八丈島/八丈富士
- GPS
- 04:49
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 924m
- 下り
- 837m
コースタイム
天候 | 快晴(無風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
飛行機
羽田へのANA2便(14:00発)に乗って帰京。飛行機もフェリーも悪天候で休止することがあるとのこと。水曜日(4/18)八丈島着のフェリーは接岸できず三宅島に戻ったらしい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・底土港〜登山口:車道を歩く。車に注意と言われるがそれ程交通量は多く無い。 ・登山口〜お鉢分岐:1280段の石段をひたすらに登る。 ・お鉢めぐり:「お鉢」の道標に従い時計回りに周回する。火山だけあり、予想以上に岩場的だし、痩せている所、穴が空いている所、ギャップがある所等がある。「足元注意」の看板があるところは要注意。 ・浅間神社:お鉢分岐から火口に降り火口丘と道を分けて右に進む。一本道なので迷う可能性は低そう。浅間神社の裏はすぐ小穴(全然小さく無い)。 ・中央火口丘:途中までしか踏み込んでいないけどこちらは踏み跡も多く迷いやすそうだ。黄色テープのマーキングあり。 ◆登山ポスト 登山ポストは見当たらなかった。 |
写真
感想
得難い機会を得て八丈島にやって来たので八丈富士に登って来た。八丈島に行く前は登山口までどう行くかと考えていたものだけど、飛行機で八丈に到着した瞬間にその考えは消し飛んだ。やっぱり麓からSea to Summitスタイルで登らないと、と。たった854mしか無いのだけれど秘境感極まった楽しい山旅になった。
八丈島には木曜日にやって来たがそれから3日間穏やかな好天が続いた。とは言え水曜日は左にあらず。研究会の準備で前乗りしようとフェリーで水曜日着の便で来ようとした先生は荒天のため着岸できず三宅島泊りになり結局34時間を要したようだ。好天に終始したことには本当に感謝しなければならない。ともあれ飛行場に立って見た八丈富士の姿には、ああこの山はずっと歩いて登りたいと言う想いが募った。
宿所は底土港のすぐ傍の民宿、そこから八丈富士までは一直線の道筋だ。朝7:20と幸い早く出ることが出来た。途中で登校する小学生に出会い「おはようございます」とお互いに声を掛け合ったがもしかして水曜日が休校で土曜日が登校なのかな?真っ直ぐに歩いて空港道路の交差点まで30分、ここまでは市街地の雰囲気だったが初めて八丈富士までの道標があるこの交差点を過ぎるとちょっと登山街道っぽくなる。交差点の道標には登山口まで1:25と彫ってあったけど少し登った所の登山者向け案内板ではそこから2時間となっていた。さてどちらかな?
登山道路は一本道で迷うことは無い。一の鳥居に先ず出合ったがその次にはなかなか出合わなかった。だんだんと道路も勾配を増していき周囲の眺望も良くなって行く。40分近く登ると二の鳥居の道標が現れた。一の鳥居は道端にあったが二の鳥居は少し脇道を下って行くようでちょっと標高を失うことに躊躇ったが行ってみた。草が伸びた林道っぽい径を100m程行くと行き止まり感がありそこで左を見上げると鬱蒼とした林の中に鳥居が見えた。そこから20分余り景色を楽しみつつ登ると鉢巻道路に出合う。右に300mで登山口だ。
登山口からは1280段と謳われている石段の登りがひたすら続く。八丈島の南側も一望の下、今朝出て来た底土港も随分と遠く見える。何回か九十九折りになりながら登って行き空が近く感じるようになると山頂域、お鉢の縁に飛び出る。お鉢の縁に立つと一際違った景色が目に入る。火口壁とカルデラと中央火口丘の織りなす景色は854mと言う標高が考えられないスケールの大きさだ。お鉢巡りのアップダウンもさぞや大変なアルバイトと思えば実際にはそのスケールは見掛けのものであり、と言うことが解ってくる。それまでの登山道も十分に火山を感じさせるものだったがお鉢巡りは尚更だった。とても楽しい小一時間の周回だった。残念ながら御蔵島や三宅島は展望できなかったがそれでも周囲は全部太平洋と言う贅沢さを味わうことができた。朝一番に近くて未だ登山者も少なかった時間帯なので秘境感もすこぶる高い。思わず八丈小島にヤッホーと呼び掛けたくなる情景だった。
10:20と未だ早いので浅間神社にも足を伸ばしてみることにした。お鉢から見る所謂小穴は相当に深かったのでどうかとも思ったが浅間神社はその小穴の縁に立っていた。色鮮やかな玉石が数多く奉納されていて伝統を感じる。やっぱり歩いて来て良かった。更に中央火口丘へとも少し進んでみたけどこちらは分岐路も多いので適当に眺望が良いポイントで引き返した。お鉢巡りをする登山者の声が近く聞こえる。このお鉢の中は密林のような植生でその他とは全く異なっていて興味深かった。
八丈富士からの下りは来た道を一直線に降るだけだ。途中、電動アシスト自転車で登ってくる女性とMTBとロードレーサーの男性2人に出逢い、更に下ったところで歩いて登ってくる登山者に出逢った。自分のことを差し置いてと言いながら下から登る人がいるとは思わなかったと話してくれたが、前日には青ヶ島を巡って来たそうだ。羨ましい。下りは早く、1時間20分で空港に着いた。本来3便を予約していたのだが早く着いたので2便に変更して貰ったがお陰で窓からの絶景を楽しむことが出来た。
それにしても先生達は飲兵衛が多いんで困る。
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