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Yamareco

記録ID: 519081
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ハイキング
甲信越

突然怒った!! 御嶽山 自然の脅威に成す術もなく・・・。

2014年09月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
クロタン その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:08
距離
5.7km
登り
624m
下り
600m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:14
休憩
0:55
合計
4:09
9:35
67
中の湯6合目
10:42
11:12
56
12:08
12:12
28
噴火! 撤退
12:40
13:01
43
13:44
中の湯6合目
天候 27日:高曇りのち晴れ。その後噴煙による火山灰の降灰。
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
行路:中央道伊那ICより、中の湯6合目駐車場。
帰路はその逆。
コース状況/
危険箇所等
噴火直後の降岩(私たちの場合、最大正露丸位の粒)。粉塵と降雨による性質の悪い足場の連続。
その他周辺情報 元々の予定。27日16:00。頂上山荘宿泊予定。
気を良くして、数時間早ければ山頂取り残され組確定。
9月は営業していない。「中の湯」温泉。
2014年09月27日 09:40撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 9:40
9月は営業していない。「中の湯」温泉。
ちょぼちょぼ紅葉しています。
2014年09月27日 09:54撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 9:54
ちょぼちょぼ紅葉しています。
講にお参り。安全祈願とご挨拶をします。
2014年09月27日 09:55撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 9:55
講にお参り。安全祈願とご挨拶をします。
壮巌豊かな樹木。
2014年09月27日 10:18撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 10:18
壮巌豊かな樹木。
7合目。
2014年09月27日 10:31撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
9/27 10:31
7合目。
マイペース。マイペース。
2014年09月27日 10:33撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
9/27 10:33
マイペース。マイペース。
紅葉が本格的になってきて・・・。
2014年09月27日 10:34撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 10:34
紅葉が本格的になってきて・・・。
見事なコントラスト。
2014年09月27日 10:41撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 10:41
見事なコントラスト。
ちからもちで有名な行者山荘。
2014年09月27日 10:46撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 10:46
ちからもちで有名な行者山荘。
トイレもキレイです。
2014年09月27日 10:46撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
9/27 10:46
トイレもキレイです。
霊神賜る神聖な川。
2014年09月27日 11:12撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 11:12
霊神賜る神聖な川。
傾斜もきつくなってきて。
2014年09月27日 11:17撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
9/27 11:17
傾斜もきつくなってきて。
ガス気味に。
2014年09月27日 11:24撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
9/27 11:24
ガス気味に。
と思ったら、切れてきたぁ♪
2014年09月27日 11:47撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 11:47
と思ったら、切れてきたぁ♪
気を良くしてガンバル。
(※コノ辺でドンっ。ドンッ。どんっ。とまるで富士の演習場の戦車の砲撃音のような音が聞こえる。)
2014年09月27日 11:49撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 11:49
気を良くしてガンバル。
(※コノ辺でドンっ。ドンッ。どんっ。とまるで富士の演習場の戦車の砲撃音のような音が聞こえる。)
うーん。いい気分っ。
2014年09月27日 11:56撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 11:56
うーん。いい気分っ。
と、見上げると・・・。やばい雲? 風向きと逆!!???
2014年09月27日 12:00撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 12:00
と、見上げると・・・。やばい雲? 風向きと逆!!???
数分で降ってきた!?
上の方から、「爆発したぞ!!噴火だぁ!!」と大勢の登山者が降りてきて・・・
状況を見て、撤退決定。
2014年09月27日 12:06撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 12:06
数分で降ってきた!?
上の方から、「爆発したぞ!!噴火だぁ!!」と大勢の登山者が降りてきて・・・
状況を見て、撤退決定。
ここで傘でしのぐ。コレが一番いい結果に。
(細かな礫ははじくし、快適)
2014年09月27日 12:15撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 12:15
ここで傘でしのぐ。コレが一番いい結果に。
(細かな礫ははじくし、快適)
その5分後。この有様。
2014年09月27日 12:20撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 12:20
その5分後。この有様。
雲煙が雷も巻き込んで、結構な降雨も一緒。
2014年09月27日 12:31撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 12:31
雲煙が雷も巻き込んで、結構な降雨も一緒。
皆。迅速に、イソイソと撤退。
2014年09月27日 12:32撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 12:32
皆。迅速に、イソイソと撤退。
うーん。コレでは風向きが心配。
2014年09月27日 12:32撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 12:32
うーん。コレでは風向きが心配。
この写真で30分。どうも風向きは風上の様子。落ち着いてきた。
2014年09月27日 12:42撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 12:42
この写真で30分。どうも風向きは風上の様子。落ち着いてきた。
さっきの神聖な川は様変わり。
2014年09月27日 12:43撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 12:43
さっきの神聖な川は様変わり。
7合目で、まるで降雪のよう。
2014年09月27日 13:11撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 13:11
7合目で、まるで降雪のよう。
足元は粘っこい火山灰が5センチ位くっついて性質が悪い。
2014年09月27日 13:12撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 13:12
足元は粘っこい火山灰が5センチ位くっついて性質が悪い。
まったく。もう。
2014年09月27日 13:33撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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まったく。もう。
中の湯温泉に戻ってこれた。
(良かった)幸運に救われました。
2014年09月27日 13:45撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 13:45
中の湯温泉に戻ってこれた。
(良かった)幸運に救われました。
と思ったら、舗装路が・・・。
2014年09月27日 13:46撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 13:46
と思ったら、舗装路が・・・。
じゃーん。
2014年09月27日 13:47撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 13:47
じゃーん。
どヒャー(><)。
2014年09月27日 13:48撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 13:48
どヒャー(><)。
コレ、火山性のケイ酸とか含んでいるうえに、降灰時に熱もあったようで、かなりしぶとい。
前方確保のためフロンドガラスだけ清掃。
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コレ、火山性のケイ酸とか含んでいるうえに、降灰時に熱もあったようで、かなりしぶとい。
前方確保のためフロンドガラスだけ清掃。
歩きの方はフツーのステップワークだけれども。
2014年09月27日 14:31撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 14:31
歩きの方はフツーのステップワークだけれども。
練泥でかなりひどい。雪道より全然劣悪。
2014年09月27日 14:33撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 14:33
練泥でかなりひどい。雪道より全然劣悪。
アップ。
2014年09月27日 14:33撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 14:33
アップ。
タイヤに数センチのまとわりつきでグリップゼロ。
ペイローダーの徐灰作業のお陰でなんとか脱出。
2014年09月27日 14:36撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 14:36
タイヤに数センチのまとわりつきでグリップゼロ。
ペイローダーの徐灰作業のお陰でなんとか脱出。
講・もしくは嶽神のある山域は全くのノーダメージ。
神聖なる所以か。
2014年09月27日 15:00撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 15:00
講・もしくは嶽神のある山域は全くのノーダメージ。
神聖なる所以か。
街場に下りて、改めてみるとその規模が明らかに。
我々は救われた事に感謝しないといけませんねぇ。
2014年09月27日 15:48撮影 by  DMC-FZ200, Panasonic
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9/27 15:48
街場に下りて、改めてみるとその規模が明らかに。
我々は救われた事に感謝しないといけませんねぇ。

装備

個人装備
ヘッドランプ 1/25 000地形図 保険証 飲料 タオル 携帯電話 計画書 雨具 防寒着 ストック 水筒 時計 昼食2食。
共同装備
医薬品 カメラ(DMC-FZ200)

感想

今回は、紅葉を見がてら日本最西端の3000m級高峰「木曽御嶽山」に行くことを計画。

PHと御鉢巡りを兼ねていることから、最初は王滝口を。と考えていたが、なんとなく、やばそうな感じてしていて、中の湯6合目からアタック。

序盤こそ、高曇り&ガス気味のお天気だったが、雲も切れてきてすっかりノリノリに・・・。

途中、富士山の自衛隊演習場の戦車砲撃のような音が3回鳴って、雲の切れ間と紅葉をバックに写真を撮っていたら、雲の間の青空に風の流れに逆らったヘンな雲がモクモク。

上の方から、噴火したぁ!! と次々に登山者さん達が降りてくる。

最初はその規模。方位。場所が判らないので、女人堂まで行って確認。と思っていたが、その数分後一斉に火山灰と砂礫が降ってきて、速攻撤退決定。

10分もしないうちに数センチ積もって、足元は雨も含んで超滑るし、油粘土のような粘っこい火山灰がウンセンチもくっついてステップワークが最悪。

その後の、風向きとグループ会社(は土曜日営業中)の仲間にネットの速報をメール頂き、状況の悪化はなさそうなので、行者山荘で身支度整え一服。

中の湯に戻ったときは冗談も飛ばせる位の余裕が持てたのが何よりありがたかった。

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クルマは火山灰が熱を帯びてその上、火山性のケイ素を含んでいるためかフロントガラスも傷だらけ。ボディも均一にマダラ模様。

何より、地元のペイローダーの徐灰作業が無ければ、ホント脱出は不可能だったと思います。

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元々の計画通りの実行スケジュールで運んでいたが、コレが気を良くして予定より数時間早く実行してしていたら、山頂に取り残され組になっていたと思います。

あの状況では、山頂の御鉢巡りを満喫していた方も多数居らっしゃったと思えるので小屋に避難できなかった方々が、皆・無事に下山できます事。

不幸にもお亡くなりになられた方々にご冥福を申し上げます。
(2014/09/28 AM11:30 記)

※この山行記録は以下の投稿キャンペーンに参加しています。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
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コメント

御嶽山
噴火のニュースで驚いておりましたが、
grandemolaさん、昨日登られていたのですね、、、

降ってきた火山灰、お写真拝見しましたがすごかったのですね。
その火山灰は駐車地にまで及んでいたなんて。
噴火の規模の大きさがうかがえます。

とにかくご無事で何よりでした。
2014/9/28 22:45
slowlife さんへ。
こんにちは。コメントありがとうございます。
御嶽山は昔から一度は行ってみたいヤマの候補でして、正にモデルはslowlifeさんの昨年の紅葉レコであったのですよ。

このたびは私の単独行ではなく、勤め先の上役2名を引き連れての小屋泊であった事が結果として幸いしました。(CT通りならば山頂でランチ中であったと思います。)

火山灰ですがマジに性質が悪く、乾けばキメの細かい粉じん。濡れば練泥のネバっこい粘土。でして擦れば硝子も傷つくし、吸えばむせるし。始末におけません。

こういう時って、滅多には無いのでしょうけども結果として無事に帰ってこれた事こそに感謝しないといけませんねぇ。
2014/9/29 10:06
こんにちは
grandemolaさん 登られていたのですか。。
現場は想像以上の酷い様ですね

ご無事で何よりでした
2014/9/30 7:20
sachihana さんへ。
今回は、自身の核心(剱・長次郎)を終えた後の山行として、マッタリ・ノンビリで行こう。というのが幸いしました。

27日余りに身体が臭い(灰を被って硫黄臭い)ので、まずは上司のクルマ(噴火後2時間後)を洗車しましたが、既に塗装面がやられていてマダラ模様に。
そのまま日帰り温泉に入り、噴火の話題でもちきりでしたが、被災した人達の話を総合的に判断すると8合目5勺までが、その運命を分けたボーダーラインだったと思います。

山頂の惨状に比べれば私の方はごく軽い状況で済んだのが喜ばしい事なんですけども、そういう最悪な悲劇に見舞われた方々を思うと大腕振って喜べない。

あとは未だに山頂に残された人達の冥福を祈る事しか出来ません。

しかし、こういう規模の想定までして登山ってしなければならないのか???と言う疑問に対しては、山が真剣に好きで向き合える人なら、想定内に入れるべきだとここ最近は思うようになってきています。
2014/9/30 8:49
ご無事で良かったです
まさか知っている人が登っていたなんて・・・
本当にご無事で良かったです

日々被害が拡大し、捜索も難航
私の実家の近くにも被害にあわれた方がいらっしゃるようで・・・
本当に心が痛みます
2014/10/1 0:30
naoykさんへ。
こんにちは♪

確か、naonkさんとお会いした時は、水取りに行ってクマが狩ったでかいカモシカの死体でしたねぇ。あの時もショックでしたけども・・・(笑)

何かですねぇ。無事に帰宅して日を追うごとにどんどん酷くなっていく犠牲者の方々の報道を見ていると、とてもじゃないけど他人事に思えず、寄寓にも幸運に救われた自身の命の重さが段々重くなっていくのですわ。

登山届がうんぬん。とか報じているニュースもありますが、あの山自体、そんなに構えて行く処ではないし、何より信仰目的で登られている方も大勢居ると思うのですのねぇ。(事実・7合目でランチ中に目の前の12番神社をお参りしていく方も多かったのです。)

御嶽山と言うと、白装束で祈願と信仰を仰ぎに行く山と言うイメージは今でもあると思います。(深田氏の「日本百名山」を見れば良く分かります。)それだけ信徒さん達にも、地元の方々にとても愛されて止まない山なので、こういう事態になった事はとても残念ですし、悲しい限りです。

しかし、幾ら想定外とはいえ、税金で食って踏ん反り返っている気象庁というかそういう方面の専門家の情けなさには、つくづく呆れますわ。

想定が難しいとかほざくな!! 難しいっていうのは私にも子供にも言えるわ。

その想定外を想定するのが専門職っていう奴でしょう。

報道で、噴火してからレベル3に上げました。って・・・ああなれば、何時かは上げるのでしょうけども、全ての事象(現実)を学者の狭い見地の中の理屈に押しこもうとする心得を止めて、(以後同じような被害を出さない為にも)真摯に起こりうる全ての事象に目を向けてほしいです。
2014/10/1 11:20
プロフィール画像
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