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ハイキング
甲信越

浅草岳ー鬼が面山

2014年08月15日(金) [日帰り]
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コースタイム

日帰り
山行
7:50
休憩
0:00
合計
7:50
6:40
470
田子倉登山口
14:30
六十里峠登山口
6:40 田子倉登山口出発 −7:15 大久保沢 −8:45 熊合わせ過ぎ
ー10:00 浅草岳山頂 −11:15 貉沢カッチ ー12:15 鬼ガ面山 
−12:55 南岳 ー13:50 マイクロウェーブ塔 −14:30 六十里越え峠登山口着
天候 晴れ一時雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
六十里峠〜JR田子倉駅:自転車
コース状況/
危険箇所等
危険なところは特にはありませんが、鬼が面山付近は絶壁が続くので踏み外し・転落に注意してください。
登山口の立派な案内
登山口の立派な案内
立派過ぎるくらいの石碑
立派過ぎるくらいの石碑
左岸から右岸へ
大久保沢
エゾアジサイ?
「熊の爪痕」・・・傷はいくつかあるがどれかな。
「熊の爪痕」・・・傷はいくつかあるがどれかな。
尾根筋に出た。浅草岳山頂方面
尾根筋に出た。浅草岳山頂方面
鬼ガ面山が見えることろに来た。なるほど・・・
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鬼ガ面山が見えることろに来た。なるほど・・・
すごい絶壁だ。しかも
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すごい絶壁だ。しかも
かなり長く続いている
かなり長く続いている
剣ヶ峰から。ここから見ても絶壁だ。
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剣ヶ峰から。ここから見ても絶壁だ。
「熊合わせ」昔マタギが熊猟をしたときの重要な場所?
「熊合わせ」昔マタギが熊猟をしたときの重要な場所?
ホツヅジ。少し早目
ホツヅジ。少し早目
ツリガネニンジン きれいだ
ツリガネニンジン きれいだ
アカモノの実 焼酎に入れると真っ赤な焼酎ができるらしい。
アカモノの実 焼酎に入れると真っ赤な焼酎ができるらしい。
越後三山が見えてきた。真ん中が越後駒ヶ岳
越後三山が見えてきた。真ん中が越後駒ヶ岳
東側には尾瀬燧ヶ岳が目立つ。
東側には尾瀬燧ヶ岳が目立つ。
浅草岳山頂の手前15分ほど。ここから見ても見事な絶壁だ。
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浅草岳山頂の手前15分ほど。ここから見ても見事な絶壁だ。
田子倉湖 よく見ると登山口の駐車場が見える
田子倉湖 よく見ると登山口の駐車場が見える
浅草岳山頂 暖かくて気持ちいい
浅草岳山頂 暖かくて気持ちいい
お隣の守門岳
その北東側に矢筈岳
その北東側に矢筈岳
越後駒ヶ岳の残雪は例年より少な目か。
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越後駒ヶ岳の残雪は例年より少な目か。
前岳へ続く道
木道のそばのイワショウブ
木道のそばのイワショウブ
ミヤマトウキ?
これから向かう鬼が面山 よく見ると絶壁の上に登山道が続いている
これから向かう鬼が面山 よく見ると絶壁の上に登山道が続いている
ツリガネニンジン
ツリガネニンジン
ゴゼンタチバナの実 って初めて見た
ゴゼンタチバナの実 って初めて見た
いよいよ絶壁の始まり。
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いよいよ絶壁の始まり。
はじめはこんな感じのところが多かった
はじめはこんな感じのところが多かった
貉(ムジナ)沢カッチ 
貉(ムジナ)沢カッチ 
浅草岳山頂には5・6人見える。
浅草岳山頂には5・6人見える。
これから向かう道 絶壁の上に続いている
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これから向かう道 絶壁の上に続いている
北岳をバックに満開のホツツジ
北岳をバックに満開のホツツジ
南岳 ここまで東側は絶壁だったが、ガスと雨の中見えなくて残念
南岳 ここまで東側は絶壁だったが、ガスと雨の中見えなくて残念
六十里峠登山口 愛車カモシカ号が待っている
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六十里峠登山口 愛車カモシカ号が待っている

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

このお盆休みは天気が良くない日が続いた。そこで比較的に近くて、行こうと思っていた鬼が面山へ行ってきた。GPV天気予報では2時頃まではほとんど降らないはずだった。
田子倉登山口は車が100台以上停められる広い駐車場になっている。昔田子倉ダム・発電所工事の際に作ったのだろう。二台の車が駐車していた。
あまり人気のないルートにもかかわらず登山口には立派な石碑や案内板がある。この分なら安心して行けそうだ。準備をしていると熊のような顔の男がやってきて、昨日同じルートを登ってきたという。今日もここに来たということは、近く(只見町?)にでも住んでいるのだろう。

15分ほど左岸を進んだ後仮設の橋を渡って右岸へ。少し歩くと大久保沢に。ここは最後の水場との標識がある。
しばらく歩くと立派なブナの木に「熊の爪痕」の看板が置かれている。どれが熊の爪痕かはっきりとは分からないがとにかく先を急ごう。
程なく尾根筋に出る。登ってきた田子倉湖方面はガスの中だ。行く手には浅草岳が見えてきた。
更に進むと3人のパーティーを越して鬼ガ面山が一望できるところにでる。浅草岳から南岳まで延々と壮大な絶壁が続く。

後日WEBで調べたところこの絶壁は、鬼ガ面山南方から降りている「マンモス尾根」以外は登攀の記録が無い。地の利が良くないためと思われるが、おかげで自然豊かな山歩きが楽しめる。
剣ヶ峰には絶壁を見るのにちょうどよい岩がある。天気もここまでずっと晴天で申し分ない。また夏にもかかわらず日陰は沢からの風が涼しく心地よい。

少し歩くと「熊合わせ」の看板。昔マタギが熊猟をしたらしいのだが、こんな奥までくるとは。今でこそR252のおかげで楽にこれるが、田子倉ダムと発電所ができる前は秘境中の秘境だったはずだ。ちなみに貯水量日本第3位の田子倉ダムが完成したのは1960年である。

このルートは浅草岳山頂付近を除き全体の6割以上が日陰で、夏の晴天時でも日陰は涼しく、とても気持ち良い山歩きができる。鬼ガ面山方面をみると絶壁度がよりはっきりとしてきた。ほぼ80度以上の斜面が続いている。その向こうには越後三山が見えてきた。左手には尾瀬の燧岳がよく目立つ。

この時期は花が少ないせいか、(ここまで目にしたのはツリガネニンジン、アザミ、ウツボグサ、ホツツジ程度だ)登山道のアカモノの実が妙に目立つ。

浅草岳山頂についてみると、少し早いせいか誰もいなかった。相変わらず晴天だが、少し雲が多くなってきた。360度の景色は・・・というと、今日は雲が多くそれほど遠望は利かないが、北は飯豊山が何とか見える。近くには守門岳と矢筈岳。南側は荒沢岳と越後三山、その向こうは雲の中だ。今日はビールではなくコーラで乾杯!

雨が心配だったので、休憩は短めにして鬼ガ面山へ向かう。新潟県側から登山者2人に会う。ほとんど花にお目にかかれなかったと嘆いていた。
前岳から下ると直ぐに絶壁の始まりだ。これから向かう鬼ガ面山への道はほぼ絶壁の縁に続いている。登山道の左側には多少藪があり、あまり危険は感じない。

ムジナ沢カッチに着いた。浅草岳山頂には数人の登山者が見える。行く手はずっと絶壁の上なので気分的には長く感じられる、というか少し心配。一休みして・・・。天気は曇りになり、しかも急に悪くなってきた。

北岳への途中で一人の方と会った。前山から鬼ガ面山へ向かったが、どこなのか、そして北岳がどれだか、わからなかったという。

雨が降り出した。天気予報では2時ごろまで持つはずが、12時前からである。ここのところ天候が不安定でもあり、にわか雨はGPV天気予報でも予想できないので止むを得まい。

先ほどの方の言ったことが分かった。北岳は標識が無くしかも道は行き止まりであった。そして少し戻ってみると、右手に下る道がありこれが縦走路だ。天気はすっかりガスと雨で、これで足を滑らせたら正に五里霧中である。

12時過ぎに鬼が面山山頂に着いたが、相変わらず雨。今日の昼食はラーメンの予定だったが、諦めて行動食で我慢する。

ゆっくり歩を進めていたら、南岳に着く手前から雨は上がった。鬼ガ面山を境にして、新潟県側の天気はまずまずだが、福島県側はガスの中だ。とにかくいい天気になったので、じっくり休憩だ。久しぶりに行動食としてカロリーメートのブロックを持ってきたのだが、これはパサパサしすぎて飲み物無しではとても食えない。行動食には向かないようだ。

ここからマイクロウェーブ中継塔までは緩やかな下り道で、散歩気分である。

無事六十里越峠登山口に着いた。デポしておいた愛車カモシカ号で駐車場にむかう。車だとすぐだが、自転車では途中小さな登りもあり思ったより長く感じたが、概ね下りの軽快なサイクリングだった。

ガスで肝心の絶壁からの展望はあまり見られなかったが、登り始めから下山までけっこう楽しい山歩きだった。

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