米代川水系ノロ川桃洞沢・赤水沢
- GPS
- 06:54
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 337m
- 下り
- 347m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自家用車/レンタカーが必要です。 森吉山野生鳥獣センターの駐車場が利用可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
所々に深い釜があります。ナメだと思って油断せずに足下も見ましょう。 ステップが切られている箇所が多いです。行き詰まったと思ったら周りをよく見れば見つかります。 今回はフェルトソールで行きましたが、森吉野生鳥獣センターのスタッフの方によれば、 アクアステルスソールもばっちりフリクションが効くそうです。 下山後は杣温泉に行きました。 |
写真
感想
1 記録
(1)森吉山野生鳥獣センターまで
Nさんの車で東京から秋田道経由で行きましたが、とにかく遠いです。
五城目までも遠いうえに五城目からも遠いです。
新宿を20時20分ころ出発し、駐車場に着いたのが5時過ぎでした。
東京からの場合は、おとなしく新幹線/寝台特急/飛行機とレンタカーを併用するのが良さそうです。
(2)桃洞滝まで
桃洞赤水分岐あたりからナメが始まるとの記録を見ていたので、桃洞赤水分岐から入渓しました。
確かにすぐナメなのですが、少し行くと砂礫が堆積して歩きにくい箇所が出てきました。
すぐ脇に遊歩道があるので、適宜遊歩道を使うのがよいでしょう。
そのような箇所をのぞけば問題はありません。
(3)938m標高点南のコルまで
桃洞滝は左岸にマタギのステップがあります。
バランスを崩さなければ問題はないでしょう。
700m付近に顕著な二俣がありますが、これは右俣へ進みます。
ついで中ノ滝が出てきます。
これは右岸にステップがあります。
滑るという記録を見た記憶がありますが、少なくとも今回は滑りませんでした。
慎重に行けば問題はないでしょう。
すぐ後に男滝です。
1段目は水流右側にステップがあります。
上の方のステップが浅いという記録に接していたのですが、
それほど浅くは感じませんでした。
それよりも、下の方のステップがよく分かりませんでした。
探し方が悪いだけなんでしょうけど。
ひとしきり登った後、バンドをたどって2段目にとりつきますが、
こちらも水流右側にステップがあります。
1段目は登ったところに支点があります。
初心者がいるときは、その視点を用いてザイルを出すのがよいでしょう。
そのあとに757mの二俣が登場します。
ここも左俣に進みますが、あまり顕著ではありません。
地形図をきちんと確認しながら進む必要があります。
その次に出てくるべき785m付近の二俣は右俣に進みます。
右股の方が水量が多いので分かると思います。
下山後に野生鳥獣センターの前でスタッフの方と話したところ、
通るべきルートの1本北側のルートを通るとちょっと難しいところが出てくるとのことでしたが、
地形図を見る限りここを左俣に進んだ場合ではないかと思われます。
十分ご留意ください。
最後に出てくる滝は右側から小さく巻き気味に登ります。
ちょうどいいところに根っこが出ているので特に問題ないでしょう。
そのまま適当に詰めていけばコルに到着です。
(4)赤水沢本流まで
コルをそのまままっすぐ進めば赤水沢の支沢に出ます。
踏み跡を辿ろうとする必要はありません。
フリクションは効くのでだいたいにおいて普通に歩いて行けばよいのですが、
所々傾斜が急なところが出てきます。
namemaniaは1回滑り落ちました。
ここで怪我をしてはもったいないので、是非とも慎重に。
(5)森吉山野生鳥獣センターまで
基本的にはナメをひたひたと歩いて行けば足りますが、
5箇所ほど滝があります。
上流側の2つはステップが切ってあるので、慣れた人ならばクライムダウンできるかと。
慣れていなければ懸垂下降です。
支点になりそうな木には残置スリングがありました。
その次の滝もステップがあるのですが、
ちょっとクライムダウンのレベルは上がります。
こちらも残置スリングがあります。
その次の滝はステップが見当たりませんでした。
おとなしく懸垂下降しました。
そのちょっと先に兎滝です。
ステップがあるのですが、これもおとなしく懸垂下降です。
落ち口には支点となりそうな木がなく、
ちょっと離れたところの木を支点に用いるため、30mザイル1本では足りません。
途中の灌木もそれほどしっかりしたように見えなかったので、
2本持って行ってつなげるか、長いザイルを用いるか、
途中からウォータースライダーで降りるかのいずれかでしょう。
なお、支点に用いた木はかなりグラグラしていました。
今回は支点として使えましたが、これから先も使える保証はありません。
兎滝を懸垂下降される場合は、強度をしっかりと確認してください。
兎滝を降りると後は問題になる箇所はありません。
あえて言えば、漫然と歩いていると釜に落っこちる可能性があることくらいでしょう。
その点に注意していけば、じきに砂礫が堆積した箇所が出てきます。
そこまで来れば出合までもうすぐです。
出合に着いたら桃洞沢をさかのぼります。
1分もせずに桃洞赤水分岐です。
あとは遊歩道を帰るのみです。
2 感想
namemania的に考えて、桃洞沢・赤水沢を外すことはできないでしょう。
もとより外すつもりもないのですが。
いつどこでこれらの沢の名前を知ったかは失念しましたが、
認識して以後何度も計画を立てては流れてきました。
が、元々企てていた別の沢の遡行が、参加者の都合で流れた関係で
ついに桃洞沢と赤水沢を歩くチャンスが。
奇貨居くべしということで遠路はるばる森吉まで出向くことになりました。
と、勇んで出向いたのですが、やっぱり遠いです。
今回は遡行後そばのキャンプ場で宴会を企てていた関係で
自動車の使用が便利だったという事情があったのですが、
そういう事情がなければ公共交通機関を用いるべきでしょう。
まあ、それはそれとして、入渓してしまえばこちらのもの。
入渓後すぐにナメじゃないところが出てきたときはテンションが下がりましたが、
ナメが出てくれば高まらざるべからず。やっぱりナメはいい。
たまにはクールを装ってみようと思っていましたが、テンションの高さがにじみ出ていたかも。
あまり水量が多くないので、倒木があるとすぐに砂礫が堆積してしまうようで、
その点は減点要因ですが、ナメが立派なのでいいことにしましょう。
先日歩いた大行沢もナメがすばらしいですが、
あちらは林の中のナメで、こちらは開放的なナメです。
ナメと一口に言ってもだいぶ感じが違います。
両方歩くとよいかもしれません。
3 その他
遡行後にそばにある親子ふれあいキャンプ場で宴会をしました。
沢と宴会とどっちが主たる目的だったのかよく分かりませんが、
このキャンプ場もなかなかおすすめです。
街から離れているので、忘れ物をしたりするととんでもないことになりますが。
なお、ドコモは圏外です。
翌朝は撤収して帰るだけのつもりでしたが、
秋田デビューのNさんとKさんがババヘラアイスを
食べずに帰れないと主張したため、探しながら帰ることに。
上小阿仁の道の駅で見かけましたが、
まだあるだろうと思ってスルーしたら千秋公園まで見当たらず。
やっぱり機会を逃しちゃいけません。
コメント
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