また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

HOME > ヤマノート > ケガには、アイシング
更新日:2015年09月16日 訪問者数:4053
ジャンル共通 技術・知識
ケガには、アイシング
NYAA
登山で、捻挫、打ち身、肉離れなど、起こしたりする。そこで、医者にかかろうとすると、湿布が出てくることが多いとは思う。

だが、出血や熱を伴う障害には、アイシングが一番効果的だ。(足の痙攣などは、該当しないので、注意が必要。)アイシングに比較すれば、湿布は利かないに等しい。もちろん、湿布が利かないわけではないが、アイシングの効果がそれだけ絶大だということだ。

では、そんなに利くアイシングをなぜ医者が勧めないか?それは、簡単だ。

「お金にならないから」

氷で冷やしてやっても、氷に値はつかない。決定的なのは、アイシングには凍傷の危険性があるということだ。これでは、医者が勧めないのは、無理もない。逆に言えば、アイシングを指導してくれる医者は、良心的だと思っていい。


では、アイシングのやり方だが、基本的には、下記の通り。

1.アイスパックを用意する。

 専用のものがあるが、最近では、キッチンで使うストックパックなどが便利でいいと思う。

 叩けば冷える「瞬間冷却剤」というものもあるので、これを車などに常備しておくのもいいと思う。

2.氷と水を入れる。

 水を入れれば、0℃以下にはならないので、凍傷の危険性を下げることができる。

3.患部に当てて、冷やす。

 1回につき、20分冷やす。受傷の程度により、40分休んで、アイシングを繰り返す。

 ちなみに、患部にアイスパックを当てると、「冷たい→痛い→感覚がなくなる」と推移する。もし、20分以内であっても、感覚がなくなったら、止める。我慢できなくなっても、止めていいと思う。

 この時、注意が必要なのは、アイシングをしながら、寝ないこと。 凍傷になったら、大変だ。


 ちなみに、氷を患部に直接当てる方法もある。この方法だと、短時間で済むし、凍傷にならないというメリットがある。(氷を動かしながら、寝るということはないから。)

 紙コップなどで氷を作り、それを取り出して、手で持ち、直接、患部をぐるぐると動かしながら、アイシングする。冬で5分、夏で10分ぐらいがいいというが、我慢できないなら、そこで止めてもいいだろう。

 手は、軍手などしておくといいだろう。水が垂れるので、タオルを引いておくとか、風呂でやるなどの工夫は必要。
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手

NYAAさんの記事一覧

※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。 ぜひご協力ください!

詳しくはこちら

コメント

このヤマノートはコメントを受け付けていません。