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Yamareco

記録ID: 1018146
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ハイキング
伊豆・愛鷹

伊豆・長九郎山/ショートカットルートで楽に周回

2016年11月29日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.0km
登り
849m
下り
831m

コースタイム

出発6:20−取付き6:25−大野山北側鞍部7:55〜8:25−富貴野山分岐9:40〜10:05−八瀬峠10:35−長九郎山頂上11:25〜12:25−主尾根からの下降点12:40−林道13:00−山道入口13:10〜13:20−渡渉点13:50−ゲート14:10〜14:30−ゴール14:45
天候 曇のち晴
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
西伊豆の松崎町から県道15号を下田へ向かい、大沢で県道115号へ左折する。大沢温泉を通って池代で左折して池代林道に入る。2km程進んだ268m地点で持草川を渡るが、この橋の際に駐車可。さらに2.7km程進むとゲートが閉じられているが、この前に広い空き地があり、7,8台は駐車できる。
なお、林道は舗装されているが、小さな落石が一面に散らばっている。道幅は3mと狭く、ガードレールは無いので厳しい運転を強いられる。
コース状況/
危険箇所等
池代林道268m地点の100m程手前から、大野山の北側鞍部に直接突き上げた。登山道はない。林業用の仕事道らしい踏跡が所々にあるが、あてには出来ない。谷筋なので地形図はあまり役立たず、何の特徴も無い急斜面を登ることになり、コンパスとカンが頼り。藪漕ぎはない。危険個所も無い。
鞍部に出ると、大沢から登ってくる一般登山道と合流。古い道標を多く見かけたが、道は荒れていて踏跡程度か、それすら不明瞭な箇所もある。特に、富貴野山分岐の直前は尾根が入り組んでいて、ルートが分かりにくい。
道の荒れている理由が富貴野山分岐に着いて分かった。大沢から登ってくるこのルートは「崩落のため通行禁止」になっていたのだ。納得。
この先はよく踏まれた登山道で、随所に道標が立っているので、ルートに迷う恐れはない。
池代林道268m地点の100m程手前の林道脇に、斜上する踏跡があったので、ここから取付く
2016年11月29日 06:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 6:23
池代林道268m地点の100m程手前の林道脇に、斜上する踏跡があったので、ここから取付く
大野山側は大きな岩が行く手を遮っているので、これを回り込む
2016年11月29日 06:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 6:43
大野山側は大きな岩が行く手を遮っているので、これを回り込む
杉林に入ると仕事道が斜面を横切っているが、伐採した木が邪魔をする
2016年11月29日 06:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 6:47
杉林に入ると仕事道が斜面を横切っているが、伐採した木が邪魔をする
涸沢の二股に出る。右沢の左岸を沢沿いに登って行ったが、斜面の下部ほど急なので、沢から離れざるを得ず、次第に上へと追いやられる
2016年11月29日 06:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 6:55
涸沢の二股に出る。右沢の左岸を沢沿いに登って行ったが、斜面の下部ほど急なので、沢から離れざるを得ず、次第に上へと追いやられる
このまま上がると北に寄り過ぎる。沢の向こう側の斜面に踏跡らしきものが見えた。しかし、急過ぎて沢には降りられない
2016年11月29日 07:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 7:08
このまま上がると北に寄り過ぎる。沢の向こう側の斜面に踏跡らしきものが見えた。しかし、急過ぎて沢には降りられない
せっかく登ったけれど二股まで降り、右岸を登り直すと、明瞭な踏跡が現れた。ロープまで付いている。20分程ロスした
2016年11月29日 07:13撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 7:13
せっかく登ったけれど二股まで降り、右岸を登り直すと、明瞭な踏跡が現れた。ロープまで付いている。20分程ロスした
さらに登ると、古い木橋まで現れた
2016年11月29日 07:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 7:23
さらに登ると、古い木橋まで現れた
杉林の急斜面を登る。枝落としした小枝で踏跡は不明瞭だし、歩きにくい
2016年11月29日 07:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 7:34
杉林の急斜面を登る。枝落としした小枝で踏跡は不明瞭だし、歩きにくい
鞍部が近づくと、石を積み上げた台場みたいな跡があった
2016年11月29日 07:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 7:45
鞍部が近づくと、石を積み上げた台場みたいな跡があった
主尾根に乗った。予定通り大野山の北側鞍部だ。古い道標が迎えてくれた。これで一安心のハズだった
2016年11月29日 07:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 7:55
主尾根に乗った。予定通り大野山の北側鞍部だ。古い道標が迎えてくれた。これで一安心のハズだった
尾根は明るく見晴らしが良い。松崎の街並みや那賀川が見下ろせる
2016年11月29日 08:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 8:37
尾根は明るく見晴らしが良い。松崎の街並みや那賀川が見下ろせる
丈の低い草地が続く。踏跡はないが、どこでも歩ける
2016年11月29日 08:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 8:41
丈の低い草地が続く。踏跡はないが、どこでも歩ける
随所に木の階段が設けられているが、あまり歩かれていないようで、かなり荒れた道だ
2016年11月29日 08:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 8:59
随所に木の階段が設けられているが、あまり歩かれていないようで、かなり荒れた道だ
こういう道は歩き易い
2016年11月29日 09:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 9:18
こういう道は歩き易い
富貴野山分岐の直前はルートが分かりにくい。踏跡は不明瞭だし、階段は埋もれている。手入れされていない印象
2016年11月29日 09:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 9:27
富貴野山分岐の直前はルートが分かりにくい。踏跡は不明瞭だし、階段は埋もれている。手入れされていない印象
富貴野山への分岐点に着いた。ここには新しい道標が立っていて、明瞭な登山道が富貴野山へと伸びている
2016年11月29日 09:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 9:39
富貴野山への分岐点に着いた。ここには新しい道標が立っていて、明瞭な登山道が富貴野山へと伸びている
今通って来た道を振り返ってびっくり。通行禁止になっているのだ。だから荒れていたのですね
2016年11月29日 10:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 10:05
今通って来た道を振り返ってびっくり。通行禁止になっているのだ。だから荒れていたのですね
ここから先は安心。しっかり踏まれた明瞭な道が続く。しばらくは水平な巻道
2016年11月29日 10:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 10:06
ここから先は安心。しっかり踏まれた明瞭な道が続く。しばらくは水平な巻道
このまま八瀬峠まで水平に巻いていけるはずなのに、なぜかテープで通行止め。階段が続く健脚コースに迂回させられる
2016年11月29日 10:20撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 10:20
このまま八瀬峠まで水平に巻いていけるはずなのに、なぜかテープで通行止め。階段が続く健脚コースに迂回させられる
林道を横切ると、そこが八瀬峠
2016年11月29日 10:33撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 10:33
林道を横切ると、そこが八瀬峠
ここからいよいよ長九郎山への長い登りとなる。でも、傾斜は緩い
2016年11月29日 10:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 10:43
ここからいよいよ長九郎山への長い登りとなる。でも、傾斜は緩い
石楠花の林が続く。7月に奥秩父の八幡山で石楠花の強烈な藪漕ぎを強いられたが、ここはしっかり道が出来ているので安心
2016年11月29日 10:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 10:53
石楠花の林が続く。7月に奥秩父の八幡山で石楠花の強烈な藪漕ぎを強いられたが、ここはしっかり道が出来ているので安心
長九郎山の頂上に着いた
2016年11月29日 11:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 11:23
長九郎山の頂上に着いた
頂上には鉄製の展望やぐらが組まれている。この上から見た天城山主峰の万二郎岳と万三郎岳だが、雲のために区別がつかない
2016年11月29日 11:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 11:43
頂上には鉄製の展望やぐらが組まれている。この上から見た天城山主峰の万二郎岳と万三郎岳だが、雲のために区別がつかない
昨日登った猫越岳(中央)。その左に展望台と後藤岳。ずっと右の鞍部が猫越峠
2016年11月29日 11:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 11:45
昨日登った猫越岳(中央)。その左に展望台と後藤岳。ずっと右の鞍部が猫越峠
後藤岳の左、写真中央の茶色の部分が仁科峠。その奥に魂の山が見える
2016年11月29日 11:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 11:45
後藤岳の左、写真中央の茶色の部分が仁科峠。その奥に魂の山が見える
下から見上げたやぐら。高さは10m程あるかな。こんなのを頂上に建てるなんて無粋だけど、たしかに展望は良いですね
2016年11月29日 12:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 12:24
下から見上げたやぐら。高さは10m程あるかな。こんなのを頂上に建てるなんて無粋だけど、たしかに展望は良いですね
頂上は木に囲まれて展望は利かない。だからと言って鉄製のやぐらを建てるの?自然破壊とかで反対はなかったのかしら
2016年11月29日 12:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 12:25
頂上は木に囲まれて展望は利かない。だからと言って鉄製のやぐらを建てるの?自然破壊とかで反対はなかったのかしら
さあ池代に向かって下山開始。道が分かりにくいが、赤テープが案内してくれる
2016年11月29日 12:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 12:26
さあ池代に向かって下山開始。道が分かりにくいが、赤テープが案内してくれる
道は主尾根から谷筋に変わる。下降点を道標が案内
2016年11月29日 12:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 12:41
道は主尾根から谷筋に変わる。下降点を道標が案内
枯葉が敷きつめられた歩き良い道は、途中から涸沢のゴロゴロ道に変わる。歩きにくいことおびただしい
2016年11月29日 12:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 12:56
枯葉が敷きつめられた歩き良い道は、途中から涸沢のゴロゴロ道に変わる。歩きにくいことおびただしい
林道に出た。この出口まで沢状のゴロゴロ道
2016年11月29日 13:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 13:00
林道に出た。この出口まで沢状のゴロゴロ道
林道を右に10分程歩くと、再び山道となる。その入口にはベンチが設けられているので一休み
2016年11月29日 13:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 13:08
林道を右に10分程歩くと、再び山道となる。その入口にはベンチが設けられているので一休み
杉林の中を緩やかに下る。先ほどの涸沢に比べて、はるかに歩き易い道だ
2016年11月29日 13:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 13:28
杉林の中を緩やかに下る。先ほどの涸沢に比べて、はるかに歩き易い道だ
持草川に降り立った。飛び石伝いに向こう岸に渡る
2016年11月29日 13:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 13:47
持草川に降り立った。飛び石伝いに向こう岸に渡る
左岸沿いの良く踏まれた道を降りて行くと、あちこちにワサビ田を見かける。これだけ石を組み上げるのは大変だったろうなあ
2016年11月29日 14:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 14:04
左岸沿いの良く踏まれた道を降りて行くと、あちこちにワサビ田を見かける。これだけ石を組み上げるのは大変だったろうなあ
対岸にもワサビ田があり、専用の橋が架かっている
2016年11月29日 14:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 14:06
対岸にもワサビ田があり、専用の橋が架かっている
池代林道のゲートに着いた。昨夜置いておいたMTBを取り出す。これで2.7km下ればゴール
2016年11月29日 14:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/29 14:22
池代林道のゲートに着いた。昨夜置いておいたMTBを取り出す。これで2.7km下ればゴール
撮影機器:

感想

登山ガイドの本にも紹介されているように、大沢から長九郎山に登り、池代に降りてから大沢に戻れば周回ルートになる。しかし、これでは麓の林道やバス道が長いので、もっと楽なルートはないかなあ、と地形図を睨む。
池代林道が持草川を渡る268m地点辺りからダイレクトに大野山の北側鞍部に登れそうだ。このショートカットルートがうまくいけば、一般周回ルートの1/3はカットできるだろう。

ということで、取付いてみた結果、案ずるより産むが易し、ミスコースはあったが、大した問題も無く、予定の鞍部に登り着くことが出来た。ただし、大沢から登る一般ルートと大差ない時間を要した。でも、自分でルートを探しながら進むということは、道標が完備した登山道を登るより数倍楽しめますよ。
さらに、ショートカットすることにより、下山後に林道の後半やバス道を歩かなくて済むことは大助かりである。5月に長野の子檀嶺(こまゆみ)岳に登った時、下山後、登り口に止めた車に戻るために、麓の舗装道路を延々と歩く羽目になり辟易とした。今回、再びこの悪夢を見ないで済んで良かった。

大野山鞍部に着いて大沢から登ってくる一般登山道と合流したが、どうも様子がおかしい。ルートは不明瞭だし、随分荒れている。結果として、このルートは崩落のため通行禁止になっていることが、富貴野山分岐に着いて分かった。どこが崩れているのだろうか?少なくとも今回通ったルート上には無かった。

富貴野山分岐から先は手入れされた立派な登山道が続いていて安心。のんびり山歩きを楽しめました。

今回も林道の下りにMTBを使った。しかし、池代林道から大野山の北側鞍部に確実に登れることが分かっていたら、これを使う必要はなかった。林道をたかだか2.7kmを下るだけなら、歩いても大したことはない。
昨日の猫越岳の場合は、車で通る途中の仁科峠にMTBを置いてきた。しかし、今日の長九郎山の場合は、わざわざゲートまでMTBを置きに行って来た。その手間を考えると、この程度の距離でMTBを使うことは無駄かもしれない。
しかし、大野山鞍部を目指して未知のルートに取付いてみたものの登れなかった場合には、退却してから大沢にある道の駅まで車を回し、大沢口から登り直す積りだった。こうなったら下りでMTBが威力を発揮するはずだ。まあ、わざわざゲートにMTBを置いて来たのは保険みたいなものですね。

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