名残ヶ原と天馬尾根(秣岳〜しろがね草原)
- GPS
- 06:25
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 570m
- 下り
- 565m
コースタイム
8:20 名残ヶ原散策 9:00
9:20 駐車場
9:50 秣岳登山口
11:00 秣岳頂上
11:40 しろがね草原(昼食)12:20
13:10 秣岳頂上
14:15 秣岳登山口
天候 | 小雨→曇り 見晴らしはまあまあ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
秣岳登山口の下の方に、7〜8台ほど停められる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○名残ヶ原○ 特に危険な箇所は無い。 雨後は水溜まり、ぬかるみ多い。 ○秣岳○ 粘土質で滑りやすいところあり。 岩場のトラバースは雨天時注意。 温泉は、岩手側:須川高原温泉、秋田側:栗駒山荘。 |
写真
感想
本日の目的。
その1:名残ヶ原としろがね草原のキンコウカ等お花畑。
その2:先月の失敗の現場検証。
本当は、前回と同じく須川コースから登って展望岩頭を経てしろがね草原、秣岳、そして、自分が滑落した場所を見てくる予定でした。
しかし、前日八幡平で、たいして歩いていないけれど疲れていて、このロングな周回路はちょっと辛い。
ましてや、車道歩きもしなくてはなりません。
須川高原に着くと、小雨が降っています。
今日の予報は曇りと晴れだったのに〜(>_<)
テンションは下がり、名残ヶ原だけで帰ろうかなとも思い始めました。
とりあえず、カメラセットと水だけ持って、名残ヶ原へ出発しました。
雨は樹林帯で遮られるものの、カメラに気を遣って歩く、最近のパターン。
しかし、途中遠くに鳥海山が見え、雨はもうじき上がると確信しました。
駐車場に近い、硫黄山前のルートを通り、イワカガミやミネズオウのなれの果てを見ながら進みます。
名残ヶ原へは一番遠いルートですが、私はこの道が好きです。
名残ヶ原へ着くと、雨は上がりました。
雨に濡れたキンコウカを期待したのですが、全く濡れていませんでした。
終盤なのか、下の方が白っぽくなってきた花が多かったのですが、道の脇にたくさん見られる黄色いお星様のような花に、ルンルンしながら歩きました。
そして、イワショウブ、モウセンゴケの花、サワラン、イワオトギリ、ホソバノキソチドリに捕まりながら、心はしろがね草原へ飛んでいました。
この装備だけでは天馬尾根コースまで縦走できないので、一旦駐車場に戻り、秣岳登山口からのピストンにしました。
それでも、目的は2つとも達成できるのです。
秣岳への道はなかなかですが、先週の虎毛山と比べたら、なんともないです。
疲れたけど(汗)
30分も登れば、樹林帯を抜けて、眼下に須川湖を見下ろせます。
深い緑色の森に囲まれた須川湖は、濃い蒼色をしていました。
ここからのトラバースは、自分の滑落現場を見定めようと、記憶を掘り起こしながら歩きました。
しかし、反対側からなので、イマイチ分からないまま、再び樹林帯へ。
ここから秣岳までもしんどいのです。
でも、長くないからなんとかなります。
秣岳を越えると、キンコウカの群落がお目見え。
名残ヶ原よりもキレイです。
蕾が多いのでもう少し楽しめそうです。
サワランの数も多かったです。
何より、タテヤマリンドウのカワイイ水色が、あまり目立たないのですがポツポツと咲く様は、メルヘンの世界です♪
それから、モウセンゴケの花がたくさん咲いていました♪
一つ目の湿原を通過し、勝手に「栗駒のモンサンミッシェル」と名付けた岩場ピークを越えると、そこに広がるのがしろがね草原です。
蕾の多いキンコウカが、木道脇に咲いていました。
密度が低く、お花畑と言えるほどの群生ではありませんでしたが、場所によっては遠くまで黄色の絨毯が見え、ナウシカの世界を妄想していました(^^)
木道が待避所みたいに二重になっているところにシートを敷いて、おにぎりとドーナツとキュウリ漬けをほおばりました。
本当は、下山したら温泉の食堂でお昼と思っていたのですが、出発も遅れ、お腹がぺこぺこでした。
「栗駒のモンサンミッシェル」を眺めながらのご飯は格別です。
草原を渡る風が心地よく、時折差し込む光に、お昼寝したくなります。
が、ここは天馬尾根コースの縦走路。
木道は5〜10分に1組ぐらいのペースで人が通るので、寝ていられません。
お昼を食べたら、レンズを広角ズームに替えて、引き返します。
しかし、行きに見付けなかった、トキソウやオノエランなどを見付け、よっぽどマクロに付け替えようか悩みました。
名残惜しみながらのしろがね草原。
また秋に、ナウシカごっこしに行きたいと思います(^^)v
再び秣岳に戻り、岩場のトラバースで現場検証です。
あの時は、ガスで周囲が全く見えなかったので、どの辺りで滑ったのかは結局特定できませんでした。
尾根下の雪庇のように雪が溜まっていたところみたいでした。
でも、記憶では、樹林帯を抜けたところから、一つ目の雪渓を越え、一旦ドロドロの土を踏んで、再び雪に上がったのです。
それから、滑落後は、ちょっとだけ北に移動して、沢地形沿いに降りていったので、それを上から見ると、あの辺かなぁ…なんて。
いずれにせよ、だいぶ滑り落ちたようではあります。
場所を確認して、反省を新たにしました。
そして、来年もう一度、残雪期に検証しなければ…と思ったりして。
本日、しろがね草原で4人組パーティーの方と出会いました。
その男性お二方に、花の名前を偉そうに教えてしまいましたが、その際ヤマレコの存在もご紹介しました。
山で出会った方にヤマレコのことを教えることは初めてだったのですが、興味をもっていただけたようです。
私のユーザー名もお伝えしたので、見てくださっていると嬉しいなぁと思います☆
コメント
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確かにあそこは要塞のようだと思っていて
浮かんだのが「ナバロンの要塞」
世代の差を感じますね〜
モンサンミシェルの方が美しいイメージですね〜
ナウシカごっこまた楽しみにしております。
そのときは青い服でね
体育座りではなくて華麗に舞って下さいよ〜
キンコウカ草原とっても素敵です
Spring さんへ
すみません、ヤマレコと関係ないネタで食いついてしまいました
小安峡のカフェ!!
私も気になっていました。
かわいらしい素敵なカップに入ってコーヒーが出てきましたね。
お花と木道と現場検証の一日を最後に美味しいコーヒーで締めくくる。
お天気に惑わされたり、ちょっとしんどいなって思ったり、でも黄色の絨毯に「キャ 」ってなったりモンサンミッシェル体育座りで眺めたり・・・良い休日でしたね〜
R398は楽しいドライブコースですね
ナバロンの要塞…。
ごめんなさい、存じ上げませんでした
モンサンミッシェルでは、本家に失礼かなと思いつつ、この呼び名が気に入ってしまったのです
あら、秋のナウシカごっこは、meikenさんも一緒ですよ
青い服着てきてください。
私はばば様役します(笑)
waqueさんも気になっていましたか〜!
あの辺、温泉ばかりで、それはそれでいいんですけど、気になりますよね
雑貨屋さんも一緒になっているので、カフェで使われてる小物も、かわいらしいんです
ぜひお立ち寄りくださいね
あの辺は、内陸地震後によく行った場所です。
鬼首経由のルートが好きです
教えてもらいました。
モウセンゴケに花が咲くなんて、今の今まで知りませんでした
それもあんなにメンゴイ白花とは。
花を知るには根元まで確認するのが大切なんだなぁ
梅雨時、鳥海山まで展望できる天候とは良かったですね
次の日曜にでも行ってみようかと地図を眺めていたところでした。
まだまだ知らないお花がたくさんで、写真を眺めているだけでとても楽しいです。
2番目の鳥海山はどのあたりから見えましたか?
それとかわいいカフェは、どこあたりですか?
質問ばかりですいません。
こんばんは☆
モウセンゴケの花、めんこいでしょ〜
私も初めて見たとき感動しましたよ
通常、花探しをしているときは、葉っぱもよく見ています。
蕾だと分からないものもありますし、咲き終わっているものもあります。
でも、葉っぱで分かるものもあるので、来年のこの時期に来てみようかな…とか、そういうめあてにつながるのです。
写真を撮るときにも、全体像や葉っぱまで撮ることで、調べやすくなりますよ
鳥海山まで見えたのは、朝のうちだけだったかもしれません。
秣岳からは見えませんでしたから
鳥海山の見えたところは、名残ヶ原に向けて歩き始めてすぐのところです。
地図にリンクさせておきましたので、見てみてください
秣岳や天馬尾根からも、天気が良ければみえるはずです
むしろそちらの方が、よく見えるのではないかと…。
今週末、お天気が良くなるといいですね
カフェは、小安峡温泉街にありますよ。
398号線を、湯沢市街へ向かってください。
右手に見えます。
総合観光案内所より須川側です。
お花の写真撮るには良いコース(いいとこどり)ですね
人目を避けつつ撮影に専念できそうな気がします。
先週の虎毛と比べているのにはニヤリとしてしまいました
小安峡寄って帰るとなると遠回りな気もしますが、フットワークの軽いSpringさんですね
そうそう、いいとこどりのコースでした
この言葉が出てこなくて…
最近レコ書いている最中、ぴったりな言葉が思い浮かばなくて困ります
前日の八幡平にしても、この日の栗駒にしても、効率よく花を楽しむことを考えていました。
急登といい、高層湿原といい、お天気といい、全て虎毛山と比較してしまいます。
虎毛と比べたら、全然楽勝!!って
小安峡に寄った理由は、ガソリンが空っぽだったからです
一番近いGSが小安峡だったものですから。
この後、花山経由で帰りました。
行きは一関経由だったので、アクセスも縦走コースです
八幡平下山したのが16:50で翌日須川に7:30にもう着いてるの?神出鬼没ですね
ちゃんと眠れましたか
湿原ダブルヘッダーの週末、天気は今ひとつだけど夏の風景を楽しみましたね。
枚数はアレですが、確かにどれも捨てがたい美しい絵です
しろがね草原のキンコウカ、私も昨年8月に撮ったけど、7月下旬から8月初旬が最盛期かと思いました。真っ黄色です、夏の終わりを感じさせてちょっと淋しいけど
岩場の小ピークは展望も良くてなかなか立ち去りがたい場所ですね。
来年残雪期ですか、がんばってね
写真からでは終盤とは思えないような綺麗な景色です、栗駒近辺は混むのが嫌で花の季節に行ったことが無いんですが、この間秋田駒に行ってみて、やっぱり混むにはそれなりの理由があるんだと納得してから、ちょっと興味を持っていましたが、結局行きそびれてしまいました、残念
来年の現場検証はアイゼンと出来ればピッケルを用意して、思う存分雪と戯れてください
先日、天馬尾根でお会いし、花の名前を尋ねたおっさんです。springさんの草花の詳しいのに驚きました。また、お若くてきれいな方だったのでつい声をかけてしまいました。springさんは相当な○キチですね。これからも楽しみにHP拝見させて頂きます。
いやいや、侵入はしていませんよ〜
でも、たっぷり楽しみました
八幡平は、黒谷地の方まで行きたかったのですが、出発が遅かったので、私の歩みでは叶いませんでした。
ちゃんと眠れましたよ〜
やっぱり、疲れれば眠れるのです。
休日だらだら過ごして、なおかつコーヒーを午後に飲んだりするから、眠れないようです
そうそう!枚数は、どうしようもなくて…
これでも最初に登録した数より少ないんです。
そして、実際にはこの10倍以上撮っています。
ま、見ている方は、だんだん嫌になってくると思いますが
そうですね、しろがね草原のキンコウカは、まだ蕾が多かったのでもう少し先が最盛期かと思います。
ということは、もう一度行かないと…
残雪期に備え、腐れ雪で滑る技術を磨いておきたいと思います!!え?違う?
もちろん、終盤と思えないような撮り方になるよう工夫してですねぇ…なんて言ってみたいですね
私も最近、混むにはそれなりの理由があるのだと思うようになりました。
もちろん、アクセスの良さ、お手軽さなどもありますが。
ただ、栗駒の天馬尾根のように、穴場的なところも各地にありますから、そういったところを狙っていきたいと思うところです。
いわきから、栗駒は遠いですね。
でも、お待ちしておりますよ〜
来年の現場検証は、ショートスキーにしてみようかと思うのですが…
検証する前に滑り降りてしまいそう。
先日はお世話様でした〜
早速ご覧頂いてありがとうございます。
そして、お褒めのコメントまでしていただいて…
秋田の方だったのですね。
自分の話ばかりでスミマセンでした
花の方も、偉そうにしゃべっていましたが、違うこと言っている可能性もありますので
>相当な○キチ
釣りキチしか思い浮かばなかった…
元々「山登りが嫌い」で、お花のために、写真のために歩き始めて今に至るので、今の時期はのんびり花探しをしています。
これからもよろしくお願いします
Springさま
今回も素晴らしい写真をありがとうございます。
刺激されますね。天馬尾根は以前から訪ねてみたいと思いながら、まだ果たしていない場所です。残雪期のヒナザクラだけでなく、この季節もいいのですね。
私は残念ながら右ひざに古傷の故障が発生し、しばらく山はお休みしなければなりません。
その間、皆さんのヤマレポを拝見して、慰めていようと思います。
もっとも逆に落ち込むかもしれませんけどね。
こんばんは☆
コメントありがとうございました
天馬尾根コースは、最高です
秋もまた素晴らしいです
膝の方、お大事にしてくださいね。
私も学生時代酷使しているので、長時間の運動で痛みが出ます。
これからもっとひどくなるのかなぁ
私もしばらく山歩きできなさそうなので、レコ見て悶々とします
早速の返信ありがとうございます。
我慢して直して、山復活したいですね。
Springさんも気を付けてね。
7月10日に三峰山のレポに質問いただいていたのに、返事していなくてすみません。今日気が付きました。
蛇ヶ岳草原は升沢コースから登って行って、瓶石沢から分かれて蛇ヶ岳のほうへ登っていくと、それほど広くはないけれど斜面になった草原があります。
ここは湿原というほどではありません。もう一段登ったところに小さな池塘が一つあります。
花はちょこっとだけあります。
わざわざありがとうございます!!
そうなんですか〜。本当に草原なんですね
池塘や湿原があると、嬉しくなるんですよね
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