飯豊連峰 飯豊山〜大日岳 縦走 大日杉小屋コース

2019年08月01日(木) 〜 2019年08月03日(土)

• GPS: 30:50
• 距離: 31.9km
• 登り: 2,784m
• 下り: 2,779m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 1:50
• 合計: 8:00

9:20 大日杉小屋
10:40 10:40 長之助清水
10:50 10:50 御田
12:20 12:20 滝切合
13:00 13:00 地蔵岳
14:20 14:20 目洗い清水
15:20 15:20 御坪
15:30 17:20 切合・種蒔山分れ
17:20 切合避難小屋

2日目

• 山行: 11:50
• 休憩: 0:30
• 合計: 12:20

6:00 切合避難小屋
6:50 6:50 草履塚
5:00 5:00 姥権現
7:40 7:50 御秘所
8:00 8:00 御前坂下
8:30 8:30 一ノ王子
8:40 8:40 本山小屋
10:00 10:00 飯豊山
10:10 10:10 駒形山
10:40 10:50 玄山道分岐
11:10 11:10 御西岳
11:20 11:20 御西岳避難小屋
13:00 13:00 大日岳
14:40 14:40 御西岳避難小屋
15:10 15:10 御西岳
15:40 15:40 玄山道分岐
15:50 15:50 駒形山
16:20 16:30 飯豊山
16:30 本山小屋

3日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 0:10
• 合計: 7:30

6:40 本山小屋
7:10 7:10 一ノ王子
7:50 7:50 御前坂下
8:10 8:10 御秘所
8:20 8:20 姥権現
8:50 8:50 草履塚
9:10 9:20 切合避難小屋
10:10 10:10 切合・種蒔山分れ
10:30 10:30 御坪
11:00 11:00 目洗い清水
12:10 12:10 地蔵岳
13:20 13:20 御田
13:30 13:30 長之助清水
14:10 14:10 大日杉小屋
14:10 ゴール地点

　工事現場から手前200M位の間に10台程度は駐車していました。1キロまでの間ならもう4〜5台は駐車できるかできなか、という状況です。あくまで参考です。
　

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

山形自動車道　上山方面〜赤湯バイパス〜長井〜飯豊町中津川〜岩倉〜大日杉小屋

コース状況／危険箇所等

雪渓の心配なし。

その他周辺情報

飯豊道の駅「めざみの里」　いいで牛のステーキ、焼肉コース料理がお勧め。

写真

8/1 9:00

【1日目　8月1日（木）】　
　大雨による路肩補修工事により8月末まで大日杉小屋駐車場には入れません。

8/1 9:01

工事現場。しかし、手前に10台くらい駐車できるスペースがあるので空いていれば入山可能。

8/1 9:15

自らの目標であり、憧れである「飯豊山」に今から挑戦します。

8/1 9:41

最初の難所「ザンゲ坂」の鎖場。童心に戻り、ワクワク、ドキドキしながら慎重に登りました。

8/1 10:47

御田の大杉。さすが、大日杉小屋コース。

8/1 11:04

最初の出会いは、巨大キノコ。でも、まだ子供って感じ。

8/1 12:17

「だまし地蔵」から眺める「本当の地蔵岳」。ここに来て、飯豊山と初対面。感動です！

8/1 13:07

センジュガンピ。

8/1 14:17

ニッコウキスゲと飯豊山。青空にオレンジが映える。

8/1 15:12

タケカンバの森。こちらは青空にタケカンバの白と緑が美しい。

8/1 15:24

御沢分岐に来ました。雪渓を避け、種蒔山を巻くコースを選びました。

8/1 18:58

無事、最初の宿泊地「切合小屋」に到着。素泊まり3000円。一泊食事付きで7~8000円。手作りカレーが美味しそう！ビール800
円。朝日連峰が夕焼けに染まっています。

8/2 4:39

【2日目　8月2日】　切合小屋からのご来光です。

8/2 4:41

気象条件に恵まれました！1泊の予定を変更し、本山小屋にもう一泊。大日岳登頂を目指すことにしました。

8/2 4:49

朝焼けの朝日連峰。去年の夏、朝日連峰から飯豊連峰を眺め、「来年は飯豊連峰から朝日連峰を眺める！」という思い、願いが遂に叶いました！

8/2 4:50

蔵王連峰から。

8/2 6:03

切合小屋をスタート。ミヤマトウキの先の「草履塚」へ！

8/2 5:59

「お花コース」のスタートです。最初は、タカネマツムシソウ。

8/2 6:07

ヤマハハコ。

8/2 6:10

アオノツガザクラ。

8/2 6:11

オオサクラコソウ。

8/2 6:21

チングルマ。

8/2 6:26

コバイケイソウの白が青空に映えます。

8/2 6:56

ミヤマアキノキリンソウ。

8/2 6:57

草履塚を登りきると、堂々たる飯豊山「一ノ王子」の全容が。

8/2 7:18

足元にミヤマウスユキソウ。

8/2 7:25

ミヤマシャジン。

8/2 7:32

タカネマツムシソウと大日岳。

8/2 7:37

御秘所の鎖場。

8/2 8:26

御前坂を登りきると一ノ王子のキャンプ場に到着。空が高い！

8/2 8:34

8時34分。本山小屋着。素泊まり2500円。夕食2000円。レトルトカレー＋コーンスープ＋デザート。ビール800円。アルファー米のレトルト非常食はもっていましたが、夕食頼みました。結果的に、満足した夕食となり明日へのエネルギーになりました。

8/2 9:45

飯豊山神社。

8/2 9:47

飯豊本山。

8/2 9:57

遂に登頂しました。目標達成！

8/2 10:27

今から大日岳へ向かいます。駒形山と御西岳の縦走路。

8/2 10:50

ニッコウキスゲと御西岳。

8/2 10:52

カンチコウゾリナ。

8/2 11:09

ニッコウキスゲと大日岳。

8/2 11:11

御西小屋と大日岳。とニッコウキスゲ！最高の天気です。

8/2 12:05

大日岳コースのお花の皆さん。最初はトモエシオガマ。

8/2 12:13

オヤマリンドウ。

8/2 12:14

コバノコゴメグサ。

8/2 12:24

イブキトラノオ。

8/2 12:24

最後の急坂です。が、思っていた以上に楽でした。御西岳から1時間10分で登れました。

8/2 12:55

飯豊連峰最高峰「大日岳」2128Mに登頂。360°パノラマが広がります。

8/2 13:02

奥に西大日岳。

8/2 13:24

ミヤマクルマバナ。

8/2 13:45

…？フキノトウみたいなお花。

8/2 13:54

コウメバチソウ。

8/2 14:00

マルバシモツケ。

8/2 14:00

クルマユリと雪渓。

8/2 14:23

ハクサンイチゲ。

8/2 15:22

本山小屋に戻ります。御西岳のニッコウキスゲの花畑。

8/2 15:50

玄山道分岐から大日岳を振り返る。

8/2 15:50

手前、駒形山を目指します。奥に本山。一ノ王子。

8/2 16:01

飯豊連峰「烏帽子岳」と「梅花皮岳」が姿を現しました。

8/2 16:09

本山に戻りました。右、烏帽子岳。左m大日岳のパノラマ。

8/2 17:41

本山小屋に戻り、水場を求めキャンプ場へ。

8/2 18:05

那須から来られた男性からキャンプの魅力とともに、正面下が地蔵岳だと教えてもらいました。

8/2 18:06

切合小屋と白の砂地。奥に雪渓。

8/2 18:12

「ほら！影飯豊が見えてきたよ。」と教えられ。

8/2 18:16

振り返ると落日の太陽の手前に飯豊本山が。確かに！

8/2 18:17

どんどん伸びていきます。

8/2 18:17

夕方の影飯豊本山！毎年来ているという那須の男性も、2回目だといっていました。相当ラッキーです。

8/2 18:43

朝日連峰の向こうに鳥海山。

8/2 18:43

同じく奥に月山。

8/2 18:43

パノラマ。

8/2 18:45

大日岳に沈む夕日。

8/3 4:32

【3日目】ご来光を求め、本山山頂へ。

8/2 18:53

吾妻連峰、安達太良山の山々が雲海に浮かんでいます。

8/3 4:37

来ました！

8/3 4:39

息を飲みます。

8/3 4:45

本山からのご来光。

8/3 4:47

飯豊の山々〜雲海、そして朝日に浮かぶ朝日連峰。

8/3 4:50

振り返ると「影」飯豊本山が！

8/3 4:51

日の出なので短くなっていきます。今日に限り私しか気づいていませんでした。

8/3 4:51

昨日、那須から来られた男性との出逢いがなければ振り返らなかったと思います。実際、ほとんどの登山者が、影飯豊に気づかず通過していきました。

8/3 4:53

そして、パワー溢れるご来光とと一ノ王子。

8/3 4:54

ご来光で赤く染まる本山山頂。烏帽子岳、梅花皮岳、そして北又岳が眺めることができました。

8/3 5:16

小屋に戻り、朝食。中華丼と手作り味噌汁、デザートにお漬物、これにコーヒーがついて2000円。アルファー米の食料をもっていましたが、こっちらの方が満足度が違います。

8/3 6:35

本山小屋の優しいお父さん、親切なお母さん。とても感じのよい小屋でした。「また、来てください。」の声に、「はい。」と力強く答えました。

8/3 6:36

さようなら。予定外の2日目を物心共に助けてくれて！

8/3 6:34

蔵王連峰の上に高く登った太陽が眩しい！

8/3 6:38

またね。

8/3 6:52

キャンプ場の下にある水場。最高に冷たく、連峰1番かも！

8/3 7:00

ニッコウキスゲと会津磐梯山。

8/3 7:11

左、安達太良・吾妻連峰。右、磐梯山のパノラマが！

8/3 7:19

お別れです。左、大日岳。右、本山。

8/3 7:35

お花とツーショット。

8/3 7:58

御秘所の鎖場。

8/3 8:00

無事に登り終えました。

8/3 8:13

御秘所の全容。

8/3 8:19

向かうは「草履塚」。

8/3 8:32

見納め。

8/3 8:54

ノウゴウイチゴ。

8/3 9:19

切合小屋から雪渓を望む。左からの登山道を直進すれば雪渓渡りり。雪渓手前を巻けば、種蒔山迂回コース。

8/3 9:24

地蔵岳と三国岳の分岐。雪渓を避け、種蒔山、三国の方に。

8/3 9:30

5分後。上からの眺め。左から右への雪渓渡りは、アイゼンなしで安全に渡れます。巻く必要なかった。

8/3 10:08

御沢と種蒔山分岐に下りてきました。

8/3 10:08

御沢分岐の雪渓コースだと思います。この時期、雪渓が途中で溶けています。次は、もう少し早い時期にピッケルとアイゼンで雪渓を登るのもいいかもしれません。

8/3 9:33

イワイチョウ。

8/3 10:40

目指す地蔵岳は手前の山の奥にあります。

8/3 10:56

このコースに3つある清水の一つ「目洗清水」。

8/3 10:56

かなり下りないといけません。

8/3 11:27

一つ目のピークを越え、最後の登り地蔵岳。

8/3 11:08

ここからはキノコ3連発。

8/3 13:46

品があります。

8/3 13:08

初日に出会ったキノコが…。成長していました。

8/3 13:31

長之助清水はどうだろう。

8/3 13:31

急こう配の梯子を下りていくようです。汲みたかったけど…辞めました。

8/3 13:49

ザンゲ坂上部に到着。

8/3 13:50

5分程の鎖場を慎重に下ります。

8/3 14:18

無事下山！登山口の沢の水に癒され、疲れから解放されました。

8/3 14:31

しばらく、林道を歩きマイカーへ。着替えを済ませ、帰路に！お昼食べていないので、どこかでおいしいものが食べたいなあ。

8/3 16:14

道の駅 飯豊「めざみの里」が待っていました。33度の猛暑。

8/3 15:52

飯豊牛のスタミナプレート2000円とノンアルを頼みました。3日ぶりの肉を食べ、体力を回復。高速を走り、自宅に向かいました。

撮影機器：

D5600 ボディ ニコン

装備

備考

事前に、山小屋に連絡し、食事や水の提供の有無も確認すると連泊も可能となります。

感想

Kaeru_

【飯豊本山小屋の管理人さんに助けられ2泊できました。ありがとうございました。】
　当初、切合小屋に一泊し、翌日飯豊本山登頂し下山の予定。ところが、あまりにも好天に恵まれ朝日連峰はじめ、360°のパノラマが広がり、もう一泊することにしました。非常食のアルファー米のご飯を3袋もってはいましたが、あまり好きではありません。
　2日目の9時に本山小屋に到着。管理人さんは水場から水を背負って戻ってきていました。そこで、レトルトカレーだが夕食の提供があることを知り、お願いし「大日岳」に安心してピストンすることに。16時過ぎ、小屋に戻り明日の朝食もお願いしました。
　3日目、本山でご来光を拝んだ後、中華丼と手作り味噌汁、デザートに感動。2000円の料金は、下山へのエネルギーとなり、無事大日杉小屋へたどりつくことができました。

　【2つの影飯豊本山について】　当初1泊の予定でしたが、あまりにも天候等含め好条件が重なったため、急所2泊し大日岳までコースを延長。2日目には本山でのご来光を拝むことができました。2日目の本山小屋に宿泊し、夕方水場を訪ねキャンプ設営所に赴いたところ、那須から年に1回は飯豊詣でをしているという男の人に「テント泊ですか。」と声をかけたところ、「いまから影飯豊が見られますよ。」と言われ。ふと東側の山並みを望むと、見る見る飯豊本山の影が吾妻連峰に向けて伸びていくではありませんか。もう一つ、彼は私に山形のご来光時の「影鳥海」は有名だが、「夕方の影鳥海がまた素晴らしい！」と教えてもらいました。2日目の日出前、飯豊本山山頂でご来光を目の当たりにし、ふと後ろを振り返ると烏帽子岳と大日岳の間にご来光の「影飯豊」と遭遇することができました。那須から来られた男性と出会わなければ、出会えなかった「2つの影飯豊」。忘れられない思い出となりました。