う彩文土器、殷王朝時代の青銅壺の蟠螭文は崩れて複雑な龍文のつらなり、漢代になると社会の混乱を背景に流行した神仙思想を反映した文様が目立つ。例えば、緑釉尊の酒器(漢代)や灰釉博山炉では仙人の住む博山を描いた文様に覆われている。漢代の直前の秦の始皇帝は統一後、不老不死の霊薬を求めて徐福に東方の三神山に向かったというが、日本に来たという伝承もある。
貴人のお墓に副葬する明器に関しては、中国の名望家一族のこの世とあの世、死者と生者を結ぶ様々な器物を陶器や青銅器、玉などで表現している。豚小屋や鶏小屋、製粉所など子孫繁栄につながる生活の様子を表現して面白い。玉器なども日本まで影響をもたらしたものもあるが、祭祀などに関する考え方の違いを感じた。
俑に関しては、最近北魏の俑に関して調べたことがあるが、漢代の俑はさすがに漢人文化を反映している。北魏の俑は鮮卑族の姿をよく表現しているものが多い。
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