記録ID: 38054
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積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊
谷川岳(芝倉沢)
2009年05月02日(土) 〜
2009年05月03日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 2.0km
- 登り
- 936m
- 下り
- 0m
コースタイム
芝倉沢出合11:35発→一ノ倉岳直下のクマ笹の藪14:20着15:30発→一ノ倉岳〜茂倉岳間稜線上15:44着16:00発→肩ノ小屋17:35着
天候 | 一日目:快晴。二日目:晴れ、但し早朝は薄曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
芝倉沢(谷川岳)は2000年6月10日以来の山行。当時は6月でも今回よりも残雪量が比べ物にならない程多かったし、雪渓の状態も大変良かった。よって、今回はクレバス・クラック、スノーブリッジに注意を払いながらの山行となりました。また山行中、通過直後に2回、左岸の斜面より小規模の雪崩がありました。上層部は堅炭尾根(中芝新道)側にクマ笹群が広範囲に露出しておりました。 なお、積雪・残雪時、傍から見るとクマ笹の中は歩きやすいと思いきや、クマ笹の上に雪が積もった後にこの雪が沢の下方に雪崩等でずり落ちた後、クマ笹の枝は下方に向いたままになっているので、下から登る時はとても登りにくいです。このクマ笹地帯の直ぐ下には崖の下まで落ち切っていない背丈位の雪の塊が大量に残っていました。クマ笹地帯の上だけ雪が無いという事は、クマ笹の上に積もった雪は春先から初夏には全層雪崩の危険が非常に高いと言う事なのかもしれません。 |
写真
撮影機器:
感想
今回、一ノ倉岳〜茂倉岳間稜線直下のクマ笹の藪の上で、丁度乾燥しているクマ笹の一画があり、この上で1時間も居眠りしてしまい目が覚めた時にはとても焦りました。過去、芝倉沢を登る時はいつも日帰りでしたが、予定外の時間を取ってしまった関係で、登り切った稜線上のすぐ近くにある一ノ倉岳避難小屋に泊まろうと探してみたところ、どうやらまだ雪の下にうもっているようで、ならば肩ノ小屋か熊穴沢避難小屋に泊まろうと考え始めました。でも一杯だったらどうしようと一ノ倉岳〜トマの耳間でシートに包まってビバークできる様な所を探しながら歩いてきましたが、結局、肩ノ小屋に到着してしまいました。トマの耳辺りからどうも肩ノ小屋が以前とは違って大きくなっているなと感じ始め、建物の前まで来て、以前とは全く別物、綺麗な山小屋に変わっている事が分かり大変驚きました。この時期には管理人の方がいらっしゃって、食事まで作って頂けます。お陰で寒風の下で寝ないで済みました。
追伸、この芝倉沢は、山スキーをする方にも良く知られている場所でもあります。なお、私はスキーは全く滑れません。こんな様な急斜面で良く停まれるなと感心します。
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