野伏ヶ岳《日本三百名山》
福井県
岐阜県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 951m
- 下り
- 951m
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| 天候 | 曇り後雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2005年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | 桧峠の満天の湯￥700 |
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和田牧場跡より
和田牧場跡より
小大黒山山頂より
感想
石徹白白山中居神社近くの大進橋の河原にある駐車場で一夜を過ごした。昨夜大日ヶ岳に行って来たと言う男性が隣でテントを張り野伏に行くと言っていた。天気は下り坂で夜明けと同時に行動を開始した。隣の男性はまだ寝ているようだ。車で林道を行ける所まで行き時間短縮をしようと、4:40車を発進させた。石徹白川を渡り旧和田牧場へ通じる林道は想像以上に酷い道で時速10�勸幣紊禄个擦覆ぁＪ△鮖い蠅修Δ砲覆蠅覆�ら高度180mを稼ぎ標高890mまで上がれたが雪に阻まれ林道の傍らに車を止めた。
標高1,110mまで来ると和田牧場跡に入り、大黒山と小大黒山に囲まれた広い高原で沼もあり、牧場を営むには良い地形だったのだろう。ただ石徹白から400mも標高が高く1年のうち半分以上は雪で閉ざされるとあっては経営的にはどうにもならなかったのだろう。閉鎖されてもうどの位経つのだろうか、雪と草の広場を眺めて感傷的に思い巡らした。
林道から牧場跡の草原を隔てた小大黒山(1,128m)に一寸アルバイトに行くが雪はなく絶壁で木や笹が煩く容易に近づけない。麓を西に辿り登路を見つけ山頂に辿り着いた。これから登る野伏ヶ岳が眼前に雄姿を見せ壮観だ。林道に戻るとこれも酷く荒れており、道に木が茂り自然に帰りつつあるようだった。2つ目の沼の北から西に回り込んだ。野伏ヶ岳山頂から東に一直線に延びるダイレクト尾根の先端部まで行き尾根に取り付いた。尾根に入ると雪がない！いきなり薮漕ぎでうんざりした。この先も尾根に殆ど雪がなく左右の斜面に雪を求めて登路を見つけるがどうしても薮漕ぎが付いて回った。登山適期は過ぎているようで4月初め頃が良さそうだった。標高1,400m辺りからガスの中に突入した。山頂近くになって漸く雪面歩きが多くなったが急登で苦しい。雪のお椀を伏せたような野伏ヶ岳(1,674m)山頂に到着、早出のおかげで時刻はまだ8:06。晴れているときっと白山まで望めることだろう。雪があるので360°遮るものがないが、夏は間違いなく樹林の中だろう。
長居は無用で6分の滞在で下りだした。ガスでルートが良く分らず左の斜面に雪が多い方にトラバースして行った。下山しだして30分遂に雨が降り出した。大きくルートを外さないようにコンパスで確認しながら、雪を選び降り続けると略西方向になり1,173mの標高点の辺りに下りてきたようだ。登山時ダイレクト尾根に行く途中で分岐した林道に飛び出した。若干近道できたようでしかも、歩き易さは数倍良かった。和田牧場跡では小大黒山の反対側の大黒山(約1,150m)にも寄って来るがこちらは展望なし、和田牧場跡を後にした。ダイレクト尾根からの林道に新しい足跡を見つけるが、下り方向にも付いている。もしやテントの小父さん降り出した雨に途中敗退して行ったのだろうか。
駐車地点には10:52帰着、濡れた雨具を脱ぎ、車に乗り込み兎に角温泉へと、桧峠にある満天の湯を目指した。石徹白の河原にも小父さんの車はなく、やはり敗退したようだ。桧峠の前後は濃いガスの中で前が殆ど見えなかった。平日の昼で近くのスキー場も終了しており、人も少なくゆっくり過せた。2日前、赤頭山で滑落したとき眼鏡を失くしたので高速は通らず京都まで200�厖召螳貳牝擦鯀�り4時間50分掛って京都に戻った。
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