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記録ID: 327339
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ハイキング
蔵王・面白山・船形山

蔵王刈田岳−熊野岳−イロハ沼/奇跡の梅雨晴れ山行

2013年07月28日(日) [日帰り]
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zaoluck その他9人
GPS
04:03
距離
8.8km
登り
284m
下り
549m

コースタイム

9:15刈田岳リフト駐車場→9:40お釜展望台→9:55刈田岳山頂9:58→10:52熊野岳山頂11:02→11:28ワサ小屋跡11:30→12:35イロハ沼12:57→13:18樹氷高原駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
刈田岳へは蔵王温泉の宿からマイクロバス送迎で約40分。路線バスは11時ごろ到着の1本のみ。樹氷高原駅からのロープウエイは毎時0分から15分おきに運行しています。
コース状況/
危険箇所等
 登山道は、リフト乗り場直前の小さな道標で右に曲がります。しばらく草むらをかき分けて進みます。徐々にリフトが左に離れ、レストハウス近くで平らな稜線に出ます。
 危険個所というほどの所はありませんが、ガスると目印の棒杭がルートの頼みの綱となります。熊野岳からワサ小屋跡へ直接向かうコースは棒杭がなく、溶岩の斜面を○印を辿って下ることになるので、ガスが出たら慎重に。
 馬の背で雷が鳴るとシャレにならないので、夏はご注意を。避難小屋か地蔵山頂のロープウエイ駅に逃げ込むしかありませんが、ロープウエイは落雷の標的になるとかで運休してしまいます。現に前日の27日に登った方はザンゲ坂をずぶ濡れになって歩いて下山したそうです。
奇跡の晴天! エコーラインから刈田岳の神社とリフトを遠望
奇跡の晴天! エコーラインから刈田岳の神社とリフトを遠望
左上、リフト乗り場を右に巻くように登ります
左上、リフト乗り場を右に巻くように登ります
イワオトギリ
リフト終点の向こうに熊野山頂の神社が見えます
リフト終点の向こうに熊野山頂の神社が見えます
レストハウスと山頂の刈田嶺神社
レストハウスと山頂の刈田嶺神社
青空、白い雲、深い緑。御釜がバッチリ!
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青空、白い雲、深い緑。御釜がバッチリ!
縫いぐるみみたい(レストハウスにて)
縫いぐるみみたい(レストハウスにて)
刈田岳からの御釜と熊野岳
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刈田岳からの御釜と熊野岳
南の杉ヶ峰と屏風岳を望む(刈田岳より)
南の杉ヶ峰と屏風岳を望む(刈田岳より)
馬の背のルートを遠望(同)
馬の背のルートを遠望(同)
御釜と刈田岳(避難小屋、山頂ルート分岐付近)
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御釜と刈田岳(避難小屋、山頂ルート分岐付近)
シロバナニガナ
シロバナトウウチソウ。たくさん見ました
シロバナトウウチソウ。たくさん見ました
熊野岳山頂から馬の背と刈田岳。ガスはこの時だけ
熊野岳山頂から馬の背と刈田岳。ガスはこの時だけ
左下、三角屋根右手の樹氷高原駅へ向かいます
左下、三角屋根右手の樹氷高原駅へ向かいます
なんか印象的な雲
なんか印象的な雲
山腹を巻く道へ。右奥が三宝荒神、左が地蔵、その奥が龍山の一部
山腹を巻く道へ。右奥が三宝荒神、左が地蔵、その奥が龍山の一部
○印を頼りに溶岩の中を下ります
○印を頼りに溶岩の中を下ります
印象的な雲NO.2
ワサ小屋跡の姥神像、通称ヤマンバ様
ワサ小屋跡の姥神像、通称ヤマンバ様
マルバシモツケかな
マルバシモツケかな
熊野岳を背にした低木帯はこの後アオモリトドマツ林に
熊野岳を背にした低木帯はこの後アオモリトドマツ林に
ヤマハハコ
ヤマアジサイでしょうか?
ヤマアジサイでしょうか?
ヨツバヒヨドリ
イロハ沼
ミズギボウシでしょうか。開花し始めたところ
ミズギボウシでしょうか。開花し始めたところ
キンコウカは一面に
キンコウカは一面に
サンショウウオ発見。体長10cmほど
サンショウウオ発見。体長10cmほど
ロープウエイ樹氷高原駅から蔵王温泉街
ロープウエイ樹氷高原駅から蔵王温泉街

感想

 7月最後の週末、山形・蔵王へ会社のウオーキングサークル一行10人で百名山トレッキングに行きました。稀代の雨男である当方が宿を手配などしたせいか、東北は梅雨が明けず、山形県からは水害のニュースが続々。土曜に雨の蔵王温泉に投宿した時は悪天候で登山中止も覚悟したのですが、なんとトレッキング中は蔵王上空のみ終始晴れ間という幸運に恵まれたのでした。
 標高1600mほどのお釜リフト駐車場から歩き始めたのですが、気温はちょうど良いくらい。さすがに夜半までの雨で登山道は濡れていましたが、歩くのに支障はありませんでした。
 このコースは、250m〜300mほど登って500mほど下るという楽ちんトレッキングです。天気が良いので迷いようもなく、まず刈田岳のレストハウスでトイレ休憩。元気がある人は山頂の刈田嶺神社も表敬しました。
 お釜はハッキリ見え、ヒスイ色の色具合もなかなかのようです。山形在住時に何度か訪れましたが、水の色は今回が一番のようです。このお釜、湖畔まで降りることができます。最近行ってみたというjpn氏によると、水際に近づくと不思議なことに緑色は消えて、水は透き通った透明になるのだとか。冷たくて酸性度が強い湖水には生物の影が薄いため、透明度が高いそうです。脚力のある方は試してみてください。
 我々は馬の背をダラダラとお散歩ペースで歩き、避難小屋への道と別れて左へ熊野岳へ直登。火山らしい溶岩がゴロゴロある坂を登ると、平らな山頂に石垣で囲われた蔵王山神社が見えました。腕章をつけた巡視員さんによると、コマクサはすでに終わってしまったとか。残念ですが、他にも花は咲いているのでよしとしましょう。西の足下に山形盆地、北には地蔵岳や龍山が良く見えます。
 岩に書いた○印を目当てに少々苦労しながら山姥様まで下り、イロハ沼方面へ。草地から低木、アオモリトドマツ林へと変化するトラバース状の道は少々長くて飽きましたが、迷ったり難儀したりするポイントはありません。林道を2度横切り、「イロハ沼0.1km」の道標で一行も元気を取り戻して、沼のベンチでお弁当としました。
 この時期、沼には黄色のキンコウカが花盛りで、紫のギボウシは開花直前という状況でした。ここまではロープウエー利用の観光客が三々五々と訪れます。
 林相がゴヨウマツに代わった観松平を経て、リフトが見えたらユートピアゲレンデ。冬の蔵王では雪質が良くて初級者も楽しめるゲレンデとして知られていますが、今は芝生の気持ちよい斜面でした。シリセードも楽しめそうです。
 とうとう最後までいい天気で、気温といい景色といい最高のトレッキングになりました。夏の蔵王も素晴らしいロケーションであることを再認識しました。本気で歩くなら、そのまま名号峰から雁戸山経由笹谷峠までというのも、気持ち良い稜線歩きとなると思います。ぜひまた来たくなりました。
 

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