十方山(瀬戸の滝コース→奥三ツ倉→ナガオノオカ尾根ルート→立岩ダム)
- GPS
- 08:23
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 944m
- 下り
- 933m
コースタイム
天候 | 曇りのち雪→標高を下げていくと雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
別れ道から那須方向に入ると那須登山口まで約64キロというところでしょうか!? 吉和→瀬戸の滝登山口まではまだ不通のようで、キャンプ場に駐車したとのことでした(下山中の4人組の方にお聞きしました)。立岩ダム側からも二の原滝のそばで土砂崩れがあり不通です。 立岩ダムには車が十台前後置けると思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日の登山道は標高700mぐらいから積雪があり、水場あたりからはトレースを追った方が歩きやすい状況でした。積雪で登山道も分かりにくいので、トレースは主だった小ピークなら踏みながら・・・、また、谷に沿って歩く時は安全な場所を選びながら・・・、という感じでつけられていました。五合目ぐらいからは霧が出てきて、また登山道はほとんど尾根上を歩くので大体登山道通りでしたが、それでも樹林帯の終盤の方から平原にかけては登山道から少し逸れていました。 平原部に出ると風が強く、雪も固めでトレースの足跡も付きにくいので踏み跡も途切れがちでした。 十方山山頂から奥三ツ倉にかけては、ちょこっとついていた一見論所に向かってるふうのトレースにだまされてしまい、だいぶ遠回りしてしまいました。このトレースは次第に迂回してシシガ谷に向かっていて、結局、十方山から論所、奥三ツ倉にかけてのトレースはありませんでした。 奥三ツ倉からは町境尾根のナガオノオカをキリイシのタキ経由で立岩ダムに向けて下山しました。岩尾根はど真ん中や、時には回りこんだりしながら、不精がらずに危なくなさそうな所を選んで下りました。また、標高によっては藪がうるさかったりするところがあります。磁石と地図は必須です(私のつたない読図には高度計も要ります)。標高980mぐらいから標高760mぐらいの間は植林帯との境目を歩き、そこから下は正面に立岩山を見ながら(緑の季節は見えないと思いますが…)下れば立岩ダムの近くに着きます。 なお、読み違うなら大谷川側よりも坂根、押ケ垰方面にした方がよいと思います。大谷川を歩いた時にナガオノオカの尾根の方を見上げるとえらく急だったような記憶があるもんで…。坂根、押ケ峠方面なら多少地図を読み違えてもきっと村のどこかに下りることが出来ると思います。 また、先行者のトレースを鵜呑みにしてはいけません。五合目遭難碑で私を追い抜いて行かれた2人組も、恐らく先行の方が間違われてつけたと思われる南西の尾根方向についたトレース(瀬戸の滝の上部に下山しようと思えば出来るけど…)に引っ張られていかれそうになっていましたし、私も十方山山頂から奥三ツ倉にかけて進む時に、鞍部の論所に向かっていたら途中で出くわしたトレースに引っかかってしまい、これを辿っていたら次第にシシガ谷方向に迂回していったので、論所に方向変換して遠回りしてしまいました。 |
写真
感想
この前登っていて、途中で諦めたナガオノオカを今度は下ってみました。
この瀬戸の滝登山道は、私的にはしんどい登山道です。特に五合目までが辛く、ここに着くまでいつももう止めようかと思ってしまいます。今回もそんな感じでしたが、五合目で早い昼飯を食べたら元気になりました。(ただのシャリバテ・・・?)
標高を上げて行くにつれ、お天気も悪くなり、山頂近くの平原に出る頃には強い風と霧が出ていました。今回は、最後の平原部途中までトレースもあったので、ツボ足で山頂までたどり着きました。
十方山山頂から論所、奥三ツ倉にかけては霧の中でトレースもなかったので、磁石を頼りにプレッシャーを感じつつ歩きました。山頂からの出だしはトレースがあったのでそれを追って歩いていたのですが、次第にシシガ谷方向に迂回していったので追うのを止め、磁石を頼りに先ずは論所に出て、奥三ツ倉に向かいました。この辺りの鞍部では風の影響も少ないためか積雪量も多く、ズボズボ嵌るので途中でワカンを着装し、どうにか奥ツ倉にたどり着くことが出来ました。
奥三ツ倉からの町境尾根は、お天気が良ければ尾根への取っ掛かりがよく見えて分かりやすいのですが、霧で見えなかったので慎重に方向を定め、少し進んでは尾根にのっているかを確認、そして少し進んで尾根の向きを確かめる…、を繰り返しながら恐る恐る下山しました。雪の時期は間違えて下ると元の場所に登り返すのが大変なので確信が持てるまで本当に恐る恐ると…。それでも標高を下げてくると霧も少し薄くなったので気分的に楽になりました。でも緑の時期はちゃんと辿れるかどうかあまり自信がありません…。
雪も降って強い風のわりにはさほど寒くもなく、標高900m以下ぐらいからは雪も雨に変わり、春が近いことを感じました。
こんな天気にもかかわらず、瀬戸の滝登山道では4人組、2人組の計6人の方にお会いしました。十方山は好天に恵まれて雪が締まっている時には、山頂に結構人が来るみたいですね。昨日のものと思われる踏み跡はシシガ谷方面からのものが一番多いようでした。
今回、樹林帯の最後で休んでいた時に下山されてきた4人組のパーティには、トレースをつけて頂いてありがたかったです。すれ違ってしばらくして気が付いたのですが、平原部に出てしばらくするとその方達の踏み跡がなくなっていたので、恐らくそこいらで引き返されたのだと思います。…ということは昨日のトレースだと思って登っていた箇所も、実はこの4人の方々が朝一番でつけていたものだったと思います。このトレースがなかったら十方山山頂着ももう1時間ぐらい余分に掛かったかもしれませんし、そうなれば十方山山頂へのリミットは正午過ぎぐらいと考えていた私は、時間的にも余裕がなくなって、来た道を引き返して下山したと思います。
ちなみに五合目あたりでご一緒になり休憩後に先行された2人組の方はその後また抜き返し、樹林帯の最後と山頂とで休憩しながら、追いついて来られるのをしばらくお待ちしましたが、結局姿が見えませんでした。山頂に行ってもガスで何も見えないので途中で引き返されたのかな…?
コメント
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shyriderさん こんばんわ。「瀬戸の滝」駐車場の
あたりに「クマの団地」のようにクマ棚があるのを
見るとやっぱり今年もドキドキしながら登らないと
ダメなようですね。いつかは登ってみたい雪の
十方 でも あの山頂付近の地形を考えると
ためらいます・・・
この日は朝こそ雲りでしたが、途中から雨からミゾレ、山頂が近づくと雪にガスっていうお天気でしたが、それでも六人の登山者に出会いました。
雪の十方山は、お天気に恵まれた日曜日ならきっと大勢の登山者に出会えると思います。特に恐羅漢山のふもとの二軒小屋からシシガ谷か、その先の峠から町境尾根を登ってくる人が多く、トレースがあればカッパとスパッツで登れるんじゃないかと思います。
お天気さえ良かったらあの山頂付近の地形も、下山方向を見失うことはないですし…。
でもせっかく二軒小屋まで行ったのなら、牛小屋まで上がって恐羅漢山を歩いた方がもっとお手軽に雪山が楽しめると思います。雪の恐羅漢山は好天の休日はホントに大勢の人がやってきて安心して雪山を堪能出来ると思います…。
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