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Yamareco

記録ID: 290278
全員に公開
沢登り
赤城・榛名・荒船

碓氷川水系・墓場尻川

2013年04月29日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 長野県
 - 拍手
GPS
06:00
距離
11.4km
登り
601m
下り
273m

コースタイム

いずみ橋(墓場尻川出合)8:50-入渓9:10-10:40三俣10:50-11:20雌滝上-11:40雄滝下11:50-14:00林道14:20-14:40熊野神社-15:20軽井沢駅
天候 ほぼ快晴
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
バス時刻表:軽井沢駅⇔横川駅
http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_etc/cntimep01.cfm?pa=1&pb=1&pc=j0460021&pd=0&st=1
コース状況/
危険箇所等
基本的に癒し系の沢ですが、所々的確に巻道を見つけなければならない箇所が出てきます。大規模なナメ床がこれでもかと連続する様は見事です。渓相も変化があり面白いです。難点はやや水が汚い点と序盤と終盤ゴミが散見される点でしょうか。
いずみ橋
林道を少したどって入渓
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林道を少したどって入渓
入渓点は赤テープあり
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入渓点は赤テープあり
沢床への踏み跡
入渓点の渓相
すぐにナメ床が現れる
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すぐにナメ床が現れる
面白い形の滝
【立体視できます(交差法)】
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面白い形の滝
【立体視できます(交差法)】
ひたすらナメナメナメ♪♪
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ひたすらナメナメナメ♪♪
ミニゴルジュ(左岸から巻いた)
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ミニゴルジュ(左岸から巻いた)
ミニゴルジュを上流から
ミニゴルジュを上流から
巨大堰堤
堰堤上は穏やかな流れ
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堰堤上は穏やかな流れ
見た目より難しい7m滝
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見た目より難しい7m滝
奥に9mCS滝
CS滝の巻き
赤い岩床が多い
奥に見えるのが3段12mの下段
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奥に見えるのが3段12mの下段
3段12mの2段目(突破できず)
【立体視できます(交差法)】
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3段12mの2段目(突破できず)
【立体視できます(交差法)】
一度懸垂で3段12mの下へ
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一度懸垂で3段12mの下へ
3段12mの巻道
巻道から沢を見下ろす
巻道から沢を見下ろす
めちゃくちゃ歩きやすい
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めちゃくちゃ歩きやすい
山ツツジとナメ
雌滝の巻道
こんなところに石積み堰堤
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こんなところに石積み堰堤
雄滝が見えてきた
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雄滝が見えてきた
雄滝にて自分撮り
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雄滝にて自分撮り
雄滝上のゴーロ
水を汲みます
林道が見えた♪
熊野神社付近
中山道が合流
ここまでくれば下界(^^)
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ここまでくれば下界(^^)
軽井沢駅

感想

何人かの山仲間に声をかけたが、皆都合が付かないという事で単独で行くことにした。

住んでいる千葉県柏市を5時頃出発し、信越本線終点の横川駅には8時40分頃到着。予約しておいたタクシーで霧積湖右岸から流入する墓場尻川にかかる橋(いずみ橋)まで行く。

沢の左岸につけられた林道を1分ほど歩くと赤テープの付けられた分かりやすい入渓点に至る。ここで入渓準備をして明瞭な踏み跡をたどっていくとすぐに墓場尻川の河原に降り立つことが出来た。

最初は何の変哲もない河原だが、すぐに見事なナメ床が現れ、これが延々続くようになる。以前行ったことのある吾妻大滝沢を思い起こさせるような景観だ。

しばらく進むと、幅1mほどのミニゴルジュが現れる。手と足を使ったツッパリで突破しようと試みたが、だんだん両側の壁が「逆ハの字」に開いてきてしんどくなってきたので、いったん戻って作戦変更(夏なら泳ぐのも選択肢だが、今日の気温ではそんな気は起らない・・・)。結局左岸から小さく巻くことにした。

ミニゴルジュ先の屈曲点を曲がると巨大堰堤出現。これは右から簡単に巻くことが出来る。作業用の足場を使って再び河原に戻った。

しばらくはバーベキューでもしたら気持ちよさそうな穏やかな河原となり、緩やかな流れの名をジャブジャブと進んでいく。しばらく進むと現れるのが7m滝。

遠目には右壁に細いバンドが走っておりこれを利用して簡単に登れそうに見えたが、下部がかぶり気味なこともあり見た目より難しい。やっかいなのは、岩が脆いことで、ふつうなら「こういう感じの岩は安定してるだろー」というようなホールドが簡単にボロッとはがれてしまうので要注意だ。過去に事故も起こっているので、慎重に右壁を登って突破する。

ここから三俣まではほぼ平凡。途中9mCS滝があるがまず登れないのでさっさと左岸から巻いた。

三俣は右俣・中俣・左俣すべて滝を懸けて出合っており、ちょっとした景観だ。10分ほど休憩して左俣に入る。

左俣に入ると再びナメが連続しだし、すぐに3段12m滝が現れる。下段は右側を比較的簡単に登れたが、2段目が曲者で高度こそないものの、とにかくどこもかしこもツルツルで、しばらく粘った末断念(過去の記録でフリーで突破している記録があったので、「行けるかなー」と思っていたが甘かった(^^ゞ) 

ここから右巻きに入れるかと思い脆い斜面を立ち木にセルフビレイを取りながら登ってくが、どうも厳しそうなので安定している木を支点にして10mほどの懸垂下降。再び3段12m滝の下に戻る(+_+)

消去法的にその右にあったルンゼを詰めていくと、適当なところから左の尾根に乗ることが出来た。尾根上には比較的明瞭な踏み跡があり、かなりの高巻きになるもののこれを利用して簡単に3段12mの上に降り立つ。今回ネットでダウンロードした遡行図しか持ってきていなかったが、ちゃんとした遡行図を持ってきていたらこの辺もちゃんと書いていたかもしれない。

ひたすら続くナメを歩いていく。下手な登山道より歩きやすいかもしれない(^^)

しばらく行くとこの沢の二番格雌滝14mが姿を現す。ハングっておりなかなかの迫力だ。巻きは右岸で何本かの明瞭な巻道がついていた。

そしてさらに進むこと20分、今回の筆頭格雄滝が出現する。凹凸の激しい黒々とした岩の上を大量の水が飛沫を上げながら落下してくる様は壮観だ。

問題はこれをどう巻くかである。滝の近くはツルツルの岩が出ており、小さく巻くのはかなり危なそうだ。そこである程度手前の灌木の生えた斜面に取り付いて登っていくが、だんだん傾斜が急になり木にセルフビレイをとりながらボロボロの斜面を騙し騙し登り、ジリジリと高度を稼いでいく。やっと傾斜が落ちてきたかと思ったらまた明瞭な踏み跡が・・・。もっと前からちゃんと巻道を探していれば最初からこの踏み跡を利用してスマートに巻けたかもしれない。

雄滝の上はあまり特筆すべきことは無く、ゴーロを歩いていく。ゴミが散見されるのが気になるが、林道に沿っているからしょうがないのかな。水が涸れて10分も歩くと左手に林道の基礎部分が見えてきたので、ここから沢を離れて林道に上がる。

沢装を解除して、軽井沢方面へ林道を小走りに歩いていく。熊野神社付近で旧中山道が合流し、すぐにアスファルトの道になる。今山行最高到達地点のはずなのに、茶屋とかあって完全に下界(^_^;)

バスもあるみたいだが、歩いた方が早そうなので車道を軽井沢に向かって一直線に下っていく。が、標高980mあたりから完全に観光地と化していて、お洒落なカフェやら土産物屋やらの間をカップルや親子連れを除けながら歩くことに。1時間ほど前泥壁を攀じっていたことからすると景色の変わり方が激しすぎる。というか、これはメットをぶら下げたザックを持って歩く場所ではない・・・(汗)

それでも気にせず歩き続け、3時20分頃軽井沢駅到着。ふぅ。軽井沢と横川駅の連絡バスが出ているのでこれに乗って横川駅に戻り、群馬側から帰途につきました。

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