記録ID: 1281392
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ハイキング
中国山地東部
岡山県&兵庫県境 日名倉山〜奥海越周遊 雲海&ススキ原
2017年10月08日(日) [日帰り]
Machapuchare
その他1人
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 03:58
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 662m
- 下り
- 642m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 3:55
雲海と茅場(ススキ原)、10月上旬の魅力的な日名倉山の景観を楽しむコース
歩行距離7km、歩行時間3時間30分、歩行数13,300歩
歩行距離7km、歩行時間3時間30分、歩行数13,300歩
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日、前々日の雨で道の大部分が濡れていました。崩れやすい所や滑りやすそうな所、ちょろちょろと水が流れている所、渡渉点がありましたが、今回は大丈夫でした。 東尾根取り付き点<写真23>から日名倉山一の丸<写真15>までは、登山道ではありません。雨上がりでさらに崩れやすくなった急斜面が多く、シダで足元が見えないこともありました。地面が乾いておりシダがそれほど茂っていない時季なら、上りで使えばいいショートカットコースになるかもしれません。 「ベルピール自然公園」駐車場から日名倉山頂上<写真07>までは運動靴でも大丈夫です。砂利道に短い草が生えており、たまに丸太と砂利の階段状になっています。リンドウ<写真30>撮影地点から南に延びる道は、最初のほうだけススキの間の細道で入口がわかりにくいですが、ススキをかき分けなくても歩けます。 リュバンベール鐘楼<写真05>に向かう階段はコンクリートで丸い石を固めたようになっており、濡れているときはよそ見をしていると滑ります。経験者は語る (^_^;) 日名倉山頂上<写真07>から奥海越(おねこし)日名倉山登山口<写真16>までは、最初ススキやシダの間の滑りやすそうな黒土の細道で小石がゴロゴロしています。 日名倉山一の丸<写真15>を過ぎて標高970m辺りからは植林帯や自然林で、一部を除き緩やかな黒土道で歩きやすいです。少し傾斜がある粘土道はなぜか乾いており、下りが苦手な連れも滑らずにすみました。 奥海越(おねこし)日名倉山登山口<写真16>から東尾根取り付き点<写真23>までは、一部、水たまりや、小石がゴロゴロした谷沿いに渡渉を繰り返す所などがあります。 最初は平坦な砂利道で一部、水たまりがありました。スギヒラタケ<写真18>撮影地点を過ぎて少し経つと分岐があり、北北東に延びるシダの間の細道(千種町方面の道標あり)に入りました。小石がゴロゴロしておりたまにちょろちょろと水が流れ、途中からは東側に黒いネットがあり、下に西山川支流が見えていました。 標高720m辺りから650m辺りまでは、数回渡渉しました。水深は浅く靴底が濡れる程度、幅も50〜70cmでひとまたぎできるのがほとんどでした。そこを過ぎてしばらくすると緩やかで歩きやすい道になりました。 東尾根取り付き点<写真23>から日名倉山一の丸<写真15>までは、登山道ではありませんが、植林帯には白やピンク色のテープがあり歩きやすかったです。 取り付きからしばらくは、急傾斜のわりに歩きやすく、切り株や白やピンク色のテープがたくさんありました。標高710m辺りの休憩地点までは植林帯が続いていたようです。 休憩地点を過ぎて数分で崩れやすい黒土になりましたが、しばらくはピンク色のテープがありました。かなり急な崩れやすい斜面を上ると急にシダが茂ってきましたが、踏み跡らしきものを辿って歩けました。 東尾根シダヤブ<写真24>撮影地点前後からは、足元が見えないシダヤブになり、たまにある踏み跡にはきれいなシカの足跡や、思いっきり滑った跡がありました。10分程経つとシダがない所も歩けるようになり、崩れやすさもマシになってきました。標高1000mを過ぎてかなり歩きやすくなると再びピンク色のテープが現れ、日名倉山一の丸<写真15>のすぐ東に出ました。 |
その他周辺情報 | 「ベルピール自然公園」の駐車場の端にある「展望喫茶」では、地元に湧く軟水「愛の水」を使用したコーヒーや軽食が楽しめます。また、駐車場から階段を少し上ると、大きなアーチ型の鐘楼<写真05>に直径2メートル、重さ6トンに及ぶ日本最大級のベル「リュバンベールの鐘」<写真33>があります。 アフター登山で地元産の旬の食材を用いた食事や温泉を楽しみたい方は数km北西方面に「愛の村パーク」<写真35>があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
岡山県と兵庫県の県境にある日名倉山は岡山県側から見ると、作州(美作)富士と呼ばれるほど美しい山容の山<写真36>です。その日名倉山は10月に輝きを増します。それは雲海が生じやすい時期であることと、ススキが至る所で景観に美しさを添える時期であることに起因します。
この時期、この地域は1日の寒暖差が激しく、しかも前日に雨が降ったこともあり、雲海が生じやすい条件でした。当初は標高の低い兵庫県側からのアプローチを検討していましたが、絶景を期待し、できるだけ早い時間に標高の高い所に立つために、岡山県側のベルピール自然公園(標高約865m)からアプローチすることにしました。狙いは当たりました。自動車を降りた瞬間、岡山県美作市方面に雲海が広がっていました。兵庫県佐用町、宍粟市千種町経由でここまで来たので、この瞬間までまったく気づかなかっただけに感動的でした。
ベルピール自然公園の象徴的な建造物であるリュバンベール鐘楼の裏手には、文化庁より「ふるさと文化財の森」として認定された日名倉山茅場が約10ヘクタールにわたり広がっています。全国で認定された13の茅場のうちの一つです。写真や動画でも紹介していますように、本来は地味なススキが、この地では輝きを放っています。個人的には日名倉山は10月に一年でもっとも魅力的な時期を迎えると感じています。この日の往路ではススキはほとんど咲いていなかったのですが、雨上がりで天気がよかったためか、復路では一気に咲いていました。これから咲く株も多く、さらに白くきれいに見えることでしょう。
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