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Yamareco

記録ID: 551510
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

美作市長福寺~真木山(まきさん)~愛宕山(あたごやま)紅葉散策

2014年11月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:08
距離
10.9km
登り
606m
下り
613m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:35
休憩
0:33
合計
4:08
8:14
8
スタート地点(長福寺)
8:22
8:30
17
千早の瀧
8:47
8:47
41
手洗池
9:28
9:28
25
十王堂跡(石仏)
9:53
10:07
73
11:20
11:31
24
11:55
11:55
27
下山口(県道414号合流)
12:22
ゴール地点(長福寺)
紅葉の真木山(まきさん)&愛宕山(あたごやま)周遊コース
歩行距離10.5km、歩行時間4時間、歩行数18,440歩
天候 霧のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
吉井川と吉野川(吉井川支流)沿いの国道374号線から、南から北上してきた場合は塩田郵便局で県道90号線に入り、左折して県道414号線を進みます。
国道374号線を北から南下してきた場合は、英田(あいだ)保健センターで県道414号線に入り、道なりに進みます。
県道414号線から長福寺に入る道はGS(エネオス)が目印となります。
登山口となる長福寺には車が約15台停められる駐車場があります。
コース状況/
危険箇所等
中国自然歩道など道がフラットになって非常に歩きやすいところがあるかと思えば、突然道があいまいになり、道が整備されておらず、ルートの判別が少し難しいところもあります。地図とコンパスやGPSナビなど、現在地と方向を確認できるツールが必要です。
真木山(まきさん)も愛宕山(あたごやま)もピークが非常に分かりにくいです。アプローチを誤ると、なかなかピークに辿り着けません。慎重なルートファインディングが必要となります。
00 出発点の長福寺です。
寺は現在の真木山麓ではなく山の上にあったようです。昭和26年にここ山麓に解体移築されました。
江戸時代後期に女人禁制も解かれ女性も登山できます。
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00 出発点の長福寺です。
寺は現在の真木山麓ではなく山の上にあったようです。昭和26年にここ山麓に解体移築されました。
江戸時代後期に女人禁制も解かれ女性も登山できます。
01 千早の瀧
長福寺から沢沿いに歩いていくと、約400m先に千早(ちはや)の瀧(滝)があります。落葉で足元がよくすべるので近づくのに注意が必要です。
瀧(滝)の前の太鼓橋の向こうは「立入禁止」となっていました。地図上には滝の左側を巻く道があるようでしたが、確認できず、滝が終点となります。
01 千早の瀧
長福寺から沢沿いに歩いていくと、約400m先に千早(ちはや)の瀧(滝)があります。落葉で足元がよくすべるので近づくのに注意が必要です。
瀧(滝)の前の太鼓橋の向こうは「立入禁止」となっていました。地図上には滝の左側を巻く道があるようでしたが、確認できず、滝が終点となります。
02 真木山と千早の瀧分岐点
地図上はどちらからも登れるように道がついていますが、実際には真木山と書いてあるコースしか登れないようです。
02 真木山と千早の瀧分岐点
地図上はどちらからも登れるように道がついていますが、実際には真木山と書いてあるコースしか登れないようです。
03 千早の瀧の上の手洗池より北東尾根のピーク390mを望みました。
上半分が陽光で輝き、手洗池に逆さに映っていました。
03 千早の瀧の上の手洗池より北東尾根のピーク390mを望みました。
上半分が陽光で輝き、手洗池に逆さに映っていました。
04 北に延びる道と真木山方面に向かう中国自然歩道の分岐点です。地図上でも確認できるポイントです。
04 北に延びる道と真木山方面に向かう中国自然歩道の分岐点です。地図上でも確認できるポイントです。
05 中国自然歩道に入ると、つづら折りの道がしばらく続き、標高250mに不動堂跡石仏が設置されていました。
真木山は中世の昔、山上仏教の栄えた所で多くの史跡が残っています。
05 中国自然歩道に入ると、つづら折りの道がしばらく続き、標高250mに不動堂跡石仏が設置されていました。
真木山は中世の昔、山上仏教の栄えた所で多くの史跡が残っています。
06 中国自然歩道の傾斜が緩やかになった標高330m辺りから、モミジロード(主にモミジの落葉で埋め尽くされた道)が続きました。
06 中国自然歩道の傾斜が緩やかになった標高330m辺りから、モミジロード(主にモミジの落葉で埋め尽くされた道)が続きました。
07 モミジロードを過ぎると、標高350m辺りにバンブー沢(倒木ならぬ倒竹がいっぱいの沢)が出てきました。
07 モミジロードを過ぎると、標高350m辺りにバンブー沢(倒木ならぬ倒竹がいっぱいの沢)が出てきました。
08 中国自然歩道と北に延びる道の分岐点に設置されていた十王堂跡石仏です。
落葉と紅葉とのコントラストが綺麗でした。
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08 中国自然歩道と北に延びる道の分岐点に設置されていた十王堂跡石仏です。
落葉と紅葉とのコントラストが綺麗でした。
09-1 十王堂跡石仏を少し北に向かうと、バンブー通り(竹や倒竹に囲まれた道)に入りました。
09-1 十王堂跡石仏を少し北に向かうと、バンブー通り(竹や倒竹に囲まれた道)に入りました。
09-2 バンブー通りを過ぎてすぐに沢の対岸に寺院跡石仏群がありました。元々長福寺などの寺院はこの辺りが中心だったかもしれません。
ここを過ぎた辺りから道が不明瞭になり、ぬかるみも増えました。
09-2 バンブー通りを過ぎてすぐに沢の対岸に寺院跡石仏群がありました。元々長福寺などの寺院はこの辺りが中心だったかもしれません。
ここを過ぎた辺りから道が不明瞭になり、ぬかるみも増えました。
10 真木山(まきさん)ピーク(標高428.8m)です。
アプローチが非常に分かりにくく、ピークまであと数十mまで近づいてから、ピークに到達するまで、10分ぐらいかかりました。
今まで見たピークの中でもっとも地味で密かに佇むピーク標でした。
10 真木山(まきさん)ピーク(標高428.8m)です。
アプローチが非常に分かりにくく、ピークまであと数十mまで近づいてから、ピークに到達するまで、10分ぐらいかかりました。
今まで見たピークの中でもっとも地味で密かに佇むピーク標でした。
11 真木山から南南西方面に向かうと再び、中国自然歩道と合流しました。
真木山のみの人はここから長福寺へ下山できますが、ここは愛宕山(あたごやま)に向けて直進しました。
11 真木山から南南西方面に向かうと再び、中国自然歩道と合流しました。
真木山のみの人はここから長福寺へ下山できますが、ここは愛宕山(あたごやま)に向けて直進しました。
12 愛宕山(あたごやま)に向かう道が途中から怪しくなり、例によって、道なき道をしばらく進んだあと、突然、送電線沿いの道(標高350m)に出てきました。
ここからは、原則、送電線に沿って、愛宕山に向かいます。
12 愛宕山(あたごやま)に向かう道が途中から怪しくなり、例によって、道なき道をしばらく進んだあと、突然、送電線沿いの道(標高350m)に出てきました。
ここからは、原則、送電線に沿って、愛宕山に向かいます。
13-1 愛宕山(あたごやま)ピーク(標高359m)です。
ピーク直前の道は林間部を適当に歩きました。
ここのピークも真木山(まきさん)に負けず劣らず、位置が特定しにくい地味なピークです。
中四国にある13座の愛宕山のうち、岡山県にある8座のひとつです。
13-1 愛宕山(あたごやま)ピーク(標高359m)です。
ピーク直前の道は林間部を適当に歩きました。
ここのピークも真木山(まきさん)に負けず劣らず、位置が特定しにくい地味なピークです。
中四国にある13座の愛宕山のうち、岡山県にある8座のひとつです。
13-2 愛宕山ピークにあった祠です。
何を祀ってあるのかはよく分かりませんでした。
手洗鉢の奉納は明治17年となっていました。
13-2 愛宕山ピークにあった祠です。
何を祀ってあるのかはよく分かりませんでした。
手洗鉢の奉納は明治17年となっていました。
14 愛宕山からの下りの途中(標高280m)にあった中国電力の鉄塔の下を潜り抜けました。
14 愛宕山からの下りの途中(標高280m)にあった中国電力の鉄塔の下を潜り抜けました。
15 愛宕山を下り切ったところ(登山口)です。
ここから先は車道を通り、吉野川沿いに歩いて、出発点の長福寺に戻ります。
15 愛宕山を下り切ったところ(登山口)です。
ここから先は車道を通り、吉野川沿いに歩いて、出発点の長福寺に戻ります。
16 吉野川にかかる赤坂橋から西方面(小ぼき)を望むと、なかなか紅葉が綺麗でした。
ゴール(長福寺)まで残り数百mです。
16 吉野川にかかる赤坂橋から西方面(小ぼき)を望むと、なかなか紅葉が綺麗でした。
ゴール(長福寺)まで残り数百mです。
17 下山後、河会(かわい)川沿いにある琴引の滝を見に行きました。紅葉の時季がおすすめです。
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17 下山後、河会(かわい)川沿いにある琴引の滝を見に行きました。紅葉の時季がおすすめです。
18 琴引の滝の側にある天石門別(あめのいわとわけ)神社の紅葉が見事でした。
18 琴引の滝の側にある天石門別(あめのいわとわけ)神社の紅葉が見事でした。
19 さらに、琴引の滝を北に進み、観音寺(通称もみじ寺)の紅葉を見に行きました。
ここの紅葉(もみじ)も文字通り見事でした。
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19 さらに、琴引の滝を北に進み、観音寺(通称もみじ寺)の紅葉を見に行きました。
ここの紅葉(もみじ)も文字通り見事でした。
20 観音寺を少し下った所にある文殊洞の入り口です。
ここの紅葉も綺麗でした。
洞の中は何か祀ってあり、入ると自動的に電気がつきます。
20 観音寺を少し下った所にある文殊洞の入り口です。
ここの紅葉も綺麗でした。
洞の中は何か祀ってあり、入ると自動的に電気がつきます。
21 下山後、“紅葉よりだんご”で立ち寄った八塔寺ガルテンのランチバイキング(1,080円)です。
“地産地消(地元でとれた新鮮な食材を地元で消費する)”を貫くこの地ならではのおいしい料理に舌鼓を打ちました。
2014年11月23日 13:47撮影 by  F-12D, FUJITSU
11/23 13:47
21 下山後、“紅葉よりだんご”で立ち寄った八塔寺ガルテンのランチバイキング(1,080円)です。
“地産地消(地元でとれた新鮮な食材を地元で消費する)”を貫くこの地ならではのおいしい料理に舌鼓を打ちました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス ファスナー付クリアーファイル 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)
備考 地図を手持ちで歩きましたが、不意に両手を使わざるを得ないところも多く、地図を入れたファイルを首にかけるようにするなど、即フリーハンドの状態にできるようにしなければならないと思いました。

感想

今回の出発点もゴール地点も歴史的由緒あるお寺の長福寺でした。
寺伝によれば、天平宝字元年(757年)に鑑真が孝謙天皇の勅命により開いたとのことです。三重塔は国の重要文化財に指定されており、岡山県下最古の木造建築です。しかし、この日はリフォーム工事のためか、塔全体が隠されて見えず、残念でした。

11月のこの山域は入山禁止の想定もしていました。アカマツがたくさんあるので、おそらく○○タケが採れるところなのかもしれません。そもそも入山禁止にするほど人が来るわけでもなく、この日も登山中に誰に会うこともありませんでした。
一部で立入禁止を示すロープが張られた箇所もいくつかありましたが、単純に危険個所等の意味合いが強いような気がしました。

地形図にある登山道は概ね存在はするのですが、突然、踏み跡すら分からなくなるような迷路となる箇所も一部あります。そんなときはGPSナビが非常に役に立ちました。特に真木山も愛宕山もピーク近くの道が不明瞭になります。地図とコンパスである程度の位置は確認できますが、地図上の道を逸れると、どこを歩いているのかさえも分からなくなります。そんなとき、GPSナビが文字通り、自分たちをナビゲートしてくれます。
ちなみに、GPSナビはアルカリ単3乾電池2本で4~5回分の山行で使用できます。日本アルプスなどのルートが整備され、ランドマークがはっきりとした山々では必要性がそんなにないかもしれませんが、マイナーなほとんど登山をする人がいない山域では必需品と言っても過言ではありません。

山行中も下山後も紅葉を楽しむことができました。特に琴引の滝や観音寺などは隠れた紅葉のスポットです。この日はちょうどモミジを中心に見頃を迎えていました。
紅葉を堪能した後は、八塔寺ガルテンにてランチバイキングをとりました。地元の旬の米や野菜などの食材を使った料理は素朴ながら、飽きが来ない味わい深いものです。

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