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Yamareco

記録ID: 4263696
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ハイキング
丹沢

丹沢滝巡り(黒竜の滝・ミズヒ大滝)ミズヒ大滝左岸直登〜マルガヤ尾根〜塔ノ岳

2022年05月06日(金) [日帰り]
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コースタイム

日帰り
山行
5:14
休憩
0:49
合計
6:03
9:30
52
大倉バス停
10:22
10:25
20
黒竜の滝
10:45
10:45
20
二俣
11:05
11:10
9
ミズヒ沢出合
11:19
11:25
37
ミズヒ大滝
12:02
12:10
48
928mピーク
12:58
12:58
29
鍋割山稜線
13:27
13:27
15
金冷し
13:42
14:09
84
塔ノ岳
15:33
大倉バス停
天候 薄曇り
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
西山林道からミズヒ大滝〜928メートル地点〜鍋割山稜まではバリエーションルートです。特にミズヒ大滝左岸〜928メートル地点は急斜面で登るには覚悟が必要です。
大倉から鍋割山方面(西山林道)に向かいます。今回はいつものバカ尾根じゃなく、初見の滝×2とバリエーションルートのバリエーションがある刺激的なコース設定♪
2022年05月06日 09:31撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 9:31
大倉から鍋割山方面(西山林道)に向かいます。今回はいつものバカ尾根じゃなく、初見の滝×2とバリエーションルートのバリエーションがある刺激的なコース設定♪
トレランナーが2人追い抜いて行っただけで、他には誰とも会わずに初見の滝その1「黒竜の滝」に降りる所に到着。GWにしては人が少ない?
2022年05月06日 10:16撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 10:16
トレランナーが2人追い抜いて行っただけで、他には誰とも会わずに初見の滝その1「黒竜の滝」に降りる所に到着。GWにしては人が少ない?
階段を下ること標高にして50メートルほど。どこが黒竜かは分からないけど良い滝です。
2022年05月06日 10:22撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 10:22
階段を下ること標高にして50メートルほど。どこが黒竜かは分からないけど良い滝です。
滝の近くにはこんな東屋があって休憩できます。休憩もせず次に向かう。
2022年05月06日 10:26撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 10:26
滝の近くにはこんな東屋があって休憩できます。休憩もせず次に向かう。
登り返しがキツかった。林道に復帰してここで少し休憩。
2022年05月06日 10:30撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 10:30
登り返しがキツかった。林道に復帰してここで少し休憩。
二俣到着。ここから大倉尾根の堀山の家に行けます。過去には死亡事故も起きた道なので、注意。
2022年05月06日 10:45撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 10:45
二俣到着。ここから大倉尾根の堀山の家に行けます。過去には死亡事故も起きた道なので、注意。
ここから小丸尾根で鍋割山稜に行けます。着いた地点(二俣分岐)から塔ノ岳方面に大丸、鍋割山方面に小丸というピークがあると、後から調べて知った。
2022年05月06日 10:48撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 10:48
ここから小丸尾根で鍋割山稜に行けます。着いた地点(二俣分岐)から塔ノ岳方面に大丸、鍋割山方面に小丸というピークがあると、後から調べて知った。
新緑が綺麗な時期。
2022年05月06日 10:53撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 10:53
新緑が綺麗な時期。
むむっ。正面に見えるピーク、もしかしてマルガヤ尾根の928メートルピーク?
2022年05月06日 10:58撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 10:58
むむっ。正面に見えるピーク、もしかしてマルガヤ尾根の928メートルピーク?
本来のマルガヤ尾根の取り付き地点である「本沢」
2022年05月06日 11:01撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:01
本来のマルガヤ尾根の取り付き地点である「本沢」
この写真の正面の斜面が取り付きのようである。
2022年05月06日 11:02撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:02
この写真の正面の斜面が取り付きのようである。
今回はミズヒ大滝から928ピークに直登してマルガヤ尾根に合流するプラン。先に進む。鍋割山荘の関係車両が見える。
2022年05月06日 11:04撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:04
今回はミズヒ大滝から928ピークに直登してマルガヤ尾根に合流するプラン。先に進む。鍋割山荘の関係車両が見える。
鍋割山荘で使う水の歩荷協力。GWで皆さんが協力したので殆どなかったのかな?今回は山荘には行かないので失礼します!
2022年05月06日 11:05撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:05
鍋割山荘で使う水の歩荷協力。GWで皆さんが協力したので殆どなかったのかな?今回は山荘には行かないので失礼します!
いよいよミズヒ大滝に向かう地点に到着。この道標と黄色看板に挟まれた踏み跡は無関係です。
2022年05月06日 11:05撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:05
いよいよミズヒ大滝に向かう地点に到着。この道標と黄色看板に挟まれた踏み跡は無関係です。
ミズヒ大滝にはこの「火の用心」の前を進む。ゼリーでカロリー補給して、いざ。
2022年05月06日 11:05撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:05
ミズヒ大滝にはこの「火の用心」の前を進む。ゼリーでカロリー補給して、いざ。
明確な踏み跡を辿り、堰堤をいくつか横目に進む。
2022年05月06日 11:12撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:12
明確な踏み跡を辿り、堰堤をいくつか横目に進む。
更に堰堤
2022年05月06日 11:14撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:14
更に堰堤
踏み跡明確
2022年05月06日 11:17撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:17
踏み跡明確
ミズヒ大滝、発見!初見の滝その2!
2022年05月06日 11:19撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:19
ミズヒ大滝、発見!初見の滝その2!
滝壺手前にある前衛のゴルジュは画面右から登る
2022年05月06日 11:19撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:19
滝壺手前にある前衛のゴルジュは画面右から登る
この斜面から、腕力使って登る
2022年05月06日 11:19撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:19
この斜面から、腕力使って登る
滝の全景を観られた
2022年05月06日 11:22撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:22
滝の全景を観られた
近づく。途中の段に水がぶつかって霧状になっていた。写真よりも迫力のある滝で良かった。この滝に向かって右側(左岸)からマルガヤ尾根合流を目指す。
2022年05月06日 11:23撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:23
近づく。途中の段に水がぶつかって霧状になっていた。写真よりも迫力のある滝で良かった。この滝に向かって右側(左岸)からマルガヤ尾根合流を目指す。
今回のメインイベントである、ミズヒ大滝左岸からのマルガヤ尾根合流の取り付き地点。明らかに誰かが登った形跡があるので意を決して取り付く。
2022年05月06日 11:24撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:24
今回のメインイベントである、ミズヒ大滝左岸からのマルガヤ尾根合流の取り付き地点。明らかに誰かが登った形跡があるので意を決して取り付く。
膝もつきながら、掴めるものは何でも掴んで、何とか突破。その後も急斜面で気が抜けなかった。バリエーションなんてずっとしていなかったので流石に緊張しました。
2022年05月06日 11:30撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:30
膝もつきながら、掴めるものは何でも掴んで、何とか突破。その後も急斜面で気が抜けなかった。バリエーションなんてずっとしていなかったので流石に緊張しました。
マルガヤ尾根からミズヒ大滝に降りた方はこの斜面をザイル使って降りて、大滝の一段下の東側に着いたそう。逆にここを登ったと思われる方が登れなかったとの記述も。
2022年05月06日 11:30撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:30
マルガヤ尾根からミズヒ大滝に降りた方はこの斜面をザイル使って降りて、大滝の一段下の東側に着いたそう。逆にここを登ったと思われる方が登れなかったとの記述も。
この辺りから滝落口に向かう道があるようですが、スルー
2022年05月06日 11:31撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:31
この辺りから滝落口に向かう道があるようですが、スルー
この石柱に出会えればOK。公山とか書いてあるそうだけど、読めなかった。
2022年05月06日 11:40撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:40
この石柱に出会えればOK。公山とか書いてあるそうだけど、読めなかった。
先ほどの石柱が750メートル地点
2022年05月06日 11:40撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:40
先ほどの石柱が750メートル地点
急な斜面が続いて石柱その2、795メートル地点
2022年05月06日 11:42撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:42
急な斜面が続いて石柱その2、795メートル地点
まだまだ気が抜けない急斜面、ふくらはぎの筋肉を酷使。石柱その3、825メートル地点
2022年05月06日 11:46撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:46
まだまだ気が抜けない急斜面、ふくらはぎの筋肉を酷使。石柱その3、825メートル地点
斜面が少し緩くなって、分かりやすい尾根道が
2022年05月06日 11:47撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:47
斜面が少し緩くなって、分かりやすい尾根道が
斜度はきついけどさっきよりマシ。心に余裕が生まれてくる。
2022年05月06日 11:47撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 11:47
斜度はきついけどさっきよりマシ。心に余裕が生まれてくる。
ここが928メートル地点。国土地理院の地図には表記されています。林道から眺めたあのピークじゃないかな・・・
2022年05月06日 12:02撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:02
ここが928メートル地点。国土地理院の地図には表記されています。林道から眺めたあのピークじゃないかな・・・
相棒プロトレックの示す数字も裏付けてくれた。バリエーションルートのマルガヤ尾根にミズヒ大滝左岸から合流するバリエーションのバリエーション、何とか成功。
2022年05月06日 12:03撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:03
相棒プロトレックの示す数字も裏付けてくれた。バリエーションルートのマルガヤ尾根にミズヒ大滝左岸から合流するバリエーションのバリエーション、何とか成功。
大滝左岸直登からでかなり体力を消耗したので、本当は塔ノ岳山頂で食べる予定のおにぎりを頬張る。
2022年05月06日 12:06撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:06
大滝左岸直登からでかなり体力を消耗したので、本当は塔ノ岳山頂で食べる予定のおにぎりを頬張る。
928からはとにかく尾根を辿るのみ。迷いようがない。楽なルート辿ろうとして尾根を外れない方がいいと思います。
2022年05月06日 12:22撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:22
928からはとにかく尾根を辿るのみ。迷いようがない。楽なルート辿ろうとして尾根を外れない方がいいと思います。
分かりやすい踏み跡も
2022年05月06日 12:36撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:36
分かりやすい踏み跡も
印象的な風景なので
2022年05月06日 12:41撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:41
印象的な風景なので
まだまだ続く
2022年05月06日 12:41撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:41
まだまだ続く
今日最初の富士山!
2022年05月06日 12:47撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:47
今日最初の富士山!
この植生の間を抜けると・・・
2022年05月06日 12:58撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:58
この植生の間を抜けると・・・
このテープのある木があって
2022年05月06日 12:58撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:58
このテープのある木があって
鍋割山稜の稜線の登山道に合流。マルガヤ尾根完登!
2022年05月06日 12:58撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 12:58
鍋割山稜の稜線の登山道に合流。マルガヤ尾根完登!
標高1295メートル。バリエーションのバリエーション+600メートルの標高差は、今の自分にはオーバースペックでした。もうバテバテ。
2022年05月06日 13:00撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 13:00
標高1295メートル。バリエーションのバリエーション+600メートルの標高差は、今の自分にはオーバースペックでした。もうバテバテ。
この棒?の先が取り付き
2022年05月06日 13:01撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 13:01
この棒?の先が取り付き
真ん中の小ピークが928かな?
2022年05月06日 13:03撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 13:03
真ん中の小ピークが928かな?
想定より1時間遅い到着。バリエーションを舐めてはいけない。景色もそんなに気にならなかった。
2022年05月06日 13:03撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 13:03
想定より1時間遅い到着。バリエーションを舐めてはいけない。景色もそんなに気にならなかった。
塔ノ岳。いつものバカ尾根ピストンとは全く性質の違うアプローチで到着。
2022年05月06日 13:42撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 13:42
塔ノ岳。いつものバカ尾根ピストンとは全く性質の違うアプローチで到着。
尊仏山荘でビール仕込んで、いつものカップヌードルチリトマトで豪華ランチ
2022年05月06日 13:53撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 13:53
尊仏山荘でビール仕込んで、いつものカップヌードルチリトマトで豪華ランチ
ヤマレコはずっとサボっていたけど、塔ノ岳だけは何度も登っていました。この山がいくつも積み重なって富士山にいたる風景が好き。ノンビリできずにすぐに下山。
2022年05月06日 14:07撮影 by  iPhone 11 Pro Max, Apple
5/6 14:07
ヤマレコはずっとサボっていたけど、塔ノ岳だけは何度も登っていました。この山がいくつも積み重なって富士山にいたる風景が好き。ノンビリできずにすぐに下山。

装備

個人装備
バーナー(ジェットボイル) 携行座布団 着替え(長袖シャツ) ソフトシェル グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図(ブック) 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル

感想

最後のヤマレコは7年前。その間、キャリーで子供背負っての家族登山に、キャリー外れてからの家族登山、丹沢バカ尾根ピストンばかりの単独登山をコツコツ続けてきたものの、レコすること叶わず今日に至った。
GWの平日、子供は学校、嫁さんは仕事という中、年休を取って山に行こうと決めていた。いつもなら大倉からの塔ノ岳、バカ尾根(大倉尾根)ピストンが定番なれど、たまたまWebで「マルガヤ尾根」「ミズヒ大滝」なるワードを初めて聞いて、気持ちがそこに向かってしまった。
色々調べると、ミズヒ大滝からマルガヤ尾根に至るルートもあって、それが中々の急斜面で云々とある。マルガヤ尾根そのものがバリエーションルートであるのに、滝から合流するルートはそのまたバリエーション、自分にとってはかなりのチャレンジングなコース、行ってみたいとの気持ちと、イヤイヤ危ないから止めた方がいいの葛藤に、行ってみたい気持ちが勝った。

渋沢駅に降り立ち、大倉行きのバスに。単独さんが多い。到着してすぐに鍋割山方面に向かう。西山林道を歩くのは久しぶりだった。トレランの人が二人ほど追い抜いていった以外は誰とも会わずに黒竜の滝に降りる地点に。この林道も何回も通っていたのに滝に足を運ぶことはなかった。ミズヒ大滝のついでに見物と決めていて、意を決して林道から40メートル以上標高を落として到着。
心はミズヒ大滝からのルートにあるので(笑)、軽く撮影して林道復帰。

林道歩きは精神的には苦手。後でタイムを知って、それよりずっと長い間歩いていた感覚があった。本来のマルガヤ尾根の取り付きである本沢を通過、ミズヒ沢に向かう。Webで調べた通り、鍋割山荘関係者の水歩荷が置いてある地点を少し過ぎた、赤い横断幕「火の用心」から、ミズヒ大滝に向かう。道は明瞭。

ミズヒ大滝はいきなり現れる。一段岩場を超える為、正面右側(左岸)からよじ登って滝壺に。大滝、というにはギリギリな、それでも水量もたっぷりで立派な滝。この後のルートが気になって軽く撮影して、いよいよマルガヤ尾根の928メートル地点への合流を目指す。

大滝の左岸、滝に向かって右側の、滝の霧で湿った土の急斜面に取り付く。見上げると明らかに誰かが通った跡がある。本当は先ほどの岩場を降りて、東に進んでから斜面を登るつもりだったけど、左岸から直登した人のWeb記載を信じた。
途中、登るべきかトラバースするべきか、植生や岩を掴みながら試行錯誤、右往左往しそうになったが、それなりに山の経験を積んできた人ならばどう進めば良いかは体が反応する、そんな感じで突破できた。四つん這いに近い体勢を強いられたが。

今回の山行のハイライトはこの左岸直登から928メートル地点と分かっていたが、左岸直登から先、植生を掴んでつま先を斜面に刺して進むような急斜面が続き、体力を消耗したし、精神的にも緊張を強いられた。こんな感覚は久しぶり。
928P(ピーク)に着いた時は本当にホッとした。事前にこんなルートを行くと伝えていた嫁さんにも無事に突破できたことをLINEで報告、おにぎりでカロリー補給、928Pは林道からも見えていたと思われる自然林の穏やかなピークだった。本当にオアシスのように感じた。

そこから鍋割山稜線までは、ひたすら登りの体力勝負。標高差からするとバリエーションに組み合わせるのはキツかった。地図的には尾根をただただ辿るだけだが、登山道とは違う、フカフカの土の急斜面を植生掴んで突破する場面も多々あって、全身運動を強いられた。

鍋割山稜からは一般登山道、そこまでのバテバテ感もなく塔ノ岳まで快調に飛ばして到着、迷わず尊仏山荘でビールを仕込んで、久しぶりのバリエーション完歩に乾杯!いつものカップヌードルチリトマトを食べて下山。本当はゆっくりしたかったけど、家庭人としての責務も忘れてはいけない(笑)

下山はここ数年のバカ尾根下りに起こりがちな駒止茶屋先で攣りそうになるのを抑えつつ、軽やかに下り番長を発揮して大倉に到着。着替えにもってきた服を着て渋沢駅行きのバスに乗り込む。
バスの中では、後部座席で若者が大声で会話しているのを苦々しく聞きつつ、嫁さんに下山報告。バリエーションルートを無事に歩けた充実感に浸った瞬間であった。
お疲れ様でした。

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