恐羅漢山(匹見林道からジョシ谷、亀井谷、恐羅漢山へ)
- GPS
- 08:32
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,004m
- 下り
- 996m
コースタイム
キレンゲショウマ見学とお昼休憩にて約45分
13:25台所原―14:50恐羅漢山(山頂に着くまで休5分と10分、山頂でまた休10分と暑さでかなりバテている?)―15:25旧恐羅漢山―16:20三本栃―16:45匹見林道三本栃入口
天候 | 晴れのち曇り、下山時は夕立 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道は道の細いことを除けば状態は良く二駆自動車でも十分走行可能です。 国道488号線は匹見林道入口から先は通行止めのままです。酷道ファンの期待をよそに、いったい何時通れるようになるのでしょうか…!? |
コース状況/ 危険箇所等 |
今年も恐羅漢山のキレンゲショウマ見物に行ってきました。昨年同様に谷への入り口の刈り込みもされていました。 今回は匹見林道からスタート。 ジョシのキビレの取り付きは、少し用心深く探せば分かると思いますが、その気やすさからか、私は行き過ぎてしまい、30分以上は時間をロスしてしまいました。 ここは私にとってよく間違えてしまう所で、以前も亀井谷から広見山に行った帰りに通り過ぎ、匹見林道まで出てしまって慌てて引き返した事があります。 取り付きからジョシのキビレへの踏み跡は、以前ははっきりと分かったのですが、今回はかなり薄くなっていて、…というか私には踏み跡が分からずじまいで、時折あるテープを辿って歩きました。 数年前に広島山稜会さんの刈り込みによって分かりやすくなっていたキビレ付近のトラバース道も、クマザサの勢いによってすっかり薄れてしまっています。 テープをたよりに進んで、ある程度下っていくと道もクッキリしてきますが、そのテープの間隔も開いているところがありますので、迷うかもしれません。ご注意下さい。 ジョシ谷まで辿り着けば、あとは亀井谷の三十三曲取り付きまでは大丈夫でしょう。 三十三曲の上部から台所原手前の斜面の道も、ササの勢いで一昨年や、昨年より分かり難くなっています。テープとクマザサの下に埋もれつつある道の名残り(地面の平坦部分)をたよりに進んでいくと、台所原が近づくにつれ踏み跡がハッキリしてきます。そして台所原手前の最後の100m程は、これまでにないほどに笹が刈り込んであり、驚きました。 台所原から恐羅漢山、旧恐羅漢山は正規の登山道ですので安心して歩けると思います。 旧恐羅漢山から匹見林道までの下山路は踏み跡とテープで下れば大丈夫だと思います。 三本栃経由の下山路は基本的に谷を下るので、どこでも適当に谷を下れば辿り着くと思いますが、テープを追って下りた方が明らかに歩きやすくて時間も短縮出来ると思います。 台所原〜恐羅漢山〜旧恐羅漢山を除けば、ルート全版に年々野性味が増しているような気がします。歩かれる方は地図と磁石は必須で、くれぐれも気をつけて下さい。 今回当初の予定では、亀井谷林道から入る予定でしたが、出発時間が遅くなったので林道歩きを端折ることの出来る匹見林道からスタートしました。 結果的にジョシのキビレ付近が午前中になったので、のんびり歩けて良かったと思います。 あそこをコースの終盤にして、午後2〜3時頃に夕立の中を通過するとなると気持ちの焦りもあったりして、ドキドキしながら通過するようになっただろうと思います。 なお、今回のルート図はGPSが不調だったため手書きです。 |
写真
感想
ここ2、3年、毎年観にいっている台所原のキレンゲショウマに今年も行ってきました。
お目当てのキレンゲショウマは、咲いているものから蕾まであり、しかし花が終わっているものはまだ見られないぐらいの状態でしたので、お盆過ぎぐらいまで十分堪能出来ると思います。
今回のルートは、匹見林道から久々のジョシのキビレ経由で、ジョシ谷を亀井谷まで降りて、そこからはいつも通りの亀井谷→台所原と進み、キレンゲショウマ見学の後、恐羅漢山から旧恐羅漢、そして匹見林道に下山するという周回コースにしました。
匹見林道から出だしのジョシのキビレ取り付きは、うっかり通り過ぎてしまい、よく分からなくなったのでスマホのGPSで現地確認しようとしたのですが、なぜだかGPSが全く反応せず、慌てて地図と磁石で取り付きを探しながら歩きました。この取り付きは、谷の出合う場所で川沿いの道がクッ!と曲がっていて約51〜52度ぐらいの方向に谷が開けているところです。よくみると目印のテープもありました。
そこから川を渡り、ジョシのキビレに向かう踏み跡を探すも見当たらず、すっかり分からなくなっていたので、磁石を頼りに適当にキビレを目指しました。しかし、たまに踏み跡に巡り合うのでしょうか、テープがあり、そこいらをやっぱり注意深く探すもやはり踏み跡は見つけることが出来ませんでした。まあ磁石で方角を合わせ、登りながら鞍部を目指せば、そこがジョシのキビレです。
ジョシのキビレ付近は、少しササが開けていますが、そこからの道は何となく薄っすら程度しかありません。以前はすごく刈り込んであったキビレ付近からジョシ谷に向けてのクマザサの刈り込みも、もはや風前の灯です。
テープも途中でありますが、間隔が開いているので歩く時は気をつけて下さい。しかし、ある程度下りていくとジョシ谷への道がハッキリしてきて歩きやすくなります。
ジョシ谷から亀井谷の三十三曲までは歩きやすいと思います。
三十三曲取り付きから台所原までの道も、年々ササの勢いが増しつつあり、見分け難くなっていますので慎重に歩いて下さい。しかし台所原手前の100mはクマザサがひろく刈り込まれていて例年になく歩きやすくなっていました。
台所原までで、暑さと久々のルートファイティングによる疲労からか、はたまたオリンピック中継の見過ぎによる寝不足もあってか、結構疲労困憊してしまいました。
台所原からの最後の登りで何度も立ち止まってしまい、恐羅漢山まではどうなることかと思いましたが、ここまできたら引き返すより旧恐羅漢山からの下山した方がはるかに楽ですので、もうひと踏ん張りして登りました。
その後、旧恐羅漢山からの下山時に夕立がきたので“これ幸い”とワザとビショビショになると、すっかり元気になりました。
しかし、着替えがなかったので濡れたままバイクに乗り、その帰り道が寒くて寒くて…。
広島市が近づいてきて、外気温計が29度を超えてくるとやっと身体が暖まり、ほっと一息でした。
昨年秋にスマホになって以来、最近は現地確認をスマホのGPSに頼りきってしまい、あまり読図による現地確認をしていませんでした。
しかし今回のように、何しろスマホですので、いつ何時イカレてしまうかわからないので、登山道以外を歩く時は、以前のようにもう少しマメに読図しながら歩くようにしようと思いました…!
今回の道程で、バリエーションルートでは誰とも出会いませんでしたが、台所原〜旧恐羅漢山の間では、時間的に少し遅めだったのにも関らず、十人ぐらいの登山者に出会いました。
標高を上げるまではアブがいっぱいで大変なこの時期ですが、さすがに人気の山ですね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する