谷川岳登攀(マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢)

2009年09月19日(土) 〜 2009年09月23日(水)

コースタイム

一日目 マチガ沢 東南稜
二日目 一ノ倉沢 烏帽子岩南稜
三日目 幽ノ沢及び谷川岳周辺徘徊
四日目 一ノ倉沢 衝立岩中央稜
五日目 帰阪

天候

一日目 晴、二日目 晴、三日目 快晴、四日目 小雨交じりの曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

一ノ倉沢は岩壁が終わってから、国境稜線に出るまでが辛かった。
懸垂下降で同ルート下降が断然楽です。

写真

一日目
大阪から一晩中運転して7時くらいに谷川岳到着
テント設営後さっそくマチガ沢へ

谷川岳で岩壁登攀する場合は事前の警察への届出、もしくは所属する山岳会会長の承認が必要だそうで
それを知らなかった自分達だが登山計画書がしっかりしていたので難を逃れる

縦走だけするつもりで参加した自分も初日だけはと一緒に登攀することに

この滝を右手に巻くが、、、、
そこの草付きスラブがいやらしく、クライミングシューズとザイルを装備

確保できる場所が無く、誰か落ちたら3人とも死ぬからと言われ冷や汗もんで登る

東南稜で登攀開始

ここで先行していた単独行者からの落石(こぶし二つ分くらい)により、Hさんが足を負傷

なんとか登れないことは無いようなので稜線まで出ることに

登攀終了
国境稜線の向こう側は紅葉が広がっていた

100名山ゲット
下山後、Hさんと病院に、骨折とまではいかなかったがかなり痛むようだ

二日目、やはり怪我が痛むようでHさんは残念ながら帰ることに

ということは、Nさんと二人きりになるので、、、、

縦走の予定が登攀に変更
いきなりの本チャンだ

ひょんぐりの滝
アプローチも緊張する

足を踏み外すと死ぬまで滑落するような道が続く
しかし、取り付きまでザイルが張られている場所が多く結構安心

迫力の衝立岩
人工登攀で登れるらしいが登れる気がしない

一ノ倉沢を振り返って

今日は烏帽子岩南稜に挑戦

烏帽子岩左手側のクラックを登る別パーティ

お気に入りの一枚

烏帽子岩までは思ったり楽に登れたが、
ここから先国境稜線に出るまでが大変だった
この先写真を撮る余裕も無くなる
テント場に帰ったのは22時くらいだろうか、14時間行動だった

三日目、力尽きた自分を見てNさんが今日は休息にしようと言ってくれる、有難い

この日は快晴、周囲を散歩することに、衝立岩がくっきり見える

昨日登攀したルートがはっきり判る、感慨深い

谷川岳にはあちこちに山で命を落とした方のレリーフが供えられている

幽ノ沢までやってきた

水量がもうちょっと多ければ綺麗なナメになるだろう

土合駅周辺まで歩いてみる

四日目
鬱々とした感じの衝立岩

小雨が降っていたが取り付きに着く頃には止んでいた

今日は衝立岩の中央稜に挑戦

今日は天気のせいか他のパーティも見かけない、一ノ倉沢貸切状態だ

衝立岩中央稜も無事完登

国境稜線まで行くのは止して懸垂下降で戻ることにする

下降途中、2回ザイルが岩に噛まれて登り返す事に、下降時はピッチを短めに取るのがよさそう

ザイルを使うような場所も終わった後、なんでもないような場所で派手にこける
安心感からか、油断大敵です

17時前には一ノ倉沢出合いに到着
同ルート下降のほうが断然早くて楽だった