熊倉山
- GPS
- 07:30
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,236m
- 下り
- 1,219m
コースタイム
9:40 矢通反(やとおぞり)隧道
10:25 日野コース登山口
10:55 (林道終点地現る)
11:15 三ツ又
11:35 官舎跡
12:15 水場
12:30 笹平(大休止30分)
13:40 熊倉山山頂(ぶらぶらと20分)
15:40 城山コース登山口(ゴーヤ収穫等、休憩25分)
16:55 林道コース(通行禁止)の登山口を経て白久駅
天候 | 晴れ 見晴らしの良い山ではないので晴れでも快晴でも変わりないけれど、 沢の増水もなく、赤土や岩も滑らなくて良かった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:秩父鉄道 白久駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは武州日野駅、白久駅にありました。用紙は自前でどうぞ。 各登山口には携帯用のバーコードで登山届を提出できるようになっています。 危険個所について 1.RossiRossiさんの9月のレコにもありましたが、日野コースにアシナガバチの巣があったようです。 (↓以下、山行記録のアドレス) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail.php?did=343935&com_id=553362&com_rootid=553362&com_mode=flat&com_order=0#comment553362 除去されたのか私は遭遇せずに済みましたが、好適地なんでしょうね。 2.熊倉山山頂からは酉谷山に延びる破線ルートがあります。 注意喚起の看板(チラシ?)が出ていますが、実力(特にルートファインディング能力)のない人は間違っても行かないように。 ましてや、知らずに迷い込んだりすることのないように! 3.城山コースを下る際、うっかりしていると間違った尾根に下りそうな個所があります。自分もぽーっとしていたので、正確にどの地点なのか特定できないのですが。 4.城山登山口から林道歩きになりますが、コケのためか滑りやすいです。 城山登山口の向かい側には熊倉城跡があります。 時間がなくてパスしましたが、ここを通って白久駅に出られるそうです。(約1時間15分) 自分用のお土産にカエデの樹液を買いました。つまりメープルシロップみたいなものですね。 山を再生するため林業に携わる方たちが取り組んでいるらしいです。応援も含めて購入しました。 |
写真
感想
以前から俎上に載っていたものの、千葉県から電車で日帰りするには時間的に厳しく、
ずっと避けていた山行がようやく実現しました。
起点は秩父鉄道の武州日野駅です。
終点三峰口の2つ手前にあり、私の知る他の駅と同様、清潔感のある明るい木造の駅舎です。
うっかりICカードで西武線に乗ってしまい武州日野駅で精算できず、
駅員さんにご迷惑をおかけしました。駅舎同様、なごみ系の駅員さんです。
駅から三峰口方面にある踏切を渡り、寺沢集落に向かいます。
暗くて細い隧道を通り抜けると寺沢集落がぱぁっと現れました。
寝入り観音は安産に霊験があるそうですが、それは置いておき、無事の山行を祈願します。
ハチに刺されず、無事に歩きとおせますように。。。
実は事前に、9月のヤマレコでハチが出たという情報があり、
その後の事が分からなかったので、腰が引けてたのです。
林道をさらに進み、草ぼうぼうの道を進むと、ようやく日野コース登山口です。
ここの入口は、繁華街片隅のようにいろいろな看板・チラシでデコられています。
「熊注意」「スズメバチ」「遭難者の情報求む」「林道コース通行止め」
内容的には予想していたものの、あまりの派手さに恐れをなして山行を中止したくなりました。
ところが入口を通り抜けて林に入ると整備されて歩きやすい道になっており、狐につままれた感があります。
登山道の左側に豊富な苔に彩られた沢が姿を現し、いい感じの道となってきましたが、
遠くにいるはずのハチが怖くて、若干おびえ気味で歩きます。
沢を幾度か渡り返してのち、見上げると左岸にガードレールがあります。
確かめてみると林道の終点になっていました。
いよいよハチ(スズメバチかアシナガバチ)の巣があった地点に近づいてきたようです。
もうしばらく沢沿いに登ると、三ツ又に到着。
ここから沢を離れ、ほどなく官舎跡と呼ばれる、ぺしゃんこに潰れたトタンがあるだけの平坦地が現れました。
この付近が件のハチの巣があった場所のはずですが、特に事件を思わせるものは見当たりません。
静かに歩みを進め、水場に到着した時、ようやく危険地帯は確実に脱出できたことを実感しました。
やっと安心して、冷たい水をたっぷり飲みました。
水場を後にすると間もなくして笹平に到着です。
ふさふさの苔が生えた広場で、辺りを見回しても笹は見当たりません。
ちなみにガイドブックによれば、以前は笹が生えていたんだそうです。
シカもいたらしいので、笹は食べられちゃったのでしょうね。
残っているのは苔とアジサイと思われる植物なので、多分当たっているのではないのでしょうか。
この日は鹿の糞が見当たらなかったので、既にどこかへ引っ越したかもしれません。
笹平から斜面を左へ巻気味に進み、林の中の急登を登ると城山コースと合流します。
そこから熊倉山山頂はすぐです。ここは木々に囲まれた細長い土地です。
奥の行き止まりには大きな岩があり、その上に乗ると木の上から山が見えます。和名倉山かなあ。
岩から少し戻ると、酉谷山への登山道が確認できます。
最近読んだ本(羽根田治氏 著「滑落遭難」)に、このルートに誤って入り込んだことによる遭難事故が載っていて、
どんな道だったのか気になっていたのです。
この山には遭難者の情報を求めるポスターがあちらこちらに貼られ、他の奥武蔵の山々とは系統が違う山のようです。
山頂から元来た道を少し戻り、さらに城山コースを下っていきます。
所々岩稜のヤセ尾根になっていたり、クリ(のイガ)が沢山落ちていて楽しい道です。
最後は植林された道を厭になるほどジグザグに下り、林道に挟まれた尾根道が終わると、ここもまた看板・ポスターでハデハデな終点。
私はここでしばらくぶらぶらした後、白久駅への長い長い道を歩き始めたのでした。
コメント
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おつかれさまでした。のんびり一日山歩きコースですね。
熊倉山は秩鉄の終点のほうなんですね。秩鉄と言えばSL。。。 一度見に行ってみたいです。
カエデの樹液はドリンクなのですか?シロップ?
熊倉山のハチ情報ありがとうございました
刺されて以来ずっ〜〜と気になっていました
もろに登山道に巣を作っていたので、被害者続出だったみたいなので 心配でした!
rainbowさんのレコを拝見させて頂くと無事駆除されているようですね 安心しました
山行もレコも、まだまだ のヒヨコなので、いろいろ参考にさせて頂きま〜す
kintacさん、コメントありがとうございます。
熊倉山はアプローチが難しく、行かれると思っていなかったのですが、
沢ありヤセ尾根ありで、登りも下りも楽しく歩くことができました。
昼頃に汽笛が聞こえましたが、一度アレにも乗ってみたいものです。
さて、先ほどカエデ樹液を飲んでみました。
水のようにさらりとした感触で、ほのかな甘みがあり、
よーく煮詰めればメープルシロップになりそうです。
ちょっと変わった香りがしますが、表現のしようがありません。
この香り何だろうと考えているうち、全部飲んでしまいました。
分かりませんが、これがカエデの香りなんでしょうね。
なお、樹液はお菓子や飲み物に使っているらしく、シロップは作っていないようです。
ちょっと残念。
その後、ハチ刺されの方は回復されたのでしょうか。
何事も経験とは言え、ハチはNo thank you です。
登山道上に巣があったと知り、改めてゾッとしています。
それにしても、山行もレコも だなんて、
とんでもないことをおっしゃいますこと!
RossiRossiさんの記録を読んでいて、ため息が出ます。
私にはとてもマネできません。(ヘタしたら、生きて帰れない )
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