山行記録: 赤岳東稜

記録ID: 89

全員に公開

アルパインクライミング

八ヶ岳・蓼科

赤岳東稜

2003年04月05日(土) ～ 2003年04月06日(日)

tenko その他3人

コースタイム

４／５　小淵沢駅9:00→美しの森10:15→賽の河原(1906)12:50→牛首山17:00（テン泊）
４／６　牛首山4:00→トラバース地点(2500)→取付→上部岩稜帯の終了地点11:00/12:00
　　　　→牛首山15:00→大泉・清里スキー場18:10

過去天気図（気象庁）	2003年04月の天気図
コース状況／危険箇所等	【ルートメモ】大泉・清里スキー場のリフトは登山者は乗れないので、その下の美しの森駐車場に車を泊め、トイレの後から羽衣池に向かって歩き始める。リフトの終了点となる賽の河原(1906)まで来れば後は真教寺尾根をひたすら登る。登山者で賑わう西面に比べ、冬の東面はほとんど入山者もないのでトレースは期待しない方がいい。赤テープもあるにはあるが、間隔がかなり離れている為当てにしない方がいい。赤岳東稜には岩壁が２ヶ所ある。真教寺尾根の扇山を越え2500m付近(尾根上のちょっと開けた地点）から右の沢をトラバースし、その先の尾根を登高し下部岩壁の取付へ。この沢はかなり急峻でしかも雪崩の危険もあり、アンザイレンするなら沢をトラバースする前に。１ピッチ目は岸壁を右に巻くようにスタカットで登る（Ⅱ級）。支点は潅木で取れる。２ピッチ目からは雪稜になるのでコンテで登る。細いナイフリッジが続くので雪がしまっていないと緊張するかもしれない。再び目の前に岸壁が現れる。ここからの岩稜帯（３ピッチ分）はまたスタカットで登る。１ピッチ目は左にトラバース（Ⅲ級下）、２ピッチ目はルンゼを直登（Ⅲ級下）、３ピッチ目は再び尾根に戻る。この３ピッチ分は潅木がないので岩で支点を取る。ランニングは岩もないところではスノーバーを打ち込む。ここで再び尾根に戻るので、そこから２ピッチ（Ⅱ級）で竜頭峰に着く。そのまま真教寺尾根を登れば山頂へ。下降は真教寺尾根を下る。赤岳山頂はもう目前だったが、今回は上部岩壁を終えた地点で時間切れとなり真教寺尾根に戻ったところで下山を開始した。出だしは非常に急峻で最初の３ピッチをスタカットで下降。潅木がないので、支点は岩か鎖で取る。それもないピッチでは、斜面に身体をつけ足を踏ん張って肩がらみ確保。後はコンテで下降を続ける。

過去天気図（気象庁）

2003年04月の天気図

コース状況／
危険箇所等

【ルートメモ】大泉・清里スキー場のリフトは登山者は乗れないので、その下の美し
の森駐車場に車を泊め、トイレの後から羽衣池に向かって歩き始める。リフトの終了
点となる賽の河原(1906)まで来れば後は真教寺尾根をひたすら登る。登山者で賑わう
西面に比べ、冬の東面はほとんど入山者もないのでトレースは期待しない方がいい。
赤テープもあるにはあるが、間隔がかなり離れている為当てにしない方がいい。赤岳
東稜には岩壁が２ヶ所ある。真教寺尾根の扇山を越え2500m付近(尾根上のちょっと開
けた地点）から右の沢をトラバースし、その先の尾根を登高し下部岩壁の取付へ。こ
の沢はかなり急峻でしかも雪崩の危険もあり、アンザイレンするなら沢をトラバース
する前に。１ピッチ目は岸壁を右に巻くようにスタカットで登る（Ⅱ級）。支点は潅
木で取れる。２ピッチ目からは雪稜になるのでコンテで登る。細いナイフリッジが続
くので雪がしまっていないと緊張するかもしれない。再び目の前に岸壁が現れる。こ
こからの岩稜帯（３ピッチ分）はまたスタカットで登る。１ピッチ目は左にトラバー
ス（Ⅲ級下）、２ピッチ目はルンゼを直登（Ⅲ級下）、３ピッチ目は再び尾根に戻
る。この３ピッチ分は潅木がないので岩で支点を取る。ランニングは岩もないところ
ではスノーバーを打ち込む。ここで再び尾根に戻るので、そこから２ピッチ（Ⅱ級）
で竜頭峰に着く。そのまま真教寺尾根を登れば山頂へ。下降は真教寺尾根を下る。赤
岳山頂はもう目前だったが、今回は上部岩壁を終えた地点で時間切れとなり真教寺尾
根に戻ったところで下山を開始した。出だしは非常に急峻で最初の３ピッチをスタ
カットで下降。潅木がないので、支点は岩か鎖で取る。それもないピッチでは、斜面
に身体をつけ足を踏ん張って肩がらみ確保。後はコンテで下降を続ける。