奧森吉・桃同沢遡行〜赤水沢下降
- GPS
- 09:36
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 342m
- 下り
- 351m
コースタイム
天候 | 14日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
※鷹巣でレンタカーを借り野外活動センター親子キャンプ場に向かいテント泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※桃同滝までは遊歩道が整備されている ※桃同沢の滝にはステップが刻まれているので登りやすいがスラブ登りになれていないとちょっと怖いかも ※乗越の尾根に入るには2箇所左に入る分岐が有り、テープ等の目印は無いが乗越の尾根には赤テープが木に巻いてあった ※乗越から赤水沢の本流までは難なく下れる ※兎滝の下降は左岸を大きく巻き下りた ※赤水沢は両岸がスラブ壁なので増水すると逃げ場が無い ※泊まった場所 親子ふれあいキャンプ場 受付場所は青少年野外活動センター http://www.city.kitaakita.akita.jp/kankou/stay/camp/camping02.html ※日帰り入浴 森吉山荘 http://www.kokumin-shukusha.or.jp/annai/ken/akita/105019.html (16時まで) 杣温泉 http://www.somaonsen.com/ (19時まで) |
写真
感想
13日 移動日
新幹線で新青森まで行き奥羽本線に乗り換えて鷹巣駅に着いたら、ニッポンレンタカーの人が駅に迎えに来てくれていた。7年前に森吉山に登に来たときは確か鷹巣まで夜行バスで来たなと思い出す、もっともその時に新幹線は青森まで来ていなかったけどね。レンタカーを借りて近くのスーパーで買いだしをして一路奧森吉に向かう。思っていたよりも早く着いて時間が有ったのでクマチさんが杣温泉に寄って行きましょうと提案してくれたので寄ってみる。山の中の1軒宿で露天風呂がなかなか風情のありせっかくなので入ることにした。
森吉ダムに向かう道路から右に入りしばらく登っていくと広々とした森吉山高原に着いた、ここはボーイスカウトの日本ジャンボリーが開かれたと書かれていて通りで設備も整っていて綺麗なはずだ。時間が早かったのでキャンプ場には行かず、明日行く予定の野鳥ふれあいセンターに寄ってみる。立派な施設で中を見学、掛かりの人に明日桃同沢から赤水沢を遡行すると言うと、今年の夏赤水沢が増水してヘリコプターが出動したとのことで雨が降ったら止めて欲しいと注意された。登山届けを出すところは無いので出さなかったが、明日戻って来たら一応寄って欲しいと言われた。
センターを後にキャンプ場に向かいます、途中野外活動センターに寄り受付をする。受付をすると水道の栓を渡され、掛かりの人が先導してキャンプ場に着いた。思っていたよりも広々とした綺麗な場所だったの驚きました、指定されたところに車を置き一通り説明を受けた。トイレは夜間に人が入ると自動的に電気が付くし炊事場も9時過ぎまでは照明が付いていてここが無料で使えるなんて驚きです。私達以外には二台の車があるだけでとても静かキャンプ場。早速テントを張り食事の用意、今日はご飯炊き名人がいるのでご飯を4合炊いて、半分は明日用にとっておき今日は混ぜるだけの混ぜご飯とお鍋です。わいわい飲みながら話しながらいつの間にか寝ていました。明日は8時間コースなので4時起きの6時出発予定、天気になると良いな。
14日
夜中に雨が降っていて心配したが朝方起きたときには満天の星が出ていて嬉しくなる、4時に起きて昨日の鍋の残りにうどんを入れて朝食を食べる。今日もここに泊まる予定ですが念のためにテントを撤収して車に積む。軽のバンは荷物がたくさん積めるので便利、値段も安いし4人だったら今度からこの車にしよう。6時に出発昨日行った保護センターまで5分とか掛からず到着、ここで沢支度をする。事前の予報では余り良い天気では無かったのに良い方に変わり今日は晴天、これで私の雨女も返上したかしら。
桃同滝までは遊歩道になっていて迷うことは無い、朝のブナの森は清々しくて気持ちが良いので4人ともにこにこ顔で森の中を歩いて行く。40分ほどで赤水沢の出合に着きここに戻ってくるのよねと確認して右の桃同沢沿いを歩いて桃洞滝(20m)に到着した。昨日の雨で水量があるり迫力のある滝です、左からも6段ノ滝が流れ込んできている。しばし休憩してから桃同滝を登る、記録を読むとステップが刻まれているとあるが有りました。岩も滑らないので高度感があるけどロープ無しで登れる、でもスラブ登りに慣れていない人はちょっと怖いかも。
滝上に出るとなだらかなナメが延々と続いている、次の大きな滝が男滝かと思っていたら中ノ滝6mが現れた。右上に見えた有る物を見て最初ここが男滝かと思った、左にステップが有り簡単に登れる。滝上に出るとすぐに男滝出てきた、記録には右岸にトラロープが有ると書いてあったが無い・・・・のっぺりとしたスラブ壁を細かなホールドを拾ってなんとかバンドまで登った。男滝を登るとそろそろ赤水沢に行く支流が出てくるはずなので見落とさないように進み、H750の二俣が出てきたので私達は左沢に進む。右の本流もなかなかよさげでまた来ることがあったら行ってみたいな。
支流に入っても延々とナメが続き沢巾も狭くなってボサぎみになって来た、H850で尾根越えの支流に入るのを見落として少し先にいってしまったが、GPSを見て間違ったのが判り戻って支流に入る。入るといきなり滝が現れ登るのは無理なので右のネマガリ竹を掴みながら登る、後は沢形を詰めて行けば尾根に到着。ここまで目印らしい目印は無かったけど登ったところに赤テープが巻かれていた。そのまま反対側に下りていくと水が流れている支流にでた、そのまま下降していきますがこちらもナメで結構な急斜面、ナメは登るのはいいけど下るのは怖い。フリクションが利くので歩いて下りられますが一部笹や潅木をつかみながら下って行くと赤水沢本流に降り立った。本流は桃同沢より二倍くらいの沢巾があり明るく開けていてもちろんこちらもナメが続いている。
しばらく鏡のような流れの中を歩いて行くと4m程の滝が出てきた、ここは左岸のバンド沿いにあるステップを慎重に下りましたが登るのには問題ないけど下りるとなると怖い。次の滝は三段の滝、中間まで下りたところに残置が有ったのでそこから懸垂で下りた。後は兎滝だけかと思ったらまたまた4m程の滝が出てき、Tさんは右を灌木につかまりながら下りて行ったがあとの3人は懸垂で下りた。その下にいよいよ赤水沢のハイライト兎滝が現れる。いろいろな記録を読んだけどみんな滝を下りているらしいが、どう見ても私達には下りられそうに無いので右側の灌木帯を巻くことにした。灌木帯をトラバースぎみに登り痩せ尾根に出て、ここから2ピッチの懸垂でルンゼ状の所まで下りる。後は灌木伝いに沢床に下りることが出来た、巻きの処理に1時間掛かったけど安全第一です。
兎滝から下に滝は無くひたすらナメ床を歩いて行く、それにしてもナメ床は深い淵やら穴が空いていて油断できないので結構神経を使う。いい加減飽きてきたところ左に登山道が出てきてそれをたどって分岐に戻った。センターまで戻り無事帰ってきたことを報告してから急いで森吉山荘のお風呂に入りに行く、日帰り入浴は4時までとのことだったが少し過ぎても入れもらえたので助かりました。キャンプ場に戻り急ぎ夕食の支度、今夜は私達だけみたいだ。お天気に恵まれ無事に遡行出来てみんな満足、夕食時のお酒が美味しかったこと!!ここを拠点に回りを探索してみたいねと話が盛り上がり3年後に来ることが決まったようだ。
明日は私とTさんは弘前の嶽温泉まで移動して明後日岩木山に登ります。後の二人は森吉山に登り帰郷する。
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