比企三山と外秩父少し存分に(埼玉)テント

2021年03月11日(木) [日帰り]

• GPS: 16:24
• 距離: 39.1km
• 登り: 2,062m
• 下り: 2,501m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:05
• 休憩: 1:02
• 合計: 10:07

7:28 白石車庫バス停
8:52 8:57 △1笠山
9:19 9:20 U1笠山峠
9:56 10:11 △2堂平(どうだいら)山
10:25 10:26 剣ケ峰
10:36 10:36 U2白石(しろいし)峠
11:39 11:51 U3定峰峠
12:27 12:41 U4旧定峰峠
12:53 12:53 桧平
13:17 13:22 △3大霧山
13:45 13:50 U5粥仁田(かゆにた)峠
14:13 14:13 ミルクハウス
14:18 14:18 モーモーハウス
14:42 14:42 U6二本木峠
15:07 15:07 △(4)皇鈴(みすず)山
15:29 15:30 △(5)登谷(とや)山
15:38 15:38 U7茱萸ノ木(ぐみのき)峠
15:47 15:47 U8釜伏峠
15:53 15:55 釜山神社
16:06 16:07 △(6)釜伏山
16:45 16:45 四等三角点 釜伏
17:35 17:35 ★秋山BS
17:35 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

・往路=和紙の里07:04(イーグルバス)白石車庫へ
・復路=秋山17:57(イーグルバス)和紙の里へ

コース状況／危険箇所等

・25km、up1,600mのロングコースです(GPS寸断のため地図で再計算)
・比企三山(笠山、堂平山、大霧山)に
加えて、皇鈴山、登谷山、そして釜伏山を時計回りにたどりました。峠も8ヶ所通過し、峠めぐりにもなりました
・外秩父七峰ハイキング(42km)とルートはかなり重複しています
・道は分かりやすく、岩場などは殆どなく、歩いやすいトレイルです
・釜伏峠は秩父往還の1ルートで荒川の道が険しい頃熊谷と秩父を結ぶ主要道だったようです。手前には関所跡もありました。峠には釜山神社があり、ここはオオカミを神とする多くの狛犬が鎮座する独特の空気を醸し出していました

その他周辺情報

・小川町駅近くの日帰り温泉『花和楽』は来場激減により休業(泣)でした

写真

道の駅「ひがしちちぶ和紙の里」から白石車庫へバス

白石車庫に到着。まずは笠山を目指します(07:28)

つぼみ

樹林帯のトレイル。こういうのも悪くないです

△1笠山(837m)に到着(08:42)

笠山神社に寄り参拝しました

ルートが同じ部分が多いため外秩父七峰ハイキングコースの案内板を多数見かけました

峠1笠山峠(680m)

堂平山手前から。浅間山

堂平山から。谷川連峰

△2堂平山(876m)到着(09:56)

この後たどる草原の多い稜線を望みます

両神山です。左に八ヶ岳が。

浅間山をアップ

谷川連峰をアップ

堂平山頂広場は広いです。天体ドーム（宿泊可）もあります

山頂にあるテントサイトを下見(でも焚き火できないサイトのようでした)

峠2白石峠(760m)

（白石峠〜定峰峠）歩いてきた稜線。左に笠山、右に堂平山。笠山が綺麗な形

峠3定峰峠(620m)。茶屋はお休み。バイクがブゥンブン

獅子岩

旧定峰峠にあった案内看板。今日めぐる山や峠の命名の由来が書かれてありました

峠4旧定峰峠(630m)

△3大霧山(767m)(13:17)

大霧山から。これから向かう稜線。秩父高原牧場とその先いずれもタワー(電波塔)のある皇鈴山、登谷山

眼下の集落がミニチュアみたい

峠5粥仁田峠(540m)

牧場手前からしばらく車道歩き

乳牛

春がちらほら

左から、歩いてきた比企三山揃い踏み(左端に笠山、そのすぐ右に堂平山。歩いた稜線を経て右端に大霧山)

峠6二本木峠(590m)

きょうは3.11。その14:46。黙祷。ラジオに合わせて。東日本大震災から丸10年。終わりの見えない復興。区切りだと、ひと段落するタイミングでもなさそうです。通い詰めたほどではないですが、これからも出来る限り寄り添っていきたいと山中で改めて思いました

△4皇鈴山(679m)。山頂は広いです(15:06)

峠7茱萸ノ木峠(510m、皇鈴山と登谷山の間にあります)

登谷山からの寄居の町

△5登谷山(668m)(15:30)

峠8釜伏峠(530m)(15:48)

釜伏山はこのコース唯一のがれ場があります

釜山神社。三峯神社同様オオカミ信仰が垣間見えます。狛犬をじっくり見るのもいいかもしれません。

今日2箇所目のお参り

△6釜伏山(582m、神社の奥宮。外秩父七峰のルート外です)(16:04)

釜伏峠に戻り、下山。途中関所跡。秩父往還の1ルートとしてそれなりの往来があったのかもしれませんが、150年前までのことですが記録がないのだそう。大震災もこのように忘れ去られてしまうのでしょうか、という思いが去来しました

下山路に図らずも梅林がありました

梅に恵まれた日です

赤い

白いのアップ

秋山バス停。寄居発のバスに乗り和紙の里に戻ります。お疲れ様でした(17:34)

感想

Sheilas

見るたびにその素敵な円錐が気になる笠山。ということで、比企三山(笠山、堂平山、大霧山)、そして外秩父の3座(皇鈴山、登谷山、釜伏山)をまとめて訪ねました。関東平野と秩父を分ける8峠も。小刻みなアップダウンの連続でちょっとハードな9時間ウォークとなりました。

外秩父7峰ハイキングコースとかなり重なったルートで、今回は7峰のうち5座を訪ねました。(ただイベントでは全長42kmを12時間以内で歩かなければいけません)

日本武尊に関連する山名、峠名が多く、また秩父往還やオオカミ信仰(釜山神社)を感じるコースでもありました。秩父は奥深かったのでしょうね。

歩いた馬蹄形の稜線を振り返った時には行程が長かったためか、ささやかな充実感がわきました。明るい稜線で、快晴につき、眺望も良く、八ヶ岳赤岳や浅間山、谷川連峰、日光白根山などの銀嶺たちが素敵でした、


【多摩武蔵に静寂を求めて(9)】