茨城福島県境四時川源流遡行

2025年09月27日(土) [日帰り]

• GPS: 10:03
• 距離: 13.4km
• 登り: 408m
• 下り: 409m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:03
• 休憩: 0:45
• 合計: 9:48

距離 13.4km 登り 408m 下り 409m

6:26 スタート地点
6:41 四時川入渓
7:41 小滝2ｍ
7:49 8:02 右岸に庇状の大岩（4畳半位）
8:24 二股左岸から枝沢流入水量比1/5
9:04 林道が間近
9:32 小滝2ｍ
9:44 左岸から枝沢流入水量比1：1
9:58 林道の交差地点
10:05 水量の減った本流に再入渓
10:27 3条の小滝2ｍ
10:31 3ｍ小滝
11:11 11:23 休み
11:49 間違いの沢に入って気付き戻る。
12:06 11:49 左岸の枝沢正規ルート水量比1/5
12:18 前回の到達地点
12:35 源流、大木の根元
12:40 君田林道に出て遡行終了。
12:48 12:58 林道休
13:24 栄蔵室登山口
14:08 君田林道入口
14:14 林道入口
14:51 15:01 コンクリート舗装20ｍ程
15:52 林道出口
15:57 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

常磐道勿来いわきインターチェンジから約40kmの北茨城市関本町小川の最奥部に車を停めて入山した。

コース状況／危険箇所等

1.登下山口について
当初考えていた駐車地点は茨城側から入って、高萩市下君田の君田林道入口。そこから四時川源頭部までは君田林道を2.8kmほど歩き、沢を下る予定だった。自転車の利用でも、アップダウンのある往復5.6kmはきつい。
四時川を下った先の、県境が沢から尾根に替る地点付近をgoogleマップを見てみると車道がその付近まで伸びていることを確認できた。
結局は、福島側から入って、最奥部まで車を走らせることで、当初のアプローチ、往復5.6km分をまるまる節約することができた。

2.沢下りを避けて沢”登り”とした。
今までの県境縦走は反時計回りだったが、今回の四時川源流遡行は沢下りを避け、時計回りとして沢”登り”となるように変更した。

写真

9/27 6:10

今日の足ごしらえ。地下足袋とわらじのクラシックスタイル。ただし、わらじは最後まで出番がなく、地下足袋だけで遡行した。

9/27 6:26

北茨城市関本町小川の最奥の人家手前の空き地に駐車して出発。左のコンクリ―ト舗装方面へ。

9/27 6:38

100mほど行くと林道は通行止め。手前を右へ。

9/27 6:40

小ピーク。ここから四時川に降りる。

9/27 6:45

四時川が見えた。想像していたよりも水量が多かった。

9/27 6:46

深さは深いところで腰位の水量はありそうだ。川の中をじゃぶじゃぶ遡行するわけにはいかず、歩き良さそうな川岸を進んだ。

9/27 6:50

川岸には、釣り師が歩いたような踏み跡もあり、利用できるところは利用させてもらった。

9/27 6:54

直径30cm、長さ7〜8mはあろうかと思われる水道管が沢を横断していた。がよく見ると、周りの倒木もあり、上流から流されてたどり着いた、遺失物のようであった。

9/27 7:03

沢の左岸と右岸を行きつ戻りつしながら進んだ。

9/27 7:48

川のすぐ傍まで張り出した杉の植林帯。県境を挟んで茨城県側は相変わらず植林がされている。対岸の福島県側は広葉樹の森だ。

9/27 7:51

淵の先に小滝2m。

9/27 7:55

右岸に庇状の大岩。4畳半位の大きさ。

9/27 8:06

深い淵。

9/27 8:30

左岸から枝沢流入。水量比1/5位。

9/27 8:30

本流。

9/27 8:41

ツチアケビの実。ラン科の腐生植物で、疲労回復に効く薬草として用いられてきたという。

9/27 8:44

穏やかな流れだが倒木も多数。

9/27 8:51

中州のある沢。

9/27 8:52

マルバダケブキ。

9/27 9:08

古い1升瓶のごみ。

9/27 9:10

右岸側に林道がすぐ近くに迫っていたので林道に上がって偵察。帰りに通る予定の林道のようだ。

9/27 9:26

小滝と渕。

9/27 9:35

ゴーロ状の流れ。

9/27 9:39

2m滝。

9/27 9:51

左岸から枝沢が流入。本流との水量比は1：1でほぼ同じ。

9/27 9:56

枝沢を過ぎて、本流の水量は目に見えて減少した。

9/27 10:02

本流は林道の下のヒューム管の中を通って、流れ落ちていた。

9/27 10:04

林道に上がった。ここは、四方に林道が分かれる交通の要衝だ。

9/27 10:07

重機が1台林道をふさぐように置かれていた。

9/27 10:11

重機の置かれた道の先から、すっかりやせ細った四時川に再入渓した。

9/27 10:12

水量が少なく、どこでもじゃぶじゃぶと歩いて行ける。

9/27 10:13

ツリフネソウ。

9/27 10:21

歩きやすいところもあるが

9/27 10:26

倒木のために藪漕ぎのようなところも。

9/27 10:30

ただし、釣り師の通る踏み跡に逃げたりしながら登る。

9/27 10:34

3条の小滝2m。

9/27 10:37

さらに3mの小滝。ただし、倒木が覆いかぶさって迫力なし。

9/27 10:42

トリカブト。

9/27 10:46

相も変わらずの

9/27 11:11

倒木が断続。

9/27 11:36

スギタケ。アルコールとともに食べると悪酔いを起こす。胃腸系の中毒に注意が必要だという。

9/27 11:45

源頭部の様相が濃くなったが、前回の到達地点が現れないで、おかしいと思っていたら、

9/27 11:56

沢が林道の下を横断。こんなところは通るはずがないので、改めてガーミンのGPS機器を見直した。
ここで初めて、四時川の県境を外れたことに気付いた。
（林道は前回の君田林道最奥到達地点のさらに200m程奥だった。）

9/27 12:14

20分ほど戻り、県境の正規ルートに入り直した。
左岸から流入する、水量1/5ほどの目だたない枝沢が県境だった。

9/27 12:14

こちらが間違って直進してしまったルート。

9/27 12:30

県界の沢を15分ほど辿ったら、林界の境界杭を発見した。

9/27 12:36

源頭間近。

9/27 12:37

沢の真ん中の境界杭。

9/27 12:41

この木の周囲から水がじわっと滲み出していた。ここが源頭部だ。

9/27 12:42

源頭部の境界杭。
これで今日の目的、四時川の沢登り終了。

9/27 12:46

林道に躍り出ると、伐採作業用の大型の重機が置かれていた。

9/27 12:52

帰りの林道歩きを開始。

9/27 13:12

栄蔵室方面を望む。このピークは標高870mの前衛峰のようで、栄蔵室はこの山の先にあるはずだ。

9/27 13:18

広くて開放的な林道を歩く。

9/27 13:30

栄蔵室林道起点の標識があった。

9/27 13:31

入口に車止め。栄蔵室への登山口の標識が掲げられていた。

9/27 13:33

ママコノシリヌグイ。

9/27 13:39

四時川を挟んで対岸のピークは、9月7日に通過した県境の872m峰のようだ。

9/27 13:46

伐採地を通過。

9/27 14:15

今まで歩いてきた君田林道の起点に着いた。

9/27 14:15

君田林道の立入注意の看板。

9/27 14:18

大型の重機が置かれていた。林道を整備しているようだ。

9/27 14:19

この林道の先は、福島県塙町滝の入地区だろうか。

9/27 14:20

四時川の右岸に付けられた林道にはいった。

9/27 14:23

林道いっぱいに草が生い茂って、最近車の入った形跡はないようだった。

9/27 14:30

アキノキリンソウか。

9/27 14:34

草の生い茂る林道に沢音が近付いて、

9/27 14:41

四時川がすぐ下に見えた。

9/27 14:58

林道に、突如コンクリート舗装が出現した。延長は20mほどだ。

9/27 15:12

サラシナショウマ。

9/27 15:17

その先で、再度、コンクリート舗装が出現した。

9/27 15:22

この舗装は今度は連続して続いた。

9/27 15:43

アケボノソウ。

9/27 15:45

フシグロセンノウ。

9/27 15:57

車止めのある林道の入口に着いた。

9/27 15:59

林道最奥部の人家を望む。

9/27 16:03

車を停めた最奥の人家手前の空き地に戻った。

9/27 16:28

帰りがけ、次回辿る予定の県境の山を望む。

撮影機器：

RICOH WG-50 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

Tシャツ ザック 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 携帯 時計 タオル カメラ ロープ 地下足袋 わらじ

感想

山とハム

沢登りは私の若いころのクラシックスタイルで、地下足袋+わらじとした。ほかに、高巻き用に、ザイルとシュリンゲも持参した。
ただし、残念だが今回の沢歩きは2mの小滝が3本と、倒木に埋まった3m滝が1本だけ。
わらじとザイルの出番がないままに四時川の源流遡行は終了した。
とはいえ、沢歩きのルートはまだあるので、その時を期待したい。

今回の山行はtsutomu310さんの記録を参考にして計画したのでこの場を借りて感謝したい。