記録ID: 425356
全員に公開
雪山ハイキング
霊仙・伊吹・藤原
伊吹山 熊出没で断念
2014年04月05日(土) 〜
2014年04月06日(日)


コースタイム
渓流釣りでさざれ石公園泊-9:15さざれ石公園から上方へ車で移動。行き止まりの鉄柵に覆われた畑よりスタート。以下標識も何もない山道を突き進む。全く道中の地理不明なのでごめんなさい。-11:45途中で下山を決意-13:00スタート地点へ無事到着
天候 | 降雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
8:00晴れたので登山決断-9:15車降りるときから降雪-一度雷-ずっと降雪-あと下山まで吹雪と降雪の連続-昨晩の積雪なので、全て新雪。凍っている箇所はなし。 |
写真
さて、前回開始が遅すぎて昨秋6合目で引き返したリベンジのつもりで来た伊吹山パーキングエリアです。雪無さそう。今日は梅ちゃんとっておきの渓流釣りエリアでアマゴ釣ってテント泊ならぬプリウス泊です。テント泊同様後部座席フラットにしてシュラフで眠ります。
昨日は20年振りの渓流釣り。でも、ウェーダーも釣竿も仕掛も全て昨日のことのように快適に使えます。釣果は残念ながらアマゴ一匹。夜はさざれ石公園のトイレ前で雨の中カップラーメンとおにぎり。夜中まで相方の梅ちゃんとおしゃべりしながら焼酎のお湯割り。梅ちゃんのバーナー1分でお湯わくから超便利。有難い。快適車中泊のあと一人散歩で奇跡的の晴天。昼まで雨の予報で諦めていたのに。でも、昨日まで雪のなかった山が一変雪山に。アイゼン持ってきていない。行くべきかやめるべきか。
決断したら早いよ。すぐに登山道まで移動。写真は… 動き出してフレームアウト。登山道はこの物々しい鉄線の畑道を抜けます。余程熊、鹿、猪などの被害が多いのでしょうね。ここまで厳重に囲われているエリア。途中に熊の罠も点在しています。大丈夫かな…
吹雪いてきたので帽子かぶりました。が、流石にマスクは息苦しくはずしました。吹雪いていても気温は春なので、やはり厳冬ゴアテックスじゃなくて正解。ユニクロアウター(ユニテックスと呼んでいます)で十分です。
だんだん厳しくなる。何が厳しいって、今まで標識が一つもないし、登山者の形跡もなーい。どのルートかも地図も見てないし、単に梅ちゃんが登山口があるらしいという情報だけで登っています。伊吹山山頂に行けることを信じて…
写真ではわかりにくいですが、これから先、道幅30センチ。アイゼン着けてない。滑落すれば300メートル止まらない事必須。ピッケルも持ってきてなーい。緊張しながら谷を通過。突風が常に吹き荒ぶ中、後ろの相方は、ストックもなしに平気でついてくる。こいつすごい。
新雪なので滑ることはないはず。だけど、おびただしい風と道の狭さと、アイゼンつけてない不安とこの写真のすぐあと(まさに僕が振り返ってい写真を撮っていますが逆の先です)にある45度の斜面。あらためて僕は高所恐怖症です。ここでカミングアウト。
結構山頂に近い標高。熊笹の道を越え、熊出てきたらどうしようと思いながら、熊笹地帯抜けてツゲみたいな植物の林を越えた所で、足が止まる。今日はずっと先行者の足跡が無かったんだけれど、何かの足跡を発見。鹿じゃない。蹄じゃないもん。三本の指とその先に大きな爪がある足跡が、10m程登山道の
高所恐怖症を黙っていた僕が、流石に「梅ちゃん、早く引き返すぞ」と。写真にリアルな三本指と爪のあとが写っていないのが残念。でも、吹雪とおびただしい降雪の中、発見した熊の足跡は、全く雪をかぶって居なかった。さてどういう事でしょう?恐らく3分前に通った足跡でしょう。ホワイトバランス調整して足跡くっきり写し出す… なんてことできるわけないじゃん。写真撮るのも恐々。帰り道も出くわしたらどうしようと怯えながら。流石の梅ちゃんも、遭遇したときの意識あわせを、逃げながら引き返す僕にレクチャーしてくれてました。その前に、熊に出くわさなかったのは、大きな声で登山中ずっと後方で僕に喋り続けている梅ちゃんが居たからです。聞き流してばかりで御免なさい(^^;
撮影機器:
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料 1
ティッシュ 5
三角巾
バンドエイド 3
タオル 2
携帯電話 2
計画書
雨具 2
防寒着 1
ストック 2
水筒 1
時計 1
非常食 5
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
ビデオカメラ
車 1
|
感想
写真のコメントで書きましたが、本当にヤバかったです。同行者の梅ちゃんが大きな声でずーっと喋ってましたから命救われました。みるみるうちに雪が積もっていく天候で、三本指の爪の長いやつの足跡が、全く雪が積もることなく残っている。その現場に直面すると、その感想はこうです。まず動物だと。その次にひづめじゃないと。えっ……と。そこまではスムーズに思考が働くのですが、じゃあこの足跡何?と考え出してから数秒は、何だろうと思ってしまいます。本州の熊は人の気配で逃げると言われていますが、動物にもいろいろ腹の居所もあるので、定説にとらわれず、遭遇しないようにすることが正解だと思います。それと伊吹山は桜の季節でも、アイゼン持っていきましょう!最後に、超楽しい登山であったことを付け加えます。皆さんにも楽しい登山を!
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:10788人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する