二口峠【高沢〜清水峠〜白糸の滝】
- GPS
- 03:32
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 713m
- 下り
- 645m
コースタイム
10:15 清水峠
10:45 県境ゲート(〜10:50休憩)
11:05 二口峠(〜11:20休憩)
12:12 白糸の滝ゲート
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
山寺駅前〜高沢集落は3600円程。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高沢の登山口までのアクセスは車のみ。 山形駅〜高沢間のコミュニティバスは1日2往復のみ。 公共交通機関は時間が限られているので、一部でタクシーを利用。 登りは山形側から歩いて、峠を越え、 二口温泉からは14:25発愛子行の市営バスへ乗れれば、と計画。 ※間に合わなかった場合は、秋保大滝まで歩いて宮交バスへ乗車。 【清水峠登り口〜清水峠】 所々で倒木があるが、一部では刈払いがなされている模様。 何度も渡河する箇所があるが、 ピンクのテープや岩へ矢印が施されており、迷う箇所はない。 一部で道の片側が切れ落ちているが、慎重に歩けば問題無いはず。 【清水峠〜二口峠】 全体的に刈払いはなされていない。 地図上では複数のルートが錯綜しているが、分岐は無く一本道である。 東に開けた所は、足場が狭くて歩きづらい。 二口林道への合流前後は傾斜が急である。 |
写真
感想
【峠】という漢字は、日本製の漢字(国字)の一つで、
中国では【嶺】を充てるようだが、
こちらは地域を分ける意味合いが強い為、
山を上って下りてという人の往来を表わす概念として
【峠】の字が独自に創られたのだという。
山形の高沢から二口峠を歩いてきました。
この道は、今では登山者以外は殆ど歩かれなくなった、歴史のある街道筋ですが、
ときには、移動手段が人の足に限られていた時代を想いながら、
ゆっくり稜線を越えるのも良いかな、と思い立ったが吉日、
早速歩いてきたのであります。
山寺駅前からタクシーに乗り、高沢集落へ向かいます。
村山東部広域農道を南下し、平石水方面へ左折、高度を上げ、
高沢集落を過ぎた辺りからは道幅が狭くなり、
道の両側からも草の手が伸び始めます。
それと合わせて、先ほどまで饒舌だった運転手さんの口数が、
だんだんと少なくなってきました。
……
Uターンできそうなスペースで、降ろしてもらいます。
本日は登山口手前から、山歩き開始です。
歩きなれた頃に、滴り落ちる汗を拭いながら、あれこれ想像し始めます。
昔、山を歩いていて狼に襲われることもあっただろう。
宗教観が現代とは大きく異なったことであろう。
故に、山神への畏敬の念や見えないもの(化け物)への恐怖も強くあったことだろう。
装備品や衣服も現代のアウトドア用品とは違う為に、苦労も絶えなかったであろう。
昔の人にとって峠越えは、よもやすれば生命を落としかねない、
一大決心を要することではなかったか?!
勝手な空想はどんどん膨らんでいき、気が付くとそこが清水峠でした。
その後、二口峠に辿り着くと、休憩している方が一人おり、
白糸の滝から登ってきて、山形神室まで歩く予定だったが、
清水峠までの藪漕ぎが嫌になって引き返してきた、とのこと。
そして「宮城側に行くなら、作並まで乗せてってあげるよ」と。
Σ(゜Д。ノ)ノ
当初は二口温泉までのんびり歩く予定でおり、
あわよくば、糸岳→小東岳→南面白山→面白山高原駅まで縦走も出来るかな?
とも楽観的に考えていましたが、
左膝の外側が痛み始めていたこともあり、
その方とご一緒させていただき、大人しく宮城側に下りることにしました。
こうして「たまたま山で出会ったから」という理由だけで、
初対面の方と色々なことを話すことができるというのは、
山歩きの醍醐味の一つですねー
山歩き歴の浅い私にとって、とても新鮮な機会であります。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんばんはckckcさん
ずいぶんと地味なコースを歩きましたね。
自分はちょっと思いつきません
それにしても作並まで乗っけてってもらって 、よかったじゃないですか
これはckckcさんの人柄、人徳のたまものだと思いますよ
地味、なんですよね〜
ネットで探しても、あまり情報が無いものですから、
それなら「行ってしまえ!」と。
実際歩いてみて、手入れはしっかりされているようで、
天気も良かったので、歩いていて楽しい道でした
乗っけて頂いたのは、左膝に痛みがあったこともあり、
本当にありがたかったですね。
なによりも、その方の風貌はThe山男という感じでして、
作並駅でも「では達者でな!」とだけ言って去っていかれました。
かっこよかったっす
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する