絶景! 新雪の北横岳

2010年12月11日(土) 〜 2010年12月12日(日)

• GPS: 21:34
• 距離: 3.2km
• 登り: 170m
• 下り: 165m

コースタイム

11日:ロープウェイ山頂駅11:57 - 12:41北横岳ヒュッテ
12日:ヒュッテ6:18 - 6:30山頂7:00 - 7:20ヒュッテ8:40 - 9:26山頂駅

(ヒュッテから山頂へGPS不携帯のためルート記録なし)

天候

11日:曇り、強風
12日:快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

中央線茅野駅からバスでピラタスロープウェイ(約1時間、1,200円)
ロープウェイ　往復1,800円

コース状況／危険箇所等

■コース状況:
(山頂駅〜ヒュッテ)　積雪は深い所でも40cmくらい。　登りはアイゼンなしでも大丈夫だったが、下りはアイゼン使用。
(ヒュッテ〜山頂)雪は所により50cmくらいある。頂上直下はかなり急なのでアイゼン必要。

気温は11日の日中が-4℃くらい。12日の朝は-10℃程度だったが風がなければ暖かく感じる。

■温泉:
今回は車でなかったので自由度があまりなく、プール平近くの親湯(しんゆ)で入浴。
ここは2回目だが、ホテルが本業のためか日帰り入浴者には冷淡な印象がある。

写真

12/13 20:53

11日のヒュッテ付近　ガスが出て林を一歩出ると強い風に煽られた

12/13 20:53

こういう感じも雰囲気あるけど、気は滅入る

12/13 20:53

夕食は名物の馬肉すき焼き　馬肉はカナダ産だそう

12/13 20:53

夕食中の小屋の中の様子　　非常にアットホーム

12/12 21:03

翌朝、日の出前の南八ヶ岳主峰群　稜線の向こう側が金色に染まってくる

12/12 21:03

南アルプスの峰々に朝日が差した、と思う間もなく目の前の林も赤く輝きだすのは目を見張る光景だ
左から、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳

12/12 21:03

蓼科山の向うに北アルプス南部が光る

12/12 21:03

槍・穂高の拡大　前穂の各ピークの影が段々のようになってカールに落ちているのが見える

12/12 21:03

蓼科山の右側には剱や後立山の山々が続く

12/12 21:03

南峰に戻ってもう一度北アルプス方面を見る　乗鞍から後立山の北端まで一望の眺め

12/12 21:03

エビの尻尾も成長中

12/12 21:03

朝日が林の奥深く差しこむ中を下りて行く

12/12 21:03

昨夜の霧が造り出した霧氷

12/12 21:04

ヒュッテの2階から前庭を見下ろした　マイナス10℃だが暖かそう

12/12 21:04

同じくヒュッテの2階から見えた浅間山

12/12 21:04

ヒュッテを辞す　今日は沢山の人がここを通って行っただろう

12/12 21:04

奥秩父方面

12/12 21:04

坪庭で　　誰かが4本足で歩いた跡がある…

12/12 21:04

坪庭の向うに浮かぶ中央アルプス

12/12 21:04

ロープウェイの山頂駅の上には御嶽山

12/12 21:04

ロープウェイの麓から望む北横岳

12/12 21:04

茅野駅付近から見える南八ヶ岳

撮影機器：

D90 ニコン

感想

Tad

1月に日帰りで行った北横岳の雪景色が素晴らしかったので、朝の光景を撮るために北横岳ヒュッテに宿泊。
1月の山行記録は　→　http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-59775.html

1日目は強風で上の方はガスが下り、景色も全く望めないので頂上へも行かずヒュッテで小屋の主人や宿泊客としゃべって過ごす。
この日の他の宿泊は、若い男女6名のグループと40代の夫婦だけ。

夕食は評判の馬肉すき焼きでたっぷり食べた。
食後は小屋の主人も入って話が尽きず、あっという間に消灯時間になった。

2日目の朝は6時少し前に起き出して外へ出てみると空気は澄みきり、素晴らしい快晴。
前日の夕方から夜にかけて乾いた雪が降り、良質の新雪が登山道や林を覆っている。
泊っていた全員が慌てて頂上へ向かう。

頂上は少し風があり寒かったが、今までにも見たことがない程のクリアな眺望が広がり、南八ツはもちろん、南ア、中央ア、御嶽山、そして北アも後立山の最北端まで視程が届いた。
やがて日が昇って来て遠くの高山の先端が赤く染まったかと思うと、一瞬にして目の前の針葉樹の林も輝き始める様は表現しようのない美しさだった。

登山としてはあっという間だが、ヒュッテの居心地の良さも含め、楽しい山行だった。