白鳥山 ※九州中央山地※
- GPS
- 05:59
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,203m
- 下り
- 1,212m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 5:59
天候 | 快晴。無風。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
椎葉村から唐谷登山口へ上がる峰越林道は比較的幅の広い舗装路だが、住居が点在する下部は短いが離合が困難なところもある。なお、峰越林道は熊本県側の五家荘からは現在通行止めのため、峰越登山口のある新椎葉越(ぼんさん越)まで行くことはできない。 唐谷登山口前に10数台はとめられそうな舗装された駐車場がある。8:30到着で先行車は1台のみ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<時雨岳登山口〜時雨岳> 登山口から工事中の堰堤を越えるところまで少しわかりにくいかも。登山口から入ってすぐ右に折れて笹の中へつづく踏み跡があったが、たぶんこれが正解だろう。 私は工事中の堰堤へと続く踏み跡を進んだが、堰堤前で踏み跡はなくなり、堰堤右(左岸)の急斜面を強引に登って堰堤を越えた。 その先、ルートは涸れた沢の左岸沿いにある。踏み跡は薄いが赤布はある。高度を上げていくにつれて両岸が低くなり、赤布が沢の中に続いたりするが、やがて沢底も消えて、赤布にそって右の急斜面を登っていく。林道を越えてさらに赤布を拾っていくと稜線に出る。 <時雨岳〜白鳥山> 石ころなどが少なくて歩きやすいが、踏み跡は倒木、下草、落葉などでところどころで分かりにくい。稜線を外さず、赤布と標識を拾って進む。 <白鳥山〜唐谷登山口> 踏み跡は倒木、下草、落葉などでところどころで分かりにくい。特に御池に着いたあたりでわかりにくいところがあった。 稜線を離れて唐谷登山口へ下る途中に、間違え易いところがあるが、赤布を丁寧に拾っていけば迷うことはない。前方に赤布が見えなくなったら間違えていると思ってよい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
2022年11月27日(日)【時雨岳〜白鳥山】※九州中央山地※
3週間前、13年振りに九州中央山地の国見岳を広河原登山口から歩いた。その山行で13年前の樅木ルートの往復では気づかなかった九州中央山地の稜線歩きの魅力を知ることとなった。そこで、ヤマレコの山行記録を参考に、九州中央山地の白鳥山を時雨岳から歩くことにした。
<山行記録>
宮崎市内の自宅を4時半に出て8時半に唐谷登山口で着いた。先行車は1台だけで今日も静かな山歩きを期待できそうだった。
唐谷登山口から車道を少し歩いて、時雨登山口から山道に入った。
工事中の堰堤を越えると枯れた沢の左岸につづく急坂を歩いた。右岸は植林帯だったが、左岸はすっかり葉を落とした明るい落葉樹の疎林が稜線まで続いていた。
鹿の鳴き声がよく聞こえ、鹿の姿を山行中、何度も見かけた。
明るい稜線に出て、左にほんの少し歩くと時雨岳の広い山頂に着いた。快晴無風、誰もいなくてとても静かなので、お湯でも沸かしてコーヒーを入れてゆっくりしたいところだった。樹木に囲まれているので、大展望は望めないが、落葉した広葉樹の樹間から南側の山並みが見えていた。
小腹を満たしてから白鳥山へ連なる稜線を西に進んだ。稜線は樹間が広いところが多く、とても気持ちが良かった。ところどころで南側が開けていて、霧島連山や市房山などが良く見えた。
林道が通る最低鞍部からだんだん高度を上げていき、稜線の右側(北側)斜面を登り切って稜線に出ると、樹間の広いさらに気持ちの良い稜線が続いていて、まさに稜線漫歩、今日のハイライトと言ってよかった。
ゆるやかな稜線を進むと樹木に囲まれた白鳥山の山頂に着いた。展望は得られないが
誰もいない静かな山頂だった。お湯を沸かしてカップ麺とフリーズドライのお汁粉などでゆっくりお昼を楽しんでいたところ、不意にご夫婦から声をかけられた。ご夫婦は山頂にとどまることなくそのまま稜線を北に下って行かれた。今日山中で見かけたハイカーはこの二人きりであった。
1時間ほど山頂で過ごしてから御池へ向かうべく下山を始めた。薄い踏み跡をはずさないように注意して下ると御池と呼ばれる山中の平坦地に出た。池がどこにあるのか分からなかったが、豊かな森が広がっていた。
御池の北側で現在地を間違えて、上ノ内谷を少し下ってしまったりしたが、すぐに気がついて、御池を東に進んだ。途中、通りかかった2匹の鹿との距離がかなり近くなり、視線を合わすことになったりした。
平家の落人が住んだと言われる場所まで少し登り返すと、そこから稜線を離れて唐谷登山口へ向かって急坂を下り始めた。小さな涸れ沢を渡って少し進んだところで、まっすぐ下っていく樋状の登山道のような地形があったのでそのまま進んだ。しかし、前方に赤布がないことにすぐに気がついた。振り返って見上げると右上に赤布が続いていて登山道を外してしまったことが分かった。
登山道に戻って、急な山腹をジグザクに下ると唐谷の涸れ沢に出た。右岸に続く細くて崩れやすい登山道や岩だらけの沢底を下っていくと堰堤を超えて唐谷登山口に出た。
ちょうど車が1台出発していくところだった。山頂でお見かけしたご夫婦らしかったが、どこを歩かれたのだろうなどと思いを巡らした。
今日も九州中央山地の静かな稜線漫歩を楽しむことができた山旅となった。
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