浅草岳ー鬼が面山
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:50
ー10:00 浅草岳山頂 −11:15 貉沢カッチ ー12:15 鬼ガ面山
−12:55 南岳 ー13:50 マイクロウェーブ塔 −14:30 六十里越え峠登山口着
天候 | 晴れ一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところは特にはありませんが、鬼が面山付近は絶壁が続くので踏み外し・転落に注意してください。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
このお盆休みは天気が良くない日が続いた。そこで比較的に近くて、行こうと思っていた鬼が面山へ行ってきた。GPV天気予報では2時頃まではほとんど降らないはずだった。
田子倉登山口は車が100台以上停められる広い駐車場になっている。昔田子倉ダム・発電所工事の際に作ったのだろう。二台の車が駐車していた。
あまり人気のないルートにもかかわらず登山口には立派な石碑や案内板がある。この分なら安心して行けそうだ。準備をしていると熊のような顔の男がやってきて、昨日同じルートを登ってきたという。今日もここに来たということは、近く(只見町?)にでも住んでいるのだろう。
15分ほど左岸を進んだ後仮設の橋を渡って右岸へ。少し歩くと大久保沢に。ここは最後の水場との標識がある。
しばらく歩くと立派なブナの木に「熊の爪痕」の看板が置かれている。どれが熊の爪痕かはっきりとは分からないがとにかく先を急ごう。
程なく尾根筋に出る。登ってきた田子倉湖方面はガスの中だ。行く手には浅草岳が見えてきた。
更に進むと3人のパーティーを越して鬼ガ面山が一望できるところにでる。浅草岳から南岳まで延々と壮大な絶壁が続く。
後日WEBで調べたところこの絶壁は、鬼ガ面山南方から降りている「マンモス尾根」以外は登攀の記録が無い。地の利が良くないためと思われるが、おかげで自然豊かな山歩きが楽しめる。
剣ヶ峰には絶壁を見るのにちょうどよい岩がある。天気もここまでずっと晴天で申し分ない。また夏にもかかわらず日陰は沢からの風が涼しく心地よい。
少し歩くと「熊合わせ」の看板。昔マタギが熊猟をしたらしいのだが、こんな奥までくるとは。今でこそR252のおかげで楽にこれるが、田子倉ダムと発電所ができる前は秘境中の秘境だったはずだ。ちなみに貯水量日本第3位の田子倉ダムが完成したのは1960年である。
このルートは浅草岳山頂付近を除き全体の6割以上が日陰で、夏の晴天時でも日陰は涼しく、とても気持ち良い山歩きができる。鬼ガ面山方面をみると絶壁度がよりはっきりとしてきた。ほぼ80度以上の斜面が続いている。その向こうには越後三山が見えてきた。左手には尾瀬の燧岳がよく目立つ。
この時期は花が少ないせいか、(ここまで目にしたのはツリガネニンジン、アザミ、ウツボグサ、ホツツジ程度だ)登山道のアカモノの実が妙に目立つ。
浅草岳山頂についてみると、少し早いせいか誰もいなかった。相変わらず晴天だが、少し雲が多くなってきた。360度の景色は・・・というと、今日は雲が多くそれほど遠望は利かないが、北は飯豊山が何とか見える。近くには守門岳と矢筈岳。南側は荒沢岳と越後三山、その向こうは雲の中だ。今日はビールではなくコーラで乾杯!
雨が心配だったので、休憩は短めにして鬼ガ面山へ向かう。新潟県側から登山者2人に会う。ほとんど花にお目にかかれなかったと嘆いていた。
前岳から下ると直ぐに絶壁の始まりだ。これから向かう鬼ガ面山への道はほぼ絶壁の縁に続いている。登山道の左側には多少藪があり、あまり危険は感じない。
ムジナ沢カッチに着いた。浅草岳山頂には数人の登山者が見える。行く手はずっと絶壁の上なので気分的には長く感じられる、というか少し心配。一休みして・・・。天気は曇りになり、しかも急に悪くなってきた。
北岳への途中で一人の方と会った。前山から鬼ガ面山へ向かったが、どこなのか、そして北岳がどれだか、わからなかったという。
雨が降り出した。天気予報では2時ごろまで持つはずが、12時前からである。ここのところ天候が不安定でもあり、にわか雨はGPV天気予報でも予想できないので止むを得まい。
先ほどの方の言ったことが分かった。北岳は標識が無くしかも道は行き止まりであった。そして少し戻ってみると、右手に下る道がありこれが縦走路だ。天気はすっかりガスと雨で、これで足を滑らせたら正に五里霧中である。
12時過ぎに鬼が面山山頂に着いたが、相変わらず雨。今日の昼食はラーメンの予定だったが、諦めて行動食で我慢する。
ゆっくり歩を進めていたら、南岳に着く手前から雨は上がった。鬼ガ面山を境にして、新潟県側の天気はまずまずだが、福島県側はガスの中だ。とにかくいい天気になったので、じっくり休憩だ。久しぶりに行動食としてカロリーメートのブロックを持ってきたのだが、これはパサパサしすぎて飲み物無しではとても食えない。行動食には向かないようだ。
ここからマイクロウェーブ中継塔までは緩やかな下り道で、散歩気分である。
無事六十里越峠登山口に着いた。デポしておいた愛車カモシカ号で駐車場にむかう。車だとすぐだが、自転車では途中小さな登りもあり思ったより長く感じたが、概ね下りの軽快なサイクリングだった。
ガスで肝心の絶壁からの展望はあまり見られなかったが、登り始めから下山までけっこう楽しい山歩きだった。
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