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記録ID: 222685
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ハイキング
蔵王・面白山・船形山

二口峠【高沢〜清水峠〜白糸の滝】

2012年09月08日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
03:32
距離
9.3km
登り
713m
下り
645m

コースタイム

8:50 清水峠登り口
10:15 清水峠
10:45 県境ゲート(〜10:50休憩)
11:05 二口峠(〜11:20休憩)
12:12 白糸の滝ゲート
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
山寺駅前のタクシーは「配車は朝8時から」とのこと。
山寺駅前〜高沢集落は3600円程。
コース状況/
危険箇所等
高沢の登山口までのアクセスは車のみ。
山形駅〜高沢間のコミュニティバスは1日2往復のみ。
公共交通機関は時間が限られているので、一部でタクシーを利用。
登りは山形側から歩いて、峠を越え、
二口温泉からは14:25発愛子行の市営バスへ乗れれば、と計画。
※間に合わなかった場合は、秋保大滝まで歩いて宮交バスへ乗車。

【清水峠登り口〜清水峠】
所々で倒木があるが、一部では刈払いがなされている模様。
何度も渡河する箇所があるが、
ピンクのテープや岩へ矢印が施されており、迷う箇所はない。
一部で道の片側が切れ落ちているが、慎重に歩けば問題無いはず。

【清水峠〜二口峠】
全体的に刈払いはなされていない。
地図上では複数のルートが錯綜しているが、分岐は無く一本道である。
東に開けた所は、足場が狭くて歩きづらい。
二口林道への合流前後は傾斜が急である。
山形の集落ではこうした碑が多く見られます。
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山形の集落ではこうした碑が多く見られます。
ここから平石水集落を通って、高沢集落まで入っていきます。
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ここから平石水集落を通って、高沢集落まで入っていきます。
集落を過ぎた辺りでタクシーを降り、本日の歩きが始まります。
集落を過ぎた辺りでタクシーを降り、本日の歩きが始まります。
朝日と杉の香りが心地良いです。
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朝日と杉の香りが心地良いです。
つきあたりは…
初めは何にも考えずに右の舗装路を進んでいましたが、しばらくして南下していることに気が付き…
初めは何にも考えずに右の舗装路を進んでいましたが、しばらくして南下していることに気が付き…
さっきのつきあたりは左の未舗装が正解でした。
(´⊆`*)ゞテヘヘ
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さっきのつきあたりは左の未舗装が正解でした。
(´⊆`*)ゞテヘヘ
何度か右に左に折れながら、どんどん高度を上げていくと、
何度か右に左に折れながら、どんどん高度を上げていくと、
高沢の登山口が見えてきます。
高沢の登山口が見えてきます。
「清水峠登り口」σ(ー”ー)ふむ
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「清水峠登り口」σ(ー”ー)ふむ
すぐに水場があります。
排水がうまく機能していないので、辺りは水浸しになっとります。
すぐに水場があります。
排水がうまく機能していないので、辺りは水浸しになっとります。
Σ( ̄ε ̄;|||・・・
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Σ( ̄ε ̄;|||・・・
Σ( ̄[] ̄;)!ホエー
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Σ( ̄[] ̄;)!ホエー
道は踏み固められており、歩きやすいです。
道は踏み固められており、歩きやすいです。
堰堤を越えると、
堰堤を越えると、
岩が多くなり、
涸れ沢を渡ると、
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涸れ沢を渡ると、
水の流れる沢を渡河します。
水の流れる沢を渡河します。
いたる所にピンクのテープが進路を教えてくれます。
いたる所にピンクのテープが進路を教えてくれます。
一部ですが、刈払いもされているようです。
一部ですが、刈払いもされているようです。
( `◇´)ゞ
ヽ( ´ー`)ノ休憩にしよう。
2012年09月08日 19:56撮影
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9/8 19:56
ヽ( ´ー`)ノ休憩にしよう。
冷たくて気持ちがいいですね。
2012年09月08日 19:56撮影
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9/8 19:56
冷たくて気持ちがいいですね。
穏やかですねー
だんだんと日差しが強くなってきました。
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だんだんと日差しが強くなってきました。
これで何度目の渡河だろう…
これで何度目の渡河だろう…
最後の渡河を過ぎると、朝日の差し込むブナ林へと変わります。
最後の渡河を過ぎると、朝日の差し込むブナ林へと変わります。
稜線が見えてきました。
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稜線が見えてきました。
沢の音が遠ざかっていきます。
沢の音が遠ざかっていきます。
尾根を越えて、
反対側の景色が開けます。
反対側の景色が開けます。
先ほどタクシーで通った切畑集落が見えますね。
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先ほどタクシーで通った切畑集落が見えますね。
涼しい風を受けながら進んで行くと、
涼しい風を受けながら進んで行くと、
(・_・?)アレ
思ったよりあっけなく?清水峠に着きました。
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思ったよりあっけなく?清水峠に着きました。
一息ついて、二口峠に向けて進みます。
一息ついて、二口峠に向けて進みます。
仙台神室の頭が見えます。
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仙台神室の頭が見えます。
どんどん下って行きます。
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どんどん下って行きます。
まだまだ下って行きます。
まだまだ下って行きます。
右手に開けた遠景に…
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右手に開けた遠景に…
おお!!
かすかに仙台市内のビルが見えます。
( ´_ゝ`) フーン
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おお!!
かすかに仙台市内のビルが見えます。
( ´_ゝ`) フーン
さらに下って行きます。
さらに下って行きます。
藪っぽいところも所々に。
藪っぽいところも所々に。
小さなアップダウンを何度か繰り返し、
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小さなアップダウンを何度か繰り返し、
少々平坦なところを進むと、
少々平坦なところを進むと、
二口林道が見えてきました。
二口林道が見えてきました。
道路合流直前の傾斜は急です。
道路合流直前の傾斜は急です。
入り口周辺は藪っぽいです。
入り口周辺は藪っぽいです。
県境ゲートです。
(;´▽`A``.
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県境ゲートです。
(;´▽`A``.
ここからは林道を歩いても二口峠には辿り着くのですが、
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ここからは林道を歩いても二口峠には辿り着くのですが、
せっかくなので、山道を歩きます。
せっかくなので、山道を歩きます。
暑くなってきました。
暑くなってきました。
林道を眼下に、
刈払い無しの道をずんずん進みます。
ヘ(*`ω´)ノ
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刈払い無しの道をずんずん進みます。
ヘ(*`ω´)ノ
ここをあえて歩く人っているんでしょうか。
ここをあえて歩く人っているんでしょうか。
10分ほど歩いて、再度合流です。
10分ほど歩いて、再度合流です。
(;´Д`A ```
峠まであとちょっと!
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峠まであとちょっと!
二口峠までやってきました。
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二口峠までやってきました。
小東岳への縦走路。
こちらは別の機会に。
小東岳への縦走路。
こちらは別の機会に。
下りは二口林道を歩きます。
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下りは二口林道を歩きます。
秋ですねえ。
お肌が痛々しいですな。
お肌が痛々しいですな。
山道と違って、日差しを遮るものが無いので、暑いのと、硬い砂利道は膝にきます…
山道と違って、日差しを遮るものが無いので、暑いのと、硬い砂利道は膝にきます…
(〃´o`)=3 フゥ
二口の沢を越えると、
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二口の沢を越えると、
白糸の滝のゲートが見えてきました。
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白糸の滝のゲートが見えてきました。
あと1か月もすれば、辺り一面色付き始めます。
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あと1か月もすれば、辺り一面色付き始めます。

感想

【峠】という漢字は、日本製の漢字(国字)の一つで、
中国では【嶺】を充てるようだが、
こちらは地域を分ける意味合いが強い為、
山を上って下りてという人の往来を表わす概念として
【峠】の字が独自に創られたのだという。


山形の高沢から二口峠を歩いてきました。

この道は、今では登山者以外は殆ど歩かれなくなった、歴史のある街道筋ですが、
ときには、移動手段が人の足に限られていた時代を想いながら、
ゆっくり稜線を越えるのも良いかな、と思い立ったが吉日、
早速歩いてきたのであります。


山寺駅前からタクシーに乗り、高沢集落へ向かいます。
村山東部広域農道を南下し、平石水方面へ左折、高度を上げ、
高沢集落を過ぎた辺りからは道幅が狭くなり、
道の両側からも草の手が伸び始めます。
それと合わせて、先ほどまで饒舌だった運転手さんの口数が、
だんだんと少なくなってきました。
……
Uターンできそうなスペースで、降ろしてもらいます。
本日は登山口手前から、山歩き開始です。


歩きなれた頃に、滴り落ちる汗を拭いながら、あれこれ想像し始めます。

昔、山を歩いていて狼に襲われることもあっただろう。
宗教観が現代とは大きく異なったことであろう。
故に、山神への畏敬の念や見えないもの(化け物)への恐怖も強くあったことだろう。
装備品や衣服も現代のアウトドア用品とは違う為に、苦労も絶えなかったであろう。
昔の人にとって峠越えは、よもやすれば生命を落としかねない、
一大決心を要することではなかったか?!

勝手な空想はどんどん膨らんでいき、気が付くとそこが清水峠でした。


その後、二口峠に辿り着くと、休憩している方が一人おり、
白糸の滝から登ってきて、山形神室まで歩く予定だったが、
清水峠までの藪漕ぎが嫌になって引き返してきた、とのこと。
そして「宮城側に行くなら、作並まで乗せてってあげるよ」と。
Σ(゜Д。ノ)ノ

当初は二口温泉までのんびり歩く予定でおり、
あわよくば、糸岳→小東岳→南面白山→面白山高原駅まで縦走も出来るかな?
とも楽観的に考えていましたが、
左膝の外側が痛み始めていたこともあり、
その方とご一緒させていただき、大人しく宮城側に下りることにしました。

こうして「たまたま山で出会ったから」という理由だけで、
初対面の方と色々なことを話すことができるというのは、
山歩きの醍醐味の一つですねー
山歩き歴の浅い私にとって、とても新鮮な機会であります。

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コメント

なかなか思いつかないコース、チョイスしましたね
 こんばんはckckcさん
ずいぶんと地味なコースを歩きましたね。
自分はちょっと思いつきません

それにしても作並まで乗っけてってもらって 、よかったじゃないですか
これはckckcさんの人柄、人徳のたまものだと思いますよ
2012/9/10 20:32
kajyukiさん
地味、なんですよね〜
ネットで探しても、あまり情報が無いものですから、
それなら「行ってしまえ!」と。
実際歩いてみて、手入れはしっかりされているようで、
天気も良かったので、歩いていて楽しい道でした

乗っけて頂いたのは、左膝に痛みがあったこともあり、
本当にありがたかったですね。
なによりも、その方の風貌はThe山男という感じでして、
作並駅でも「では達者でな!」とだけ言って去っていかれました。
かっこよかったっす
2012/9/12 5:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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