神通川水系高原川沢上谷
- GPS
- 04:49
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 1,418m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。 ただし、五郎七郎滝に寄り道する場合の帰り道と蓑谷大滝の巻きの沢床に戻るところはフリクションに頼ることになる。これらを含めて全体的にフェルトソールだとフリクションがよく利くが(わずかにヌメったところあり。)、初心者が同行する場合は十分な配慮が必要。 下山後は荒城温泉で入浴。 |
写真
感想
1 入渓点まで
東京を金曜夜に出て、上宝の道の駅まで来てビバーク。
松本方面からだと、新島々駅の手前のセブンイレブン
(元の店舗が復活したのか新しい店舗かは不明。)が最後のコンビニ。
道の駅から入渓点までは30分かからない。
ただし、県道89号線はすれ違いが困難な箇所もあるので注意が必要。
県道から少し入ったところに駐車スペースあり(2台駐車可能)。
少し奥にもう少し駐められるかも(未確認。)。
2 五郎七郎滝まで
支沢の出合までは10分程度。
立派な滝がかかっているのでまず見逃さないと思う。
支沢はナメが発達している。
それなりに傾斜はあるが、フリクションがよく利く。
転んでもすぐに止まるとは思うが、初心者同行の際は要注意。
五郎七郎滝までは、出合の滝を含めて滝は3つ。
出合の滝は右岸側にロープのようなものがある。
2番目の滝は右端が容易に登れる。
ただし、登ってすぐのところがややヌメった。
3番目の滝も右端を登れるが、多少水をかぶる。
風邪気味のメンバーがいたので滝を巻く踏み跡を通った
(ただし、巻道は滑りそうなので、下りは滝の右端を降りた。
登りもこっちの方が楽だと思う。)。
3番目の滝を越えるとすぐに五郎七郎滝。
不思議な造形に一堂声を失う。
一休みして本流へ戻る。
言うまでもなく、登ってきた傾斜のあるナメを降りることになるので、
沢下降経験のないメンバーがいる場合は配慮する必要があると思う。
もっとも、フリクションがよく利くので、ある程度沢を歩いていれば問題はないだろう。
3 岩洞滝まで
本流に戻ると、小さいナメ滝が出てくる。
滝の落差に比して、いずれも釜はかなり深そう。
天候がよければ泳いで突破してもよさそうだが、いずれも問題なく巻ける。
なお、五郎七郎滝のかかる支流の出合と岩洞滝のかかる支流の出合との間のナメはごつごつしたもの。
岩洞滝のかかる支流の出合はあまり目立たない。
五郎七郎滝のかかる支流の次に右岸から流入するのが岩洞滝のかかる支流。
岩洞滝のかかる支流の出合から先はもっとなめらかなナメ。
ナメの岩質が変わったら行き過ぎ。
岩洞滝のかかる支流は、最初はすばらしいナメ。
その後はゴーロ状。
しばらく進んで明るくなってくると岩洞滝。
一堂ここでも声を失う。
持参の水鉄砲で遊んだりしながら一休み。
一休み後はまた本流へ。
4 二俣まで
断続的に続くナメを過ぎると蓑谷大滝。
ここでもやはり一堂声を失う。
直登はできないので巻く。左岸側に踏み跡あり。
少し下流方向にトラバースしてから急斜面を直登する。
ひとしきり登ると岩壁にぶち当たる。
上流方向に進めそうであるが、ここは下流方向に進むのが正解。
岩壁の下をトラバースしていくと、進行方向に赤布が見える。
赤布の所からは上流方向に立派な杣道が続く。
傾斜が緩んだあたりに沢床への下降点がある。
かなりの急斜面なので、固定ロープをしっかり掴んでゆっくり降りるべき。
沢床まであと2m弱といったところで手がかりがなくなる。
ちょっと怖いが、フリクション頼りで降りられる。
沢床に降りてから少し進むと二俣。
その手前のナメは、傾斜がほどほどで、下に小さな釜があり、
ウォータースライダースポットとしてなかなかよい。
ここでもひとしきり遊ぶ。
5 終了点まで
二俣は右俣へ進む。
参考にした記録(丹沢ネットワーク編・ウォーターウォーキング2(白山書房)160〜162ページ)には、
滝の途中までいたんだロープがかかっている旨の記述があるが、
今回はさほど古くないロープが滝の下まで垂れていた。
それをつかって問題なく滝を登る。
なお、若干滑るところがあったので、初心者は要注意。
滝を越え、しばらくゴーロを進むとナメの連続。
ずんずん進むと二俣があり、左俣には林道の橋が見える。
右俣へ進んでもう少しナメを堪能すると林道の橋が見えてくる。
ここで遡行は終了。
6 附
今回は入渓点そばに車をデポしたので、林道と県道89号線を歩いて戻ったが、
先に沢上谷に入渓していたパーティーは、終了点に自転車をデポしておいて、
入渓点まで戻って車をピックアップしてきたとのこと。
いい案だと思う。
コメント
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見事な大滝ですね
是非行きたいと思うのですがラバーソールの沢靴ではグリップはいかがでしょうか?
tetuRD5さん
どうもこんばんは。
今回はフェルトソールで歩いたのでどこまで参考になるか分かりませんが…
(1)五郎七郎滝のかかる支流は、2番目の滝がちょっとヌメりました。
(2)本流も五郎七郎滝のかかる支流の出合と岩洞滝のかかる支流の出合との間で、
ちょっとヌメるところがありました。
(3)蓑谷大滝の先の二俣の右俣にかかる滝はやや滑りました。
ただ、
(1)は傾斜のあるナメではヌメリを感じませんでした。
(2)は釜を小さく巻いているときだったので、滑っても釜にドボンで済みます。
(3)は乾いた岩だったので、ラバーソールならしっかりとフリクションが利くと思います。
というところからすると、ラバーソールでも大丈夫ではないかと思います。
こんばんわ。
返信ありがとうございます。
この沢は知らなかったのでとても情報助かりますー
梅雨が明けたら行ってみます
沢のガイドブックもありますが、すべての沢を網羅できているはずもなく、
日本にはまだまだいい沢がいくらでも隠れているはずです。
ヤマレコは隠れた名渓を知るためのいいツールだと思います。
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