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Yamareco

記録ID: 35016
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積雪期ピークハント/縦走
南極

南極大陸最高峰ビンソンマシフ 4897m

2007年01月08日(月) 〜 2007年01月15日(月)
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yakousei その他4人
GPS
--:--
距離
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登り
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下り
---m

コースタイム

ビンソンBC→C1→HC→C1→HC→サミット→HC→ビンソンBC
天候 白夜、晴れ時々吹雪
過去天気図(気象庁) 2007年01月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
ノーマルルート、C1からアイゼン使用、ハーフキャンプは利用せず。

HCから山頂まで往復10時間。

技術的に困難な場所は無し、クレパス少々、雪崩の危険少々有り。

天候さえ好ければ登頂率は、かなり高いと言える。

ただし厳冬期の富士山を登攀出来る体力、技術は最低限必要。

チリのプンタアレーナスから専用機で約5時間でパトリックヒル着、更にセスナに乗り換えてビンソンBCまで60分。

山での行動は、予備日を入れ、およそ1週間。

日本から出発し、登攀後自宅に還るまでの総日程は、かなり余裕を見て1ヶ月。(全て上手く行けば3週間も可能だが、そこは極地、ありえない悪天候、予期せぬトラブル等考えると予備日は2週間は欲しい、ゆとりを持ちたい)

南極点に行く方々も結構いましたが、山屋としては直ぐ近くにある大陸ナンバー2,3の高峰シンとタイラーの存在が気になった。

ビンソンよりグレードは相当高そうだ。

*南極の上陸には環境省への申請が必要。
赤道から南極までの55日間の旅〜

途中チンボラッソ、コトパクシと言った気になる山を登りながら徐々に南下した。

画像は空中都市マチュピチュ
2006年12月22日 02:48撮影 by  DSC-P150, SONY
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12/22 2:48
赤道から南極までの55日間の旅〜

途中チンボラッソ、コトパクシと言った気になる山を登りながら徐々に南下した。

画像は空中都市マチュピチュ
赤道。
2006年12月05日 01:15撮影 by  DSC-P150, SONY
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12/5 1:15
赤道。
エクアドルの首都キト、旧市街地。
2006年12月08日 04:24撮影 by  DSC-P150, SONY
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12/8 4:24
エクアドルの首都キト、旧市街地。
ガラパゴスにも上陸。
2006年12月15日 07:25撮影 by  DSC-P150, SONY
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12/15 7:25
ガラパゴスにも上陸。
岩盤浴♪
2006年12月17日 22:22撮影 by  DSC-P150, SONY
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12/17 22:22
岩盤浴♪
無人島に上陸。
2006年12月15日 23:18撮影 by  DSC-P150, SONY
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12/15 23:18
無人島に上陸。
途中、チリの港にて散策した。

2006年12月25日 20:45撮影 by  DSC-P150, SONY
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12/25 20:45
途中、チリの港にて散策した。

港に普通にいます。

散策も楽しい。
2006年12月25日 20:35撮影 by  DSC-P150, SONY
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12/25 20:35
港に普通にいます。

散策も楽しい。
チリ、プンタアレーナスでの宿泊先
2006年12月27日 09:53撮影 by  DSC-P150, SONY
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12/27 9:53
チリ、プンタアレーナスでの宿泊先
登山と言うより冒険家の基点が正解。

凄い所に来てしまったとこの時実感した。
2006年12月27日 09:57撮影 by  DSC-P150, SONY
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12/27 9:57
登山と言うより冒険家の基点が正解。

凄い所に来てしまったとこの時実感した。
プンタアレーナスの特長は強風と、どんよりした空。



2007年01月03日 09:17撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/3 9:17
プンタアレーナスの特長は強風と、どんよりした空。



天候不順で往復17日間待機した。(記録的な待ち時間です)
2007年01月03日 21:51撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/3 21:51
天候不順で往復17日間待機した。(記録的な待ち時間です)
当分、離陸できないとの事でパタゴニアにも行って見た。

ウィシュアイア。

日が長い、夜の11時です。
2007年01月06日 11:09撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/6 11:09
当分、離陸できないとの事でパタゴニアにも行って見た。

ウィシュアイア。

日が長い、夜の11時です。
無人島にも行って見た。
2007年01月07日 02:35撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/7 2:35
無人島にも行って見た。
エビータさん。
2007年01月06日 08:31撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/6 8:31
エビータさん。
ようやく離陸した。

ロシア軍機イリューショ、操縦室。

何故か下がガラス張り。
2007年01月08日 08:42撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/8 8:42
ようやく離陸した。

ロシア軍機イリューショ、操縦室。

何故か下がガラス張り。
パトリックヒル着。
南極点に行く場合も此処を起点にします。
此処で散策したかったが、この時点で10日も予定より遅れていた。
2007年01月08日 11:04撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/8 11:04
パトリックヒル着。
南極点に行く場合も此処を起点にします。
此処で散策したかったが、この時点で10日も予定より遅れていた。
パトリックヒルからビンソンBCまではおよそ60分。
2007年01月08日 13:28撮影 by  DSC-P150, SONY
1/8 13:28
パトリックヒルからビンソンBCまではおよそ60分。
上空から南極大陸を見る。

絶景です。
2007年01月08日 14:17撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/8 14:17
上空から南極大陸を見る。

絶景です。
BCから見る
時計回りに登攀する。
2007年01月09日 02:10撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/9 2:10
BCから見る
時計回りに登攀する。
HCに向け登攀。
雪崩注意
2007年01月11日 05:19撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/11 5:19
HCに向け登攀。
雪崩注意
HC直下から振り返る
2007年01月11日 07:37撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/11 7:37
HC直下から振り返る
南極大陸No2,No3をみる。
ビンソン峰よりグレード高し
2007年01月14日 02:46撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/14 2:46
南極大陸No2,No3をみる。
ビンソン峰よりグレード高し
目指す山頂。

左の基部を巻くようにして登攀する。
2007年01月14日 02:47撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/14 2:47
目指す山頂。

左の基部を巻くようにして登攀する。
山頂直下
2007年01月14日 05:04撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/14 5:04
山頂直下
ビンソンマシフ4897m
山頂
2007年01月14日 06:03撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/14 6:03
ビンソンマシフ4897m
山頂
山頂からの全景。
2007年01月14日 06:03撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/14 6:03
山頂からの全景。
下山開始、一気にBCまで下った。

左側USA国籍、ボストン在住のD氏目標はK2、8611m。
右側オーストラリア国籍、シンガポール在住のR氏、オーストラリア国籍として6人目のセブンサミッターとなった。
2007年01月15日 00:29撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/15 0:29
下山開始、一気にBCまで下った。

左側USA国籍、ボストン在住のD氏目標はK2、8611m。
右側オーストラリア国籍、シンガポール在住のR氏、オーストラリア国籍として6人目のセブンサミッターとなった。
BC、高度2200mでこの気温。山頂では-47度。
2007年01月20日 16:58撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/20 16:58
BC、高度2200mでこの気温。山頂では-47度。
下山後、BCにてクリケットで遊ぶ。

オージーには勝てませんでした・・・。
2007年01月17日 06:26撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/17 6:26
下山後、BCにてクリケットで遊ぶ。

オージーには勝てませんでした・・・。
BCから見る無名峰
2007年01月16日 06:23撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/16 6:23
BCから見る無名峰
BCから見る無名峰
2007年01月16日 07:25撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/16 7:25
BCから見る無名峰
パトリックヒルにて、ロシア軍機イリューショ
2007年01月22日 03:02撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/22 3:02
パトリックヒルにて、ロシア軍機イリューショ
ロシア軍機イリューショにて南極を離れます。

おそらく二度とこの大陸には上陸できないと思う。さらばビンソンマシフ&南極。
2007年01月22日 03:10撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/22 3:10
ロシア軍機イリューショにて南極を離れます。

おそらく二度とこの大陸には上陸できないと思う。さらばビンソンマシフ&南極。
帰りの機内。
寒いです、非常にうるさく要耳栓。
約5時間でチリのプンタアレーナスに。
2007年01月22日 04:38撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/22 4:38
帰りの機内。
寒いです、非常にうるさく要耳栓。
約5時間でチリのプンタアレーナスに。
プンタアレーナス空港に無事着陸。

ようやく落ち着いた・・・。

残すはアジア大陸最高峰エベレストのみ。
2007年01月22日 08:16撮影 by  DSC-P150, SONY
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1/22 8:16
プンタアレーナス空港に無事着陸。

ようやく落ち着いた・・・。

残すはアジア大陸最高峰エベレストのみ。

感想

2度と行けない大陸。

今回はNZのツアーで参加。

年々金額がアップしている。

勿論、無スポンサーで望む。

サポートも無し。

したがって今回も手配は一人で行う。

事前の情報もそこそこに一人で出発。

空路はトロント→リマ→キト→ガラパゴス→キト→リマ→クスコ→アレキパ→アリカ→サンティアゴ→プンタアレーナス。

途中南米の山々を単独でいくつか登った。

コトパクシ、チンボラッソ、ルコピチンチャ、イリニサ等。

まだまだ登りたい山は一杯有ったが「本命」があるので無難なと所で収める事に。

機会があれば、サハマ、ワスカラン、アルパマイヨ等チャレンジしてみたい。

ビンソンマシフは絶対に失敗できない山。

高度順応とトレーニングを兼ねて幾つかの山を登った。

赤道からおよそ1ヶ月掛けてチリのプンタアレーナスに到着。

日本の裏側プンタアレーナスで待ち合わせという事で少々心配事もあったが、無事メンバーが揃った。クリスマスの日だった。

プンタアレーナスからはチャーター機で南極のパトリックヒルに。

天候不順で南極の出入りで17日間待機。

しかし行動中は天候も安定し、メンバーの力が均一でスムーズに登れた。

ガイドのRはエベレスト5回登頂の実力者、とても良い思い出になった。

技術的に困難な場所は無かったが、そこは極地、少しのミスも許されない。

運も味方したようだが、ガイドに「あなたならエベレストは大丈夫でしょう」と言われたのが、とても嬉しかった。

残すはアジア大陸最高峰エベレストのみとなった。


■装備■

下着:上下ウール製

靴下:ウール製

ミドルレイヤー:マーモットドライクライム

ヤッケ:アークテリクスアルファSV

オーバーダウン:ノースフェイスバルトロ

ミドルパンツ:ノースフェイスフリース

オーバーパンツ:アークテリクスミニットマンビブ


靴:ミレーエベレスト

アイゼン:グリベル

ピッケル:グリベル

時計:スント

帽子:ウール製

ゴーグル:オークリーWレンズ

手袋:インナーウール製

オーバー手袋:マーモットエクスペディション

寝袋:ウエスタンマウンテニア、ゴアドライロフト−35度対応

■現在七大陸最高峰はオセアニアのカルステンツピラミッドでのバージョンもありますが、元祖七大陸最高峰(セブンサミット)はコジオスコとなっている。


■2007年1月現在6座登頂■

アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ 5895m

オーストラリア大陸最高峰コジオスコ2230m

南米大陸最高峰アコンカグア 6959m

北米大陸最高峰マッキンリー6194m

ヨーロッパ大陸最高峰エルブルース5642m

南極大陸最高峰ビンソンマシフ 4897m

残すはアジア大陸最高峰エベレスト8848mになった。

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