記録ID: 21261
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沢登り
大台ケ原・大杉谷・高見山
往古川・小木森谷核心部往復
1999年10月10日(日) 〜
1999年10月11日(月)
イグルスキー米山
その他6人
- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 656m
- 下り
- 655m
コースタイム
10月10日C0→林道屈曲(7:45)→標高500C1(15:15)
10月11日C1(7:30)→標高700二股→林道
10月11日C1(7:30)→標高700二股→林道
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
初めての紀伊半島の山。台湾の沢の話を聞こうと知り合った茂木さんに誘われて初めて一緒の山。 翌朝はコンタ240の屈曲に車をデポし、沢に入る。いきなりの5mほどの滝は右岸をショルダーで紐をたらす。10mのテープシュリンゲはとっても便利。ザイル出す手間がいらない。川は小さいのに函がじゃんじゃん出てくる。滝のスケールも一つ一つ結構大きいが、歴史が古い山域で、必ずまき道がしっかりしている。大きな捲きの2回めでコンタ360の二股左岸を行きすぎ、左又に入る。再び函つきの滝の右岸を巻くとどんどん登っていき、ついに稜線に上がる、その細いリッジからはこの先最大の150mの滝小木森滝が正面に見えた。大岩壁をひっさげ、圧倒的だ。こんなの見たことがない。聞けば茂木さんは若い頃ワンビバークであの壁を登ったそうだ。ここから3ピッチのアプザイレンで谷底に降りる。巨岩の詰まった沢底を滝の麓まで上がり下段を右岸から捲き、上のテラスでラーメンを作って食べ、腹膨らまして左岸の捲き道を登る。山仕事人が作ったらしいしっかりした道で、なんなく滝上に出る。階段の踊り場のような爽やかなプールあり。そこからほどなく、細く深い淵の横に小砂利の溜まった幕営適地があり、さっそく焚き火してタープを張る。夜は雨が降ったが、タープは快適だ。薪も、少しヤブを上がると間伐材がたくさん放置して会ったので無尽蔵。楽しい焚き火ライフとなる。茂木さんらわらじのメンバーは焚き火で飯を焚くのが本当にうまい。 翌朝は滝が2つ3つ。中をザイルだしたり、巻いたり。どっちも結局巻くのは容易。途中古い炭焼き小屋の土台跡もあり。せせらぎの傍ら、とても気持ちのいいところ。あんな所の炭焼き小屋でくる日もくる日も過ごしたら、さぞ呑気なことだろう。コンタ660mで北の支沢を詰め、林道にあて、帰る事とする。林道に当たる前に、地図にない踏みあとにあたる。この山域はこういう道がとても多いらしい。山仕事を古くからしてきた歴史があるのだろう。地図にはないからほとんど勘なのだが、茂木さんは実によく知っている。林道について1時間ほどくだり、車に戻る。目指す名のあるピーク無し。標高差わずか数百メートル、水平距離わずか数キロながら、たっぷり二日かかる紀伊の山は初体験で、おもしろかった。 |
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