谷川岳(西黒尾根-トマノ耳・オキノ耳-天神平)
- GPS
- 07:05
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,258m
- 下り
- 731m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
道は全体的に整備され、状態は良好でした。 西黒尾根では数箇所ある蛇紋岩の鎖場がよく滑るので、 雨に降られた場合、私にはこの尾根を登ることは出来ないと思いました。 前日午後、新潟の長岡からJRで土合に現地入りしたのですが、長岡-水上間は利用者が多く、 土樽では全員乗るのが大変そうなくらい満員になりました。 土合山の家の夕食は料理が盛り沢山で、2食分以上あるかな・・・。 私は完食しちゃいました。 |
感想
水上エリアで初めて天気に恵まれました。
歩き始め、ロープウェイ乗り場手前で10匹程度のサルの群れに遭遇。
コザルカワイイ!
まもなく西黒尾根登山口に到着。ブユに刺されませんようにと祈りながら、樹林帯を登り始める。
30分程登ると鉄塔が建っている。ここから振り返ると広葉樹の間から白髪門が見える。
さらに1時間半弱歩くうち、登山道の石(岩)が大きくなってきたことに気づく。
次の展開に期待しながら、岩ひとつ何とか攀じ登ったところで前方が明るくなった。
真っ青の空と天神平の明るいグリーン。「天神平と同じ高さにたどり着いた。」ことに元気付けられる。
ここからは強い日差しの下、尾根道をヨロヨロと登る。
大きなツルツル岩と鎖場が何度か現れた。
腕の力が思うように入らず、「筋力の衰え=老化」という図式が脳裏をよぎる。
なおも高度を上げると花々のお出迎え。
バイケイソウ、(ジョウシュウ?)オニアザミ、(ヨツバ?)シオガマ、(ハクサン?)フウロと切りがない。
登山道の岩陰にぷにょぷにょした小さなモウセンゴケを見つけ、思わずエールを送る。
青紫色のトリカブトが出てきたあたりでザンゲ岩が現れた。
(ここで俗事を悔い改める)
凛とした谷川岳と(ホソバヒナ?)ウスユキソウに励まされ、山頂までもうひと頑張り。
トマノ耳は大変込み合っていて、そのままオキノ耳へ向かう。
オキノ耳も混んでいたがそこでお昼にする。
背面は崖!眺望は大変よい。
朝日岳や苗場山を眺め、いつか行ってみたいと思いながら山頂を後にする。
山頂からは風に吹かれる笹原を眺めながら下る。
濃い緑の中に所どころ白い葉裏をちらちらとさせるのがベルベットのよう。
特に俎ぐらの斜面は飛んでいってみたいくらい美しい。
ただし足元はツルツルの岩である。
気を引き締め天神尾根を下り、無事に天神平に到着。
1.5リットルあった飲み水は一口しか残っていなかった。
長い間、自分にとって谷川岳のイメージは「雨のよく降る危険な山」でした。
が、谷川岳に対して失礼でした。今回は山の女神様に感謝です。
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