記録ID: 2205660
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳東面 旭岳東稜
2020年02月01日(土) 〜
2020年02月02日(日)
tunotenko
その他1人
コースタイム
2日目
- 山行
- 12:09
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 12:52
旭岳東稜につぶちゃんが行ってくれるというのでお願いすることにした。
2月1日 朝3時金沢発 美し森駐車場に8時10分着
9:10 駐車場発 だんだん雪が増えてくる。今朝のトレース有
11:10 出合小屋 小屋は無人だったので中にテントをはって装備をもって出かける。旭岳東稜に稜線までトレースをつけにいく。先行Pがいるようで上の権現沢側から旭岳東稜にトレースがある。今度は夢幻沢大滝の確認に上の権現沢をつめていくがラッセルがかなりあり、結氷もしていない。2050mくらいまであがったところで14時をすぎたのであきらめて小屋に15時ごろ戻る。
出合小屋付近に大きなテントがひとつ張ってあり、どちらに行かれますかと聞くと権現岳東稜に明日は行く、いま権現沢左又の展望の大滝をみてきたところと言われるので大滝どうでした?と聞くと辛うじて地面までつららが届いているけどこのくらいと両手で抱えられるくらいの氷柱だそう、登るつもりでいったのだけど、あれではねーと暖冬で結氷悪いですよね。
小屋にはひとがいて2つテントがはってあったので別Pと思っていたら同じPでソロテンでした。小屋のストーブに火をつけて暖を取る。夕食は牛ばら肉と鶏肉と野菜やキノコで焼肉にしてから玄米ご飯をいれて雑炊に。つぶちゃんはなんでもきれいに食べてくれてありがたい。
2月2日 晴れ
3:40起床5:10発
装備はバイル2本と雪稜用に50cm長さのピッケルをもってきていて
何を持っていくか悩んだがもうトレースはついちゃってるしなあ、、
とノミックを一本持っていくことにした。
旭岳東稜には最初トレースがあり今日はトレースだけたどればいいのか楽だなあとおもっていたら樹林帯の中にテントがはってあり3人くらい泊まっていた模様。
おはようございます。ラッセルありがとうございます。とあいさつして通り過ぎる。このあとはトレースはなく自分たちが最初のPとなる。
傾斜の強い樹林帯をあがると急な雪斜面をあがっていくのだが
表面がクラストして中はさらさらとした固まらない雪で崩れるとそのしたは草付きの斜面。今週吹雪いて積雪があり、その前はまるで雪はなかったようだ。
なだれるんじゃないかとひやひやしながら登る。幸いつぶちゃんはだいぶ離れて登ってきている。
9:00 2555mあたりで五段の宮と呼ばれている岩稜帯に到着。
つぶちゃんは崩れるせっぺきと闘っていて30分ほどして到着。
リードするか聞くと自分は拘らない。アンカー設置に時間かかるというのでそれなら面白いところはさせてもらい、リードも経験させたがいいよな
奇数P 自分 偶数P つぶっこ とする。
9:40 1P目スタート 1段目にはリングボルトとその少し上にハーケンがあり
上がったところで右側のダケカンバでプロテクションをとった。
2段目真ん中をあがる
3段目真ん中をあがる。ここには残置ハーケンがあり、これがないとランナウとするがおかげで思い切りよく行けた。
3段まではドライで雪は載っているだけなので除けて足を置く場所を決めてからのぼっていく。手がないところはバイルのピックでひっかけて足をあげていく。
3段おわったところで残置シュリンゲとハーケンがあったがもう少し行けばもっと安定したところに出そうだから先に行く。
4段目は右の切れた側を木登りしてあがり
5段目の終了点が目の前なんだが一生懸命ロープ曳いても来ないので
50mロープでは届かないため少しもどって
雪の中の枯れ木でビレー点をとり終了とする。
生きた木からもプロテクションをとってつぶちゃんをあげる。
つぶっこのロープがすごく重くて曳くのが大変だった。
リードに40分フォローが20分で1時間くらいかかった。
つぶっこはバイルを2本ももっているのに背負ってあがってきた。
バイルなかったらしんどかったです、と言っていた。あたりまえだよーよくのぼれるよねえと感心した。
つぶっこからお水をもらって飲む。
つぶちゃんのロープなんか太い?曳きにくいんだけど、というとそれシングルダブルです、とぬかしやがる。えーなにーそんならこれ1本でよかったじゃん、このルートたくさんブッシュあるから、ロープ1本で敗退できるし、、どうりでロープ重いわけだ。
つぶっこはオールフォローでいる気のようだったがフォローだけされたら私が大変なので次はつぶっこに行ってもらう。
2P目 (普通3P目)雪稜
3P目 雪稜
4P目 岩が出てるところの左側をあがってまた雪稜に戻る感じ
あがってみたらもう傾斜はなくなりそのまま山頂にいけるみたいだったので
ロープたたもうかといってロープたたみ
つぶっこはさらにハーネスも脱いでいた。
それはちょっと早すぎないかとおもったけど、またつければいいしとおもってだまっておいた。
12:50 旭岳山頂 快晴 無風!!眺めよし。
少し休憩してからパウダースノーのなかツルネ東稜に向かい下山開始
13:50 ツルネ 休憩 つぶっこにいちご大福をいただく。
大福でなくいちごがはいってることにポイントがあるらしい。
たしかに美味しい。
14:30頃ツルネ東稜を下降の途中でヘリが飛んできた。
最初旭岳東稜の上をサーチするように飛んでいたので
あとのPに何かあったのかとおもったけど権現岳東稜の上に移り
バットレスのあたりでほばリングをはじめバットレス基部から人をひとり釣り上げていたもよう。昨日あったひとたちだろうけど、どうしたんだろう?無風でよかったなあ。
途中トレースがあるのにそれをはずれて早めに沢に降りてしまいラッセルに苦しんだりして小屋に着くのが遅れた。
15:54小屋 テントをかたづけ荷物をまとめて帰路につく
16:20小屋発 途中一人登ってくるひととあう、私たちの足元を見て小屋までずっとこんな感じですか?と聞かれたので、あこんな感じです。アイゼンいりませんとこたえる。空身なので、救出された人たちの仲間で手伝いにこられたのかなとおもう。
18:00 美しが森駐車場につく
入浴して帰宅
24:00 金沢
楽しかった。
2月1日 朝3時金沢発 美し森駐車場に8時10分着
9:10 駐車場発 だんだん雪が増えてくる。今朝のトレース有
11:10 出合小屋 小屋は無人だったので中にテントをはって装備をもって出かける。旭岳東稜に稜線までトレースをつけにいく。先行Pがいるようで上の権現沢側から旭岳東稜にトレースがある。今度は夢幻沢大滝の確認に上の権現沢をつめていくがラッセルがかなりあり、結氷もしていない。2050mくらいまであがったところで14時をすぎたのであきらめて小屋に15時ごろ戻る。
出合小屋付近に大きなテントがひとつ張ってあり、どちらに行かれますかと聞くと権現岳東稜に明日は行く、いま権現沢左又の展望の大滝をみてきたところと言われるので大滝どうでした?と聞くと辛うじて地面までつららが届いているけどこのくらいと両手で抱えられるくらいの氷柱だそう、登るつもりでいったのだけど、あれではねーと暖冬で結氷悪いですよね。
小屋にはひとがいて2つテントがはってあったので別Pと思っていたら同じPでソロテンでした。小屋のストーブに火をつけて暖を取る。夕食は牛ばら肉と鶏肉と野菜やキノコで焼肉にしてから玄米ご飯をいれて雑炊に。つぶちゃんはなんでもきれいに食べてくれてありがたい。
2月2日 晴れ
3:40起床5:10発
装備はバイル2本と雪稜用に50cm長さのピッケルをもってきていて
何を持っていくか悩んだがもうトレースはついちゃってるしなあ、、
とノミックを一本持っていくことにした。
旭岳東稜には最初トレースがあり今日はトレースだけたどればいいのか楽だなあとおもっていたら樹林帯の中にテントがはってあり3人くらい泊まっていた模様。
おはようございます。ラッセルありがとうございます。とあいさつして通り過ぎる。このあとはトレースはなく自分たちが最初のPとなる。
傾斜の強い樹林帯をあがると急な雪斜面をあがっていくのだが
表面がクラストして中はさらさらとした固まらない雪で崩れるとそのしたは草付きの斜面。今週吹雪いて積雪があり、その前はまるで雪はなかったようだ。
なだれるんじゃないかとひやひやしながら登る。幸いつぶちゃんはだいぶ離れて登ってきている。
9:00 2555mあたりで五段の宮と呼ばれている岩稜帯に到着。
つぶちゃんは崩れるせっぺきと闘っていて30分ほどして到着。
リードするか聞くと自分は拘らない。アンカー設置に時間かかるというのでそれなら面白いところはさせてもらい、リードも経験させたがいいよな
奇数P 自分 偶数P つぶっこ とする。
9:40 1P目スタート 1段目にはリングボルトとその少し上にハーケンがあり
上がったところで右側のダケカンバでプロテクションをとった。
2段目真ん中をあがる
3段目真ん中をあがる。ここには残置ハーケンがあり、これがないとランナウとするがおかげで思い切りよく行けた。
3段まではドライで雪は載っているだけなので除けて足を置く場所を決めてからのぼっていく。手がないところはバイルのピックでひっかけて足をあげていく。
3段おわったところで残置シュリンゲとハーケンがあったがもう少し行けばもっと安定したところに出そうだから先に行く。
4段目は右の切れた側を木登りしてあがり
5段目の終了点が目の前なんだが一生懸命ロープ曳いても来ないので
50mロープでは届かないため少しもどって
雪の中の枯れ木でビレー点をとり終了とする。
生きた木からもプロテクションをとってつぶちゃんをあげる。
つぶっこのロープがすごく重くて曳くのが大変だった。
リードに40分フォローが20分で1時間くらいかかった。
つぶっこはバイルを2本ももっているのに背負ってあがってきた。
バイルなかったらしんどかったです、と言っていた。あたりまえだよーよくのぼれるよねえと感心した。
つぶっこからお水をもらって飲む。
つぶちゃんのロープなんか太い?曳きにくいんだけど、というとそれシングルダブルです、とぬかしやがる。えーなにーそんならこれ1本でよかったじゃん、このルートたくさんブッシュあるから、ロープ1本で敗退できるし、、どうりでロープ重いわけだ。
つぶっこはオールフォローでいる気のようだったがフォローだけされたら私が大変なので次はつぶっこに行ってもらう。
2P目 (普通3P目)雪稜
3P目 雪稜
4P目 岩が出てるところの左側をあがってまた雪稜に戻る感じ
あがってみたらもう傾斜はなくなりそのまま山頂にいけるみたいだったので
ロープたたもうかといってロープたたみ
つぶっこはさらにハーネスも脱いでいた。
それはちょっと早すぎないかとおもったけど、またつければいいしとおもってだまっておいた。
12:50 旭岳山頂 快晴 無風!!眺めよし。
少し休憩してからパウダースノーのなかツルネ東稜に向かい下山開始
13:50 ツルネ 休憩 つぶっこにいちご大福をいただく。
大福でなくいちごがはいってることにポイントがあるらしい。
たしかに美味しい。
14:30頃ツルネ東稜を下降の途中でヘリが飛んできた。
最初旭岳東稜の上をサーチするように飛んでいたので
あとのPに何かあったのかとおもったけど権現岳東稜の上に移り
バットレスのあたりでほばリングをはじめバットレス基部から人をひとり釣り上げていたもよう。昨日あったひとたちだろうけど、どうしたんだろう?無風でよかったなあ。
途中トレースがあるのにそれをはずれて早めに沢に降りてしまいラッセルに苦しんだりして小屋に着くのが遅れた。
15:54小屋 テントをかたづけ荷物をまとめて帰路につく
16:20小屋発 途中一人登ってくるひととあう、私たちの足元を見て小屋までずっとこんな感じですか?と聞かれたので、あこんな感じです。アイゼンいりませんとこたえる。空身なので、救出された人たちの仲間で手伝いにこられたのかなとおもう。
18:00 美しが森駐車場につく
入浴して帰宅
24:00 金沢
楽しかった。
天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
アイスバイル2 1本使った<br />ピッケル1 使わず<br />ワカン 使わず<br />アイゼン リンクス1本前づめを短くして使用
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共同装備 |
ダブルロープ50m 2本 うち一つはシングル/ダブル兼用ロープだったので一つでよかった<br />アルパインヌンチャク 4<br />ヌンチャク 4<br />スリング 4
|
備考 | シングルロープ60メートルなら5段の宮1Pで抜けれます。 |
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