石見冠山・動物紀行〜騒がしい山中その正体は❢
- GPS
- 04:25
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 625m
- 下り
- 625m
コースタイム
11:15冠山の名水
12:00分岐点
12:30山頂
13:15分岐点
14:00冠山の名水
14:40野原谷登山口
天候 | 曇りのち晴れの予報 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
浜田自動車道瑞穂IC-邑南町(県道327) 国道261の三叉路を広島方向に700m進んだ地点に冠山の標識あり。 ここを左折。標識に従い登山口へ約2Km。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
冠山への一般的なルートで危険箇所もなくルートも明瞭で問題ありません。 ただし野原谷登山口の駐車スペース(路上)は狭いの注意が必要です。 |
写真
感想
これだけ緑が濃くなるといろんなものが芽生えたり産まれたりして山に入りたくなくなります。昆虫やハエ・蚊、ヘビとか私が山で出会いたくないものがたくさん出てくるからです。一番出会いたくないのは騒がしいパーティーなんですが動物には会いたいので今回石見冠山に入りました。
植林の沢に入ると下流の方から銃声が聞こえてきました。巻き込まれないことを祈りつつ上流へ。すると沢の中から変な鳴声がします。ぐうーぐうーとかぐわっぐわっとかいってます。カモかアヒルのようにも聞こえますがこんなところにいるわけもありません。声のする沢に入り確かめても姿が見えませんいったい何なんだ。
登山道の直ぐ脇の草むらから突然ザワザワッとノウサギが飛び出してきてびっくりしました。むこうもびっくりしたんだろうけど。山でこのような可愛い小動物に出会うとほっとします。ここまで一人で歩いてきた山道の怖さとか淋しさとか吹っ飛びます。私は彼らに会うためにここに来たんだ。お互い一人なので彼も安心したのか見張り台の上で痒いところを掻いている。
上流で水流のない沢に入り登りつめると尾根にでました。この平らな場所に昔たたら製鉄の炉があった場所と書かれています。ここから反対側の沢に僅か20m降りると
豊かな水流があり驚きます。ここが冠山の名水です。ここでも下流で聴いた変な鳴声が!いったい何なんだろ。
ここから尾根道となり自然林に変わります。高度を上げて行くと道は水平にトラバースとなる。このあたりブナも混じり深山の趣を感じます。ウッドペッカーのドラミングが山中に響いています。姿を現すことはありませんでしたが大木にある巣穴をいくつか発見しました。ルートが僅かに水流がある沢に入るとまたさっきから聴こえる鳴声が大きくなりピークに達しました。いったい誰が騒いでいるのか謎です。この沢に架かる木の橋あたりはもう騒音のレベル。このすぐ上で稜線の分岐点に到達。左から高見側ルートと合流し山頂へ最後の登りとなる。
山頂から近くにある筈の三瓶山は霞んで見えなかったのが残念。このあたり三角錐の山容の山ばかりで不思議な風景です。
さて下降となり、先ほどの木の橋を渡るときに沢床に何か動くものが見えた。カメラでズームして見ると、たくさんのカエルが蠢いてまさに産卵の真っ最中だったのです。こんな沢の源流まで登ってきていることに驚く。この山が如何に水が豊かであるかが窺えます。
登山口に急いで下降する。狭い路上に駐車してたのですごく気になっていたが自分の車一台のままでした。帰りに近くの断魚渓を探勝しました。岩盤に水路を掘ったような豪快なゴルジュです。この沢床まで降りてきたサルの群れに会いました。私が近づくと騒ぎだし散って行きました。これは決して騒がしいパーティーではない。
そのあと道の駅川本に寄り美味しいそばと柿ソフトクリームを食べました。
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