房総 大福山・梅ヶ瀬渓谷・養老渓谷・粟又の滝

2014年12月06日(土) [日帰り]

• GPS: 05:43
• 距離: 22.1km
• 登り: 846m
• 下り: 805m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:58
• 休憩: 0:45
• 合計: 5:43

8:30 上総大久保駅
9:25 9:25 梅ヶ瀬渓谷駐車場
9:29 9:33 大福山展望台
9:40 9:47 白鳥神社
10:16 10:24 日高邸跡
11:08 11:08 梅ヶ瀬渓谷入口駐車場
11:30 11:30 梅ヶ瀬渓谷・養老渓谷分岐
11:43 11:44 白鳥橋
11:49 11:49 観音橋
12:03 12:03 弘文洞跡
12:09 12:09 共栄橋
12:32 12:34 日枝神社
13:10 13:11 水月寺
13:19 13:20 滝めぐり遊歩道入口（小又沢側）
13:44 14:05 粟又の滝
14:13 粟又の滝バス停

○コース参考
・山と渓谷社　新・分県登山ガイド[改訂版]11　千葉県の山　「2　大福山・梅ヶ瀬渓谷」
・JTBパブリッシング　駅から山あるき　関東版　「49　大福山・梅ヶ瀬渓谷」

天候

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

町田→新宿　小田急　370
新宿→千葉→五井　JR総武線・内房線　972
五井→上総大久保　小湊鉄道　1,800(1日フリー乗車券)


起点：上総大久保駅
終点：粟又の滝バス停

粟又の滝→養老渓谷駅　小湊バス　390
養老渓谷→五井　小湊鉄道　(1日フリー乗車券)
五井→新宿　特急新宿さざなみ　970+1,450
新宿→町田　小田急　特急ホームウェイ　370+410

コース状況／危険箇所等

・道標は多くある。
・梅ヶ瀬渓谷は渡渉が多い。ただ、深さは足首くらいしかないので危険ではない。
・養老渓谷の中瀬遊歩道は、歩きやすい道で大半は舗装されている。
・粟又の滝の滝めぐり遊歩道は、大多喜町としては通行止めだが、実際は通っている人は多くいるようだ。
　レコとして公開する以上、通行禁止のところを通るわけにはいかないので、引き返した。
・紅葉シーズンだけに混雑している場所が多かった。
　人の多さ：粟又の滝＞養老渓谷＞梅ヶ瀬渓谷
　歩くことを目的とするなら、紅葉シーズンは避けた方がいいかもしれない。

写真

12/6 7:19

内房線の五井駅で、レトロな列車の小湊鉄道に乗り換える。

12/6 7:20

車内は手作り感たっぷりのイルミネーション。
このアットホームな感じが小湊鉄道の特徴。

12/6 7:27

小湊鉄道の車窓から。
煙突の向こうに富士山。

12/6 8:26

上総大久保駅で降りる。

12/6 8:30

上総大久保駅は簡素な駅舎の無人駅。

12/6 8:31

踏切を渡って線路を横断する。

12/6 8:32

向こうに上総大久保駅。
ほんとに小さな駅。

12/6 8:33

早速あった。
いい色。

12/6 8:35

長閑な景色を眺めながら歩く。
道標はないが、ここを左に入ると舗装路歩きをショートカットできる。

12/6 8:38

少しぬかるんだ道を15分ほど登る。

12/6 8:48

林道に合流する。

12/6 8:50

怒ってます。

12/6 8:59

しばらくは植林帯。

12/6 9:02

そのうちに紅葉が見られるようになる。

12/6 9:06

おお、これはすごい。

12/6 9:07

林道の紅葉。

12/6 9:09

これも見事。

12/6 9:09

長い舗装路歩きだが、これだけ紅葉があると楽しめる。

12/6 9:23

ここで養老渓谷駅からの道と合流。

12/6 9:25

梅ヶ瀬渓谷の駐車場はすでにいっぱい。

12/6 9:28

大福山の展望台に寄り道。

12/6 9:29

階段を1〜2分ほど登ると展望台。
あれ？木に囲まれて展望なし？と思ったら・・・

12/6 9:30

立派な展望台があった。

12/6 9:31

大福山展望台から、北側の眺め。

12/6 9:32

西の富士山側は、見えず。

12/6 9:33

南側。
房総の名山が連なっているはずだが、どれがどれだかわからない・・・

12/6 9:36

梅ヶ瀬渓谷へは、ここから下る。
が、その前に白鳥神社へ。

12/6 9:36

山茶花。

12/6 9:38

ここから白鳥神社へ。

12/6 9:40

白鳥神社。

12/6 9:42

かなり古そうな建物。

12/6 9:43

御神木の巨木。
大きすぎて全体が撮れない。

12/6 9:45

木の合間に富士山発見。

12/6 9:50

梅ヶ瀬渓谷の入口に戻ってきた。
ここには出店も出ている。

12/6 9:54

道はきれいに整備してあって歩きやすい。
最初は杉の植林帯。

12/6 10:02

少し下ると紅葉が素晴らしい。

12/6 10:04

燃えるような赤。

12/6 10:09

梅のマークが付いた梅ヶ瀬渓谷の道標。

12/6 10:13

沢沿いの道は落ち葉がたくさん。

12/6 10:14

水面の落ち葉。

12/6 10:16

日高邸跡に到着。

12/6 10:19

日高邸跡。
明治の頃、日高誠実が京都と奈良の境にある月ヶ瀬を理想としてここを「梅ヶ瀬」と名付け、多くの梅を植林しここを理想郷とすることを目指した。
今は何も残っていない、夢の跡。

12/6 10:20

水面の落ち葉。

12/6 10:25

水面を漂う銀杏の落ち葉。

12/6 10:31

岩壁には見事な紅葉。

12/6 10:36

道々でこういった地層が見られる。

12/6 10:41

岩壁に挟まれた渓谷の道を進む。

12/6 10:50

また地層。

12/6 10:55

こういう渡渉が数え切れないほど多くある。
水は足首程度の深さしかない。

12/6 11:04

粘土っぽい土の層と岩の層が交互になっている。
これが何を意味するのか、地質の知識があれば分かるのだろうけど・・・

12/6 11:08

広い駐車場に出てきた。
ここが梅ヶ瀬渓谷の最寄の駐車場。

12/6 11:12

そして車道に出る。
ここが梅ヶ瀬渓谷への入口。

12/6 11:15

周辺の駐車場はことごとく満車。
さっきの最寄の駐車場が一番空いていたが・・・

12/6 11:30

梅ヶ瀬渓谷と養老渓谷の分岐点。
こんどは養老渓谷へ。

12/6 11:37

見事な槍。

12/6 11:38

杉の舗装路を行く。

12/6 11:44

白鳥橋を渡る。
けっこう揺れる。

12/6 11:47

賑やかな通りに出る。
ここは養老温泉街。

12/6 11:48

養老川に架かる観音橋。
観音橋を渡ると出世観音があるのだが、3年前に行ったことがあるので今回はパス。

12/6 11:49

3年前に来たときは1月で、誰もいなかったのだが・・・
紅葉シーズンに来ると出店まで出ている。

12/6 11:50

養老館の前に養老渓谷の中瀬遊歩道の入口がある。

12/6 11:52

すぐに飛石で川を渡る。

12/6 11:53

養老川の川面の紅葉。

12/6 11:56

これも見事な赤。

12/6 11:58

2度目の渡渉。
人が多くで行列状態。
ここまでは舗装されているが、ここを渡ると未舗装になる。

12/6 11:59

渡渉の途中、飛石の上から。

12/6 12:03

弘文洞跡。
昔は上部が繋がっていて、道も通っていたそうだが、昭和54年に崩落して今の姿になった。

12/6 12:03

少なめではあるが所々で紅葉。

12/6 12:04

3度目の渡渉。
ここを渡ると、再び舗装路になる。

12/6 12:07

共栄橋が見えてきた。

12/6 12:07

ここも水面に紅葉が写る。

12/6 12:09

共栄橋から。

12/6 12:10

共栄橋を渡って、共栄トンネルを通り抜ける。
車に注意。

12/6 12:12

この先もまだ長い道のりだし、焼き芋を食べながら。

12/6 12:13

ここで左手に向かうと先ほどの観音橋に戻れる。
養老温泉に入って帰るというのも良さそうだが・・・
でもやっぱり右手に向かって粟又の滝を目指す。

12/6 12:31

途中にあった日枝神社に寄り道。
巨木がある。

12/6 12:32

日枝神社。
きれいに手入れしてある。

12/6 12:34

日枝神社の椎の木。
なんと樹齢は千年だとか。
千年もの間、ここで町並みの移り変わりを眺めてきたのか・・・

12/6 12:35

椎の木が見てきた長閑な景色。

12/6 12:40

道が通行止めになっている。
「歩行者もダメですか？」と聞いたら「あっちの新しい道に行ってください」と。
確かに、すぐ隣に新しい道ができていた。

12/6 12:45

道沿いにある養老渓谷観光センターから、いい香りが漂ってきたので、またまた買い食い。
焼き餅。

12/6 12:55

ここは「面白」という面白い地名。

12/6 13:10

水月寺に到着。

12/6 13:11

水月寺。
きれいなお寺。

12/6 13:13

滝めぐり遊歩道へ。
事前に調べたところでは、通行止めらしいのだが・・・ここには何も書かれていないので、行ってみよう。

12/6 13:19

しばらく坂道を下って、入口に書いてあった。
やっぱりダメか・・・また登り返さなければ・・・

12/6 13:37

車道に戻ってしばらく進むと、粟又の滝展望台があった。
小さく粟又の滝が見える。

12/6 13:39

ずいぶんと混雑している場所に出てくると、ここが粟又の滝への入口。
舗装された急坂を一気に下って、粟又の滝へ。

12/6 13:56

粟又の滝。

12/6 13:58

粟又の滝。

12/6 14:03

粟又の滝。
滝つぼ近くまで行ける。
でも足元の岩は滑りやすいので注意。

12/6 14:05

粟又の滝はこの混雑ぶり。
のんびり歩くなら紅葉シーズンは外した方が良さそう。

12/6 14:11

滝の入口そばにある滝見苑。
ここに温泉があるので入っていこうと思ったら・・・日帰りは14時まで。現在時間14時10分。
一足遅かった・・・

12/6 14:13

養老渓谷行きのバスは30分後。
バスの時間をチェックして・・・

12/6 14:20

近くの店で食事。
養老牛丼。

12/6 14:32

バスもけっこう混雑している。
これは上総中野駅行きのバス。
この次の養老渓谷駅行きのバスに乗る。

12/6 15:13

養老渓谷駅。
やっぱり大混雑。

12/6 15:14

乗ってきたバス。

12/6 15:20

駅ネコのなおきくん、かな。
お勤め中。ホームの列車をじっと見ている。

12/6 15:20

同じくねねちゃん。
何を狙っているのか、全然こっちを向いてくれない。

12/6 15:20

ケロちゃんコロちゃん。

12/6 15:22

さて、列車に乗りこんだら、あとは爆睡・・・

12/6 16:42

夕暮れ時の五井駅。

12/6 16:44

この日は月がきれいだった。

12/6 16:44

五井駅。

12/6 17:00

五井駅。
JR側のホームから、小湊鉄道。
1両目は車内にイルミネーションが点いている。

12/6 17:17

電車のおやつは養老渓谷駅で買った、市原梨サイダー。
が、栓抜きがないと開けられなかった・・・

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

感想

WashiTabi

房総は毎年1月から3月頃に一足早い春を目当てに歩いていて、今年も3月に烏場山を歩いた。
さらに今年は真夏の8月にも勝浦を歩いた。

そして今回は今年3度目の房総。
関東で一番遅いと言われる房総の紅葉を目当てに、梅ヶ瀬渓谷へ。
ただ、梅ヶ瀬渓谷だけだと短いので、近くにある養老渓谷も組み合わせる。
最後まで迷っていたが、養老渓谷からさらに1時間超の長い舗装路歩きを加えて、粟又の滝も組み合わせた。

で、感想。
梅ヶ瀬渓谷は、地層むき出しの岩壁の合間を穏かに流れる浅い川を、何度も飛石に渡りながら進む道。
崖上の紅葉が素晴らしく、地面に降り積もった落葉と緩やかな川の流れがいい感じ。
意外だったのは駅から梅ヶ瀬渓谷に至る長い舗装路でも、紅葉が見られたこと。

次いで、養老渓谷。
ここは3年前の1月に歩いているが、紅葉の時期も見ておこうと思い行ってみた。
が、ここは凄い人出。
3年前の1月には誰もいなかったのだが、出店が出るほどの賑わいで、ちょっとびっくり。
紅葉は思っていたよりも少なかったが、ここは山の紅葉が川幅が広い養老川の穏かな流れに写り込むのがいい感じ。
特に共栄橋のあたりが紅葉も多く素晴らしい。

最後は粟又の滝。
粟又の滝は緩やかな傾斜で広〜い川幅を持つ大きな滝。
でも、かなりの混雑で、あまりじっくり見られなかった・・・
ここはまた改めて、紅葉の時期を避けて、滝めぐり遊歩道が復旧した頃に来たいと思う。

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/t5iVGjpf3yETMV9x9