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Yamareco

記録ID: 1846129
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県津山市 天狗岩チャレンジコース〜三十人ヶ仙 花&沢&岩

2019年05月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:02
距離
10.0km
登り
725m
下り
735m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:28
休憩
0:36
合計
5:04
8:49
19
倉見演習林入口
9:08
9:08
71
天狗岩&三十人ヶ仙登山道分岐
10:19
10:20
31
天狗岩登山口
10:51
10:51
27
チャレンジコース分岐
11:18
11:42
36
12:18
12:18
13
三十人ヶ仙登山道&稜線合流点
12:31
12:42
10
12:52
12:52
15
三十人ヶ仙登山道&稜線合流点(2回目)
13:07
13:07
30
三十人ヶ仙登山口
13:37
13:37
16
天狗岩&三十人ヶ仙登山道分岐(2回目)
13:53
倉見演習林入口
旬の動植物観察や岩場、展望を楽しむコース
歩行距離10km、歩行時間4時間30分、歩行数19,100歩、消費カロリー2,040Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
倉見川最上流部と三十人ヶ仙から東に延びる谷との合流する地点にある倉見演習林入口(ヤマフジ<写真44>撮影地点)に自動車を2,3台停められるスペースがあり、そこから先(西)は一般車両侵入禁止です。この20m程北に広い路肩があり、そこにも多少は停めてもよさそうです。
コース状況/
危険箇所等
 天狗岩&三十人ヶ仙登山道分岐から天狗岩に向かう林道には、去年の豪雨の影響が見られます。今回は歩くのに支障はありませんでしたが、雨天や大雨後は水の流れに注意が必要かもしれません。
 天狗岩のチャレンジコースは以前から滑りやすく、通常の登山道も、切られた根曲がり竹(チシマザサ)が大量に散乱し歩きにくい状態が続いてきました。三十人ヶ仙登山道のほうが階段状の道が多く傾斜も緩やかで歩きやすいので、今回のように天狗岩から三十人ヶ仙へと時計回りで周回するほうが安全です。
 天狗岩登山道や稜線上には根曲がり竹(チシマザサ)がかぶさり気味の所が何か所かありますが、少し腰をかがめれば問題ありません。ほんの2,3mでトンネルは終わります。
 全体的に木や根曲がり竹(チシマザサ)の間道でほとんど展望が効かないので、花に興味がない人はつまらないと思うかもしれません。前回(2018年6月24日)は日陰で涼しかった記憶がありましたが、今回はもう少し日向が増えたように感じました。

 天狗岩&三十人ヶ仙登山道分岐から天狗岩に向かう林道には、去年の豪雨の影響が見られます。
 道の端に最深60cm程の溝ができて少し水がたまっていたり、北側の斜面が崩れていたりしますが、歩くのに支障はありません。
 ただし、標高800〜815mで林道がきつくカーブする周辺は、水の流れが変わってしまい、沢が林道を横切る所ができています。水深は浅くまたげるレベルですが、雨天や大雨後は注意が必要かもしれません。

 天狗岩登山道は、全体的に急で滑りやすい土道です。今回は去年の豪雨の影響か、ステップがほとんどなくなってしまい、残った落ち葉でさらに滑りやすい状態でした。濡れていると滑りやすい粘土道が多いのですが、乾いていると今度は崩れやすく、結局、いつも歩きにくいようです。
 標高1110m手前でチャレンジコースに入りました。濡れていると絶対に登れないと評判です。数年前、この道を小雨の翌日に登っていると、下り中のチャレンジャーが降ってきました。道はかなり崩れてしまいましたが、お怪我がなくて何よりでした。下りで利用する人のほうが多いようですが、上りのほうが安全だと思います。
 数年前は木や根曲がり竹(チシマザサ)が茂り、細く急な道でした。今回も細道に変わりはありませんが、植物が刈られて明るくなっていました。植物を掴んで歩くことはできませんが、ステップが切ってあるので、以前よりは歩きやすくなっていました。ただし、濡れていると崩れてきて滑りやすいのは今まで通りだと思います。
その他周辺情報 黒木キャンプ場が近くにあります。流し台&ガス台、トイレ&バス付きの10人用バンガローが1泊10,250円で利用できるなど、大自然の中で1日ゆっくりと過ごすには、お薦めの場所です。
01テンナンショウの仲間
高さ25cm程で茎葉2、小葉は7枚と5枚で鋸歯があり、偽茎は赤みを帯びています。ウメガシマテンナンショウかもしれません。何度か見かけました。
2
01テンナンショウの仲間
高さ25cm程で茎葉2、小葉は7枚と5枚で鋸歯があり、偽茎は赤みを帯びています。ウメガシマテンナンショウかもしれません。何度か見かけました。
02サワハコベ
文字通り沢沿いに咲くハコベです。ミヤマハコベよりも花弁の裂け目が浅いです。この周辺にだけ咲いていました。
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02サワハコベ
文字通り沢沿いに咲くハコベです。ミヤマハコベよりも花弁の裂け目が浅いです。この周辺にだけ咲いていました。
03天狗岩&三十人ヶ仙
        登山道分岐
道標は北寄りにあります。天狗岩方面(左)に進みました。
03天狗岩&三十人ヶ仙
        登山道分岐
道標は北寄りにあります。天狗岩方面(左)に進みました。
04トキワイカリソウ
雪の多い山野で育ち、イカリソウの多くの種と違い、葉が落葉しないで翌年まで残ります。この1株だけで花はそろそろ終わるようでした。
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04トキワイカリソウ
雪の多い山野で育ち、イカリソウの多くの種と違い、葉が落葉しないで翌年まで残ります。この1株だけで花はそろそろ終わるようでした。
05オオタチツボスミレ
地上茎の途中から花柄が出て花を付け、距(花の後ろの突き出た部分)が白いのが特徴です。林道沿いに何度か群生が見られました。
05オオタチツボスミレ
地上茎の途中から花柄が出て花を付け、距(花の後ろの突き出た部分)が白いのが特徴です。林道沿いに何度か群生が見られました。
06ツボスミレ
花は1cm程と小さく白色で、中心部に紫褐色の模様があります。この周辺にだけ群生していました。
06ツボスミレ
花は1cm程と小さく白色で、中心部に紫褐色の模様があります。この周辺にだけ群生していました。
07標高780m沢
林道沿いに沢が流れているので、気分爽快です。動画も撮りました。
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07標高780m沢
林道沿いに沢が流れているので、気分爽快です。動画も撮りました。
08ナガバモミジイチゴ
うつむいて咲きます。実はキイチゴの中でも特においしいそうです。この辺りから林道沿いにたびたび見られました。また、三十人ヶ仙登山道&稜線合流点からの下り始めに、登山道にはみ出してきている株がいくつかありました。トゲが痛いので要注意です。
08ナガバモミジイチゴ
うつむいて咲きます。実はキイチゴの中でも特においしいそうです。この辺りから林道沿いにたびたび見られました。また、三十人ヶ仙登山道&稜線合流点からの下り始めに、登山道にはみ出してきている株がいくつかありました。トゲが痛いので要注意です。
09クロモジ
若葉の付け根は赤みを帯び、若枝は褐色と緑のまだら模様になります。林道沿いに並んでたくさん見られました。
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09クロモジ
若葉の付け根は赤みを帯び、若枝は褐色と緑のまだら模様になります。林道沿いに並んでたくさん見られました。
10ムシカリ満開
虫が好むので正式名称は虫狩といいますが、オオカメノキとも呼ばれています。けっこう散っている木も多かったのですが、この木はまだ満開でした。動画も撮りました。
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10ムシカリ満開
虫が好むので正式名称は虫狩といいますが、オオカメノキとも呼ばれています。けっこう散っている木も多かったのですが、この木はまだ満開でした。動画も撮りました。
11ツルシキミ
地形図の実線の道から天狗岩登山道に入ると、ツルシキミの群生がしばしば見られるようになりました。ミヤマシキミによく似ていますが、地面を這います。今回、最も多く見られた花です。
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11ツルシキミ
地形図の実線の道から天狗岩登山道に入ると、ツルシキミの群生がしばしば見られるようになりました。ミヤマシキミによく似ていますが、地面を這います。今回、最も多く見られた花です。
12天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その1
前回は下を向いて歩いているうちにチャレンジコースの分岐をスルーしてしまいました。木の幹にビニールカバーで被われた紙の道標が取り付けられています。かなり色あせており、文字がほとんど読めませんでしたが、左折するとちゃんとトラバース道がありました。すぐに第一岩発見!
12天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その1
前回は下を向いて歩いているうちにチャレンジコースの分岐をスルーしてしまいました。木の幹にビニールカバーで被われた紙の道標が取り付けられています。かなり色あせており、文字がほとんど読めませんでしたが、左折するとちゃんとトラバース道がありました。すぐに第一岩発見!
13天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その2
トラバース途上に壁状の岩がありました。写真を撮っていると、この2m程手前で連れが転んでいました。細道ですが緩やかなので、なぜ転んだのか本人も不思議がっていました。
13天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その2
トラバース途上に壁状の岩がありました。写真を撮っていると、この2m程手前で連れが転んでいました。細道ですが緩やかなので、なぜ転んだのか本人も不思議がっていました。
14天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その3
道の右(北)側に岩が並んでいたのでズームしてみました。クラック(割れ目)があります。
14天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その3
道の右(北)側に岩が並んでいたのでズームしてみました。クラック(割れ目)があります。
15天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その4
まるで古墳の石室のような隙間のある岩群でした。
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15天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その4
まるで古墳の石室のような隙間のある岩群でした。
16天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その5
南側に岩がたくさん積み重なっていました。
16天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その5
南側に岩がたくさん積み重なっていました。
17天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その6
鋭く尖る岩がそびえ立っていました。基本はこのような巻き道で、岩を直登する所はほとんどありません。
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17天狗岩チャレンジコース
       巨岩群その6
鋭く尖る岩がそびえ立っていました。基本はこのような巻き道で、岩を直登する所はほとんどありません。
18根曲がり竹のタケノコ
根曲がり竹(チシマザサ)のタケノコは、地元ではスズコ、あるいはスズノコと呼ばれています。ツキノワグマの好物なので、この1〜2ヶ月は注意が必要です。人間の好物でもありますが、ここは演習林があるので、植物の採集は禁止かもしれません。
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18根曲がり竹のタケノコ
根曲がり竹(チシマザサ)のタケノコは、地元ではスズコ、あるいはスズノコと呼ばれています。ツキノワグマの好物なので、この1〜2ヶ月は注意が必要です。人間の好物でもありますが、ここは演習林があるので、植物の採集は禁止かもしれません。
19天狗岩チャレンジコース
      巨岩群ラスト!
前方に天狗岩頂上直下の岩が見えました。もうひと登りで天狗岩です!(^^)!
19天狗岩チャレンジコース
      巨岩群ラスト!
前方に天狗岩頂上直下の岩が見えました。もうひと登りで天狗岩です!(^^)!
20ヤマキマダラヒカゲ?
蛇の目模様の黒い部分が大きいので、サトキマダラヒカゲではないようだと判断しました。少し斜めから見ているので、翅の形の違いなど詳細は確認できませんでした。
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20ヤマキマダラヒカゲ?
蛇の目模様の黒い部分が大きいので、サトキマダラヒカゲではないようだと判断しました。少し斜めから見ているので、翅の形の違いなど詳細は確認できませんでした。
21天狗岩頂上三角点
 「天狗岩」越しに天狗岩
標高1196.5mあり、三十人ヶ仙<写真33〜37>より25mほど高いです。
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21天狗岩頂上三角点
 「天狗岩」越しに天狗岩
標高1196.5mあり、三十人ヶ仙<写真33〜37>より25mほど高いです。
22天狗岩頂上三角点より
       角ヶ仙&泉山
南西方面には、左に角ヶ仙(つのがせん)、右奥に泉山(いずみがせん)が見えました。
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22天狗岩頂上三角点より
       角ヶ仙&泉山
南西方面には、左に角ヶ仙(つのがせん)、右奥に泉山(いずみがせん)が見えました。
23天狗岩頂上三角点より
         那岐三山
南東方面には、那岐三山(那岐山、滝山、広戸仙)が見えました。
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23天狗岩頂上三角点より
         那岐三山
南東方面には、那岐三山(那岐山、滝山、広戸仙)が見えました。
24天狗岩
360度パノラマ展望を楽しめます。平らな部分が少ないので、足元注意です。動画も撮りました。
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24天狗岩
360度パノラマ展望を楽しめます。平らな部分が少ないので、足元注意です。動画も撮りました。
25天狗岩によじ登る
     ツルアジサイ
天狗岩によじ登ってきています。前回(2018年6月24日)は咲いていましたが、今回はまだつぼみでした。隣の岩は完全に覆い尽くされていたので、天狗岩も危うい?
25天狗岩によじ登る
     ツルアジサイ
天狗岩によじ登ってきています。前回(2018年6月24日)は咲いていましたが、今回はまだつぼみでした。隣の岩は完全に覆い尽くされていたので、天狗岩も危うい?
26天狗岩てっぺんより
  チャレンジコース岩群
天狗岩の上から東南東方面には、岩が点在しているのが見えます。登ってきたルートが確認できると少しうれしくなります。
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26天狗岩てっぺんより
  チャレンジコース岩群
天狗岩の上から東南東方面には、岩が点在しているのが見えます。登ってきたルートが確認できると少しうれしくなります。
27ムシカリ
白色の小さな両性花のまわりを大きな5枚の花びらを持つ装飾花が縁取っている姿が美しいです。
27ムシカリ
白色の小さな両性花のまわりを大きな5枚の花びらを持つ装飾花が縁取っている姿が美しいです。
28ツクバネソウ
4個の輪生葉が羽根突きの羽根を連想させることからこの名が付けられました。特に稜線上にたくさん見られましたが、大半がつぼみもまだでした。
28ツクバネソウ
4個の輪生葉が羽根突きの羽根を連想させることからこの名が付けられました。特に稜線上にたくさん見られましたが、大半がつぼみもまだでした。
29岩の上で育つ木
根が岩の上でとぐろを巻いています。よくこの状況でここまで育ったものです。岩の上にも長年(*^^*)
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29岩の上で育つ木
根が岩の上でとぐろを巻いています。よくこの状況でここまで育ったものです。岩の上にも長年(*^^*)
30ツリガネタケ大型タイプ
ブナ科のような大木の枯れ木にカサの直径30cm程のキノコが生えていました。
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30ツリガネタケ大型タイプ
ブナ科のような大木の枯れ木にカサの直径30cm程のキノコが生えていました。
31階段状の岩
人為的なものではないのでしょうが、かなり整った形でした。
31階段状の岩
人為的なものではないのでしょうが、かなり整った形でした。
32ツルシキミ咲き始め
三十人ヶ仙登山道&稜線合流点のすぐ北です。ピンクのつぼみがかわいいです(^^♪
32ツルシキミ咲き始め
三十人ヶ仙登山道&稜線合流点のすぐ北です。ピンクのつぼみがかわいいです(^^♪
33三十人ヶ仙頂上三角点
      「三十人ヶ仙」
標高1171.5m頂上三角点<点名:三十人ヶ仙>です。足元には低い植物が茂っているので、座って休憩するのは天狗岩<写真21〜26>のほうがお勧めです。
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33三十人ヶ仙頂上三角点
      「三十人ヶ仙」
標高1171.5m頂上三角点<点名:三十人ヶ仙>です。足元には低い植物が茂っているので、座って休憩するのは天狗岩<写真21〜26>のほうがお勧めです。
34三十人ヶ仙頂上より
  ギラガ仙&三国山北嶺
北方面を望むと、手前にギラガ仙、奥に三国山が見えました。
34三十人ヶ仙頂上より
  ギラガ仙&三国山北嶺
北方面を望むと、手前にギラガ仙、奥に三国山が見えました。
35三十人ヶ仙頂上より
    マッコウ&大ヶ山
東北東から南東方面を望みました。中央に見えているマッコウは山域全体を三原山というようで、岡山県ではマッコウというほうが通りがいいそうです。その右に大ヶ山が見えます。
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35三十人ヶ仙頂上より
    マッコウ&大ヶ山
東北東から南東方面を望みました。中央に見えているマッコウは山域全体を三原山というようで、岡山県ではマッコウというほうが通りがいいそうです。その右に大ヶ山が見えます。
36三十人ヶ仙頂上より天狗岩
北から望む天狗岩<写真21〜26>はなだらかでまったく異なる印象です。
36三十人ヶ仙頂上より天狗岩
北から望む天狗岩<写真21〜26>はなだらかでまったく異なる印象です。
37三十人ヶ仙頂上より泉山
南南西方面には泉山が見えました。このアングルだと双耳峰に見えます。
37三十人ヶ仙頂上より泉山
南南西方面には泉山が見えました。このアングルだと双耳峰に見えます。
38ツルシキミの実
花が咲いているツルシキミ<写真11,32>がある一方、去年の実が残っているものもありました。この実も有毒です。標高960mまで下ると三十人ヶ仙登山口で、右折して林道に入りました。ここからは道標のない分岐もあります。
38ツルシキミの実
花が咲いているツルシキミ<写真11,32>がある一方、去年の実が残っているものもありました。この実も有毒です。標高960mまで下ると三十人ヶ仙登山口で、右折して林道に入りました。ここからは道標のない分岐もあります。
39カエデの新緑
葉の長さは6cm程、葉柄は2cm程でした。ヒナウチワカエデに葉の雰囲気が似ています。紅葉もきれいですが、新緑も美しいです。
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39カエデの新緑
葉の長さは6cm程、葉柄は2cm程でした。ヒナウチワカエデに葉の雰囲気が似ています。紅葉もきれいですが、新緑も美しいです。
40標高770m沢
下りも沢沿いに歩きました。これは振り返って見たところです。動画も撮りました。
40標高770m沢
下りも沢沿いに歩きました。これは振り返って見たところです。動画も撮りました。
41ミヤマカタバミ
林道沿いにそこそこ生えているのですが、つぼみはもう少なくなっていました。往路は時間が早過ぎ、復路は遅過ぎて完全に開花した花は見られませんでした。早寝遅起きの花なので、タイミングが難しいです。
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41ミヤマカタバミ
林道沿いにそこそこ生えているのですが、つぼみはもう少なくなっていました。往路は時間が早過ぎ、復路は遅過ぎて完全に開花した花は見られませんでした。早寝遅起きの花なので、タイミングが難しいです。
42キンシベ
  ボタンネコノメソウ
ボタンネコノメソウの変種です。花の色はボタンネコノメソウが暗褐色なのに対し、キンシベボタンネコノメソウは黄緑色から黄色になります。この周辺にだけ群生していました。
42キンシベ
  ボタンネコノメソウ
ボタンネコノメソウの変種です。花の色はボタンネコノメソウが暗褐色なのに対し、キンシベボタンネコノメソウは黄緑色から黄色になります。この周辺にだけ群生していました。
43ムラサキケマン
種にはアリの好物のエライオソームが付いているので、アリは見つけると巣に運びます。エライオソームを食べられた実は外に捨てられ、発芽します。このようにして生息場所を拡大しています。去年の豪雨で種が流されたのか、小さな1株だけでした。
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43ムラサキケマン
種にはアリの好物のエライオソームが付いているので、アリは見つけると巣に運びます。エライオソームを食べられた実は外に捨てられ、発芽します。このようにして生息場所を拡大しています。去年の豪雨で種が流されたのか、小さな1株だけでした。
44ヤマフジ
ゴール直前で前方に見えた道路沿いのヤマフジを撮りました。山中では見られませんでしたが、運転中に何度も見かけました。
44ヤマフジ
ゴール直前で前方に見えた道路沿いのヤマフジを撮りました。山中では見られませんでしたが、運転中に何度も見かけました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 地味であまり注目されない山ですが、三十人ヶ仙(さんじゅうにんがせん)は「中国地方の山百選<中国新聞社発行>」の中で、岡山県で二十座選ばれたうちの一つです。また、「新ルート岡山の山百選」にも選定されています。
 珍しいこの山名は、昔この山で砂鉄を掘っていたところ、山が崩れて30人の鉱夫が生き埋めになったことに因んで付けられたようです。11〜16世紀に全国随一の鉄(たたら)生産地になった地域ならではの伝説です。
 今回、この三十人ヶ仙を三角点のある天狗岩経由で周回しました。

 天狗岩登山口までは高度差約300m、距離約3.5kmの林道が続きます。沢の音を聴きながら、動植物ウォッチングを楽しみました。標高930mから天狗岩への登りとなりますが、だんだん傾斜がきつくなり、直登も多く、後半は半ば修行のようでした。
 標高1,110mからチャレンジコースに入りました。巨岩が多いコースで、このエリアだけ、かなり神っていました(-_-;)
 また、たくさんのスズコ(根曲がり竹の筍)が生育しており、これらを大好物とするツキノワグマがいないかどうか、ひやひやしながら、登りました。数年前にはクマの足跡がありましたし(*_*;まあ、クマに遭うことは、彼らが油断しない限りありませんが・・・
 
 登り切った所がちょうど、天狗岩三角点でした。天狗岩のてっぺんにはツルアジサイが生育していました。
 てっぺんからは、マッコウ、大ヶ山(だいがせん)、角ヶ仙(つのがせん)、泉山(いずみがせん)など、津山市や鏡野町の名峰が一望できました。
 全国の山で「〜せん」と呼ぶ山は70座ほどしかないのですが、その大半がこのエリアから鳥取県に集中します。仏教伝来と関係するのか、渡来人が住みついてそう呼んだのか定かではありませんが、天狗が岩の上に棲んでいたという伝説のある天狗岩のてっぺんでさまざまな考えを巡らせました。

 天狗岩から三十人ヶ仙の尾根上の道は、ほとんど高度差がないので、楽に歩くことができました。
 歩いている最中は景観はほとんど望めませんが、ムシカリやツルシキミなどの花、根曲がり竹(チシマザサ)の群生を見ながら、約1.5kmほどの稜線歩行を楽しみました。

 三十人ヶ仙の頂上からは北東から南西方面にかけての展望が効きました。鳥取県との境にある山も見えました。ここでは誰一人会うこともなく、静かでのどかなひと時を過ごしました。
 ここから下りのコースは整備され歩きやすく、短時間で再び、天狗岩との分岐に合流しました。上りで気づかなかった花を観賞しながらのんびり歩き、ゴール直前でふと顔を上げると前方にヤマフジの花。最後まで花に癒されました(^^♪





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