初夏の田園、水田に映る逆さ富士―内野〜石割山〜平尾山〜太平山
- GPS
- 06:00
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 644m
- 下り
- 583m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾07:15(JR中央本線) 大月07:49/07:54(富士急行) 富士山08:44 富士山駅08:53(富士急行バス・ふじっ湖号¥460) 内野09:20 復路: 紅富士の湯17:50(ふじっ湖号¥460※30分遅れ 定刻は17:17) 富士山駅18:30(※定刻は17:49) 富士山18:37(富士急行) 大月19:24 (※打上げ) 大月21:54(JR中央本線) 高尾22:29 |
写真
感想
この週末は5月としては異例となる真夏日が続出するような暑い日となった。
初夏を通り越してもう夏である。
先週は雁ヶ腹摺山で富士山を見ようと出かけたのだが、小雨がぱらついていたので結局登山はせず温泉だけ入ってきた。
今日は朝から雲ひとつない快晴で、2週間ぶりの登山に朝から心浮き立つ。
今回一緒に行くYcは富士山が見える山が好きなので、4月に富士山が間近に眺められる石割山の計画を立てたのだが、その時も天気が悪く延期になっていた。
石割山は過去2回登ったことがあるが、1度目は御正体山から縦走し石割神社方面に下山、2度目はオーソドックスに石割神社から登り大平山まで縦走し下山した。
そこで今回は内野バス停から二十曲峠を経て石割山へ至り、山中湖北岸の尾根を全て縦走するルートにしてみた。
二十曲峠も富士山を眺められる場所として有名らしく前から行ってみたかったからだ。
そして先週雁ヶ腹摺山に登れなかったIzにも声をかけてみたところ空いているとのことだったので一緒に行くことにした。
朝、高尾駅に先に着いていたYcから予定していた7:11発の大月行がなく、7:15発しかないとの連絡が入った。
検索を間違えたのかと思い、複数の乗換え検索サイトで調べ直してみたのだが、やはり高尾駅は7:11発になっている。
Ycは心配なのでその前の7:06発の甲府行に乗ったとのことだが、高尾駅7:15発の大月行は立川駅始発でIzはそれに乗ってくるので、自分はそれに乗ることにする。
たかが4分だが、されど4分でその分大月駅での乗換え時間が短くなってしまう。
おそらく臨時の特急が走るとかの関係で時刻がずれたのだろうが、ネットの乗換え検索に反映されていないのは初めてだったのでちょっと焦ってしまった。
結果的に高尾駅発は4分遅れだったが、大月駅着は1分遅れとなっており富士急行の乗換えには問題なかった。
富士山駅から内野バス停へ行くバスは富士急行の普通のバスとふじっ湖号とがあるが、時間的にふじっ湖号だった。
ふじっ湖号は山中湖を周回する観光バスなので車体が小さく座れるか心配だったが、この時期富士山周辺の観光客数は落ち着いているのか、時間的な兼ね合いか乗り込む人は少なく座っていくことができた。
途中最近世界的に人気の観光地になった忍野からは外国人観光客が乗り込んできたが、我々が内野バス停で下りたのでちょうど着席できたことだろう。
内野バス停から二十曲峠までは気持ちのよい田園風景の中を歩く。
この田園風景の中を歩くのも今回の目的のひとつである。
庭先にクマガイソウが花盛りのお宅や、庭先になにげなく富士山があるお宅があったりして楽しい。
そしてこの辺りは標高が高いためか、ちょうど田植えの時期だった。
まだ水が張られただけの水田もあり、そこに富士山が逆さに映っているのを発見。
こんなところで逆さ富士が見られるとは思わなかった。
陽射しは強いものの、吹き渡る風は爽やかで汗もかかずに歩いていく。
電車やバスで登山をすると登山道だけではなくこういう田園歩きの中で偶然の風景と出会うことも多く、この時間もたまらなく楽しい。
こういう時間を同じように楽しいと共有できる友達がいることはありがたいことだ。
二十曲峠までは最初は車道なのだが途中から登山道に変わる。
この登山道もかつては車道として使われていたようでその傾斜は緩く、ひと登りで二十曲峠に到着。
ここまでは車やバイクで来る人もそこそこいて、富士山を眺めていた。
富士山の向こうには南アルプスが白く並んでいる。
二十曲峠から石割山までは登山道の中心が水みちになって削られていて、そこに足がはまってしまいそうで歩きにくかった。
陽射しはますます強く汗だくになったが、思いのほか早く石割山山頂に到着できた。
今までの登山道ではほかに登山者はいなかったが、石割山はほかの登山道から登ってきた登山者でいっぱいだった。
雲ひとつない富士山をみんな楽し気に眺めている。
こんな気持ちのいい快晴の日に富士山を眺められる石割山に来て本当によかったなと思った。
山頂部は直射日光が照り付けていていたが、少し下ったところにちょうどいい木陰があったのでそこで1時間半あまりゆっくりと昼食を摂った。
途中人懐こいビーグル犬が隣に来てひと時の出会いを楽しんだ。
石割山からは山中湖北岸に連なる平尾山、大平山を歩く。
前回ここを歩いたのは冬場だったが、今回は溢れんばかりの緑の中を行く。
気温は高いとはいえやはり5月なので湿度はそこまで高くはなく、爽やかだ。
平尾山、大平山とどんどん山中湖に近づいてくる。
大平山から長池山を経て大平山ハイキングコース入口まで至るとそこからは車道歩きになる。
周囲は別荘地なのだが、空き家が多い。
一時期は別荘地としてにぎわったのだろうが、古くなった別荘は朽ちていき自然に呑みこまれていくようだった。
山中湖畔に出た後は、紅富士の湯までは湖畔を歩いていく。
車道とは別にサイクリングロードを兼ねた歩道が整備されているので歩きやすい。
先週は山歩きをせずに温泉に入ったのだが、やはり汗をかいた後の温泉は格別に気持ちがいい。
温泉はやっぱり山歩きの後に入るのが一番だ。
紅富士の湯から富士山駅までのバスは定刻より30分も遅れてきたのでもう来ないかと思ったのだが平然と現れた。
バスなので10〜15分くらいは遅れることもあるだろうと思うが、さすがに30分も遅れてくると、今回我々は関係なかったが仮に電車の特急を予約した人がいたとしたらどうなってしまうのだろうかと心配になる。
しかも別に道路が渋滞していたわけでもないのだ。
前に別の友人と行ったことのある大月駅前の地元ワインの飲み放題がセットにできる店へ行ってみたがお休みだったので別の店へ。
山梨のワインが飲みたかったのにちょっと残念。
ただYcとIzは初対面だったので大いに酒席は盛り上がったのである。
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