『風不死岳／北東お花畑コース／動画あり』

2012年07月19日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.4km
• 登り: 669m
• 下り: 666m

コースタイム

私のコースタイムでございますが、昔の無理が祟って膝を痛めておりまして、また、映像・写真を撮るためにマイペースで登りますので、他の方の参考にならない可能性がございます。ご承知置きくださいませ。

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道276号から道道141号に入りまして、3.7kmほど進んだ所にございます樽前山5合目ゲートから砂利道を経て、樽前山7合目駐車場に至ります。ただし、7合目の駐車場が満車の場合は5合目ゲートが閉められますので、その手前の車道脇に邪魔にならないように駐車致しまして、そこから歩く覚悟が必要でございます。

その他周辺情報

「樽前山7合目ヒュッテ」は、苫小牧市が管理しておられます。あくまで緊急避難小屋でございまして通常の宿泊は受け付けておられません。ここ樽前山7合目登山口には水場はございませんのでご注意下さい。トイレは駐車場奥にございます。

写真

7/19 21:27

樽前山7合目ヒュッテ（登山ポストが見えます。）

7/19 21:27

樽前山7合目ヒュッテ前の「北東お花畑コース」入り口

7/19 21:28

マルバシモツケ

7/19 21:37

フタスジチョウ

7/19 21:29

樽前山仰望

7/19 21:29

風不死岳

7/19 21:29

支笏湖

7/19 21:30

溶結凝灰岩

7/19 21:31

溶結凝灰岩

7/19 21:30

溶結凝灰岩

7/19 21:30

溶結凝灰岩

7/19 21:31

イワブクロ（タルマイソウ）

7/19 21:29

イワブクロ（タルマイソウ）

7/19 21:31

風不死岳への分岐

7/19 21:31

ヒカゲノカズラ

7/19 21:28

ヒカゲノカズラの胞子嚢穂

7/19 21:31

コケの絨毯

7/19 21:32

コケの絨毯

7/19 21:32

イワギキョウ

7/19 21:31

樽前山見返り

7/19 21:31

樽前山の溶岩ドームを望遠

7/19 21:31

樽前山裾野

7/19 21:31

広大な国有林の樹海

7/19 21:31

支笏湖

7/19 21:31

風不死岳

7/19 21:32

風不死岳登山口

7/19 21:33

風不死岳樹林帯

7/19 21:33

風不死岳樹林帯

7/19 21:33

風不死岳樹林帯

7/19 21:33

風不死岳樹林帯

7/19 21:33

鎖場

7/19 21:33

7/19 21:33

7/19 21:33

7/19 21:34

シロバナニガナ

7/19 21:34

シロバナニガナ

7/19 21:34

7/19 21:34

7/19 21:35

ヨツバヒヨドリ

7/19 21:35

アザミ

7/19 21:35

偽ピークより風不死岳頂上を客観

7/19 21:35

偽ピークより風不死岳頂上望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上の三等三角点（点名：風不止）

7/19 21:36

風不死岳頂上の三等三角点（点名：風不止）

7/19 21:36

風不死岳頂上

7/19 21:36

風不死岳頂上より支笏湖対岸の恵庭岳

7/19 21:36

風不死岳頂上より後方羊蹄山と尻別岳遠望

7/19 21:36

風不死岳頂上より多峰古峰山（中央、湖畔の山）

7/19 21:36

風不死岳頂上より目前の偽ピーク客観

7/19 21:36

風不死岳頂上より樽前山西山ピーク（奥、やや左）

7/19 21:36

風不死岳頂上より樽前山と溶岩ドーム

7/19 21:36

風不死岳頂上より広大な国有林の樹海と苫小牧市街俯瞰

7/19 21:36

風不死岳頂上より新千歳空港方向

7/19 21:36

風不死岳頂上より恵庭市街方向

7/19 21:36

風不死岳頂上より野牛山（中央奥）と札幌市街望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上よりイチャンコッペ山（中央）と札幌市中心部（右奥）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上よりイチャンコッペ山（中央）と札幌市中心部（右奥）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より烏帽子岳（奥中央）と空沼岳（左ピーク）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より支笏湖対岸の恵庭岳望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より漁岳（奥中央）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より無意根山（奥右端）、中岳（奥やや右）、並河岳（奥中央）、喜茂別岳（奥やや左）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より丹鳴岳（中央）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より後方羊蹄山（奥中央）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より尻別岳（奥中央）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より貫気別山（奥やや右、通称Mt．イゾラ）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より白老岳（奥やや左）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より支笏湖畔俯瞰望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より樽前山の西山ピーク望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より溶岩ドームと西山ピークの間望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より樽前山の溶岩ドーム望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より樽前山東山ピーク望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より苫小牧市街（糸井駅方向）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より苫小牧市街（青葉駅、市営住宅方向）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より苫小牧市街（出光製油所方向）望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より樽前山裾野望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より国有林樹海近景俯瞰望遠

7/19 21:36

風不死岳頂上より国有林樹海遠景俯瞰望遠

撮影機器：

D90 ニコン

感想

welcomecat

【2012/07/19】北海道の「風不死岳（ふっぷしだけ）」に、樽前山7合目登山口より始まります「北東お花畑コース」から登ってまいりました。「風不死岳」は支笏湖の南東に位置します千歳市の山でございます。標高は1,102.4mで「支笏洞爺国立公園」に属してございます。「樽前山」、「恵庭岳」とともに支笏三山の一つでございます。

アクセスは支笏湖の東にございます国道276号から道道141号に入りまして、3.7kmほど進んだ所にございます樽前山5合目ゲートから砂利道を経て樽前山7合目駐車場に至ります。ただし7合目の駐車場が満車の場合は5合目ゲートが閉められますので、その手前の車道脇に邪魔にならないように駐車致しまして、そこから歩く覚悟が必要でございます。今回は7合目駐車場に着きますとほぼ満車で、「樽前山7合目ヒュッテ」管理人の太田さんが空きスペースに誘導して下さいました。

こちらの登山口にございます「樽前山7合目ヒュッテ」は苫小牧市が管理しておられます。市のホームページによりますと、『樽前山の良さを保ち、その良さを多くの人に知っていただく為に建てられました。通年管理人が常駐していますが、自然保護・防災・緊急避難的要素が高い施設である為、通常時の宿泊は受け付けていません。南側には登山者用の駐車場があります。駐車場が満車になった場合は、安全確保のため5合目でゲートを閉めて交通規制を行っています。』とのことでございます。あくまで緊急避難小屋でございまして、通常の宿泊は受け付けておられません。ここ樽前山7合目登山口には水場はございませんのでご注意下さい。トイレは駐車場奥にございます。

932m峰及び風不死岳方向に通じます「北東お花畑コース」の登山道入り口は、「樽前山7号目ヒュッテ」の真向かいにございまして、このコースの登山ポストもヒュッテの入り口前に置かれてございます。コース前半は樽前山の裾野のザレ場を歩きます。この辺りからは支笏湖の一部と国有林の樹海とを遠望すことが出来ます。季節にはイワブクロ（タルマイソウ）が沢山咲いてございます。932m峰方向と風不死岳方向との分岐を右へ進みまして、コース後半はいよいよ「風不死岳」へ掛かります。それまでとは違う緑のある道になりまして、「風不死岳登山口」の看板から先は樹林帯に入ります。そしていくつかのコブやピークを経て風不死岳の頂上に至ります。鎖場が数箇所ございますので、手が錆で汚れたり滑ったりしないように手袋がございますと宜しいと思われます。頂上一つ手前の「偽ピーク」からは、隣の樽前山の巨大な溶岩ドームがよく見えました。双眼鏡がございますと面白いかも知れません。そして到着した風不死岳の頂上からは、支笏湖の全体を俯瞰することが出来ました。以前、支笏湖対岸にございます恵庭岳の第2見晴台（現在の事実上の恵庭岳頂上）に登りました時には、支笏湖の一部しか見ることが出来ませんでした。しかし、この風不死岳の頂上からは支笏湖をはじめ、恵庭岳、札幌市街、恵庭市街、千歳市街、広大な国有林の樹海、苫小牧市街、樽前山、羊蹄山など360°の眺望が得られます。ここで過ごす時間は清清しく素晴らしいものでございました。

眼下に見えます支笏湖は長径13km、短径5kmのマユ型をした湖でございます。最大深度は約360mで日本最北の不凍湖でございます。太古にはこの辺りに巨大な火山がございまして、それが大爆発を起こして陥没し、巨大な円形のクレーターを形成致しました。そして、そこに淡水が溜まりましてクレーター湖が出来ました。その後、この湖を含む一直線の構造線上に「風不死岳」、「恵庭岳」、「樽前山」の順で支笏三山が生まれました。三山の中では「風不死岳」が最も古い山ということになります。円形でしたクレーター湖は、「風不死岳」と「恵庭岳」の誕生によってマユ型に変形して現在の支笏湖の元になったそうでございます。余談ですが「932m峰」は「樽前山」のピーク「東山」に対応して「北山」とも呼ばれることがございますが、実は「樽前山」より前に形成された独立した山体だそうでございます。